七十二侯中第三十八侯「寒蝉鳴(ひぐらしなく)」は8月13日から8月17日までにあたります。
「寒蝉鳴(ひぐらしなく)」という字をデザインして書いてみました。
ヒグラシが鳴く声は確かに「夏の終わり」や、「秋の訪れ」を知らせてくれているようなもの悲しさを含んでいるような気がします。
私の住んでいるところの近くにはヒグラシはいないのでしょうか。家の近くでは聞いた覚えがありません。その代わりにというか、ツクツクボウシが鳴いています。この辺ではツクツクボウシが夏の終わりを告げているといってよいと思います。
夏の暑い盛りには何といってもクマゼミがけたたましい声を響かせていました。私が子どもの頃にもクマゼミはいましたが、今ほど多くなかったように思います。セミ取りで捕まえるセミはニイニイゼミややアブラゼミが多かったです。最近は鳴き声を聞くのも、寿命を終えて地面に落ちているのもクマゼミが圧倒的に多いです。こういった、セミの分布や個体数なんかも年月に連れて変化するものなのですね。