ずーみんのはがき絵七十二候

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第38侯 寒蝉鳴

2022-08-13 23:08:40 | デザイン書芸

 七十二侯中第三十八侯「寒蝉鳴(ひぐらしなく)」は8月13日から8月17日までにあたります。

 

 

 

 「寒蝉鳴(ひぐらしなく)」という字をデザインして書いてみました。

 ヒグラシが鳴く声は確かに「夏の終わり」や、「秋の訪れ」を知らせてくれているようなもの悲しさを含んでいるような気がします。

 私の住んでいるところの近くにはヒグラシはいないのでしょうか。家の近くでは聞いた覚えがありません。その代わりにというか、ツクツクボウシが鳴いています。この辺ではツクツクボウシが夏の終わりを告げているといってよいと思います。

夏の暑い盛りには何といってもクマゼミがけたたましい声を響かせていました。私が子どもの頃にもクマゼミはいましたが、今ほど多くなかったように思います。セミ取りで捕まえるセミはニイニイゼミややアブラゼミが多かったです。最近は鳴き声を聞くのも、寿命を終えて地面に落ちているのもクマゼミが圧倒的に多いです。こういった、セミの分布や個体数なんかも年月に連れて変化するものなのですね。


枝豆

2022-08-11 00:03:57 | 日記

 ここ数日連続して、スーパーで枝豆を買って食べています。ようやくお安くなってきました。中身もしっかり詰まっていておいしいです。

 

 

 「ビールに枝豆」といえば夏の風物詩、のように思われがちですが、俳句の世界では枝豆は秋の季語になります。まだまだ暑いですが、暦の上では秋ですよという、ちょうど今ぐらいの時候に、旬を迎えておいしくなります。

 このように、いかにも夏らしい風情のものも、調べてみれば秋の季語、というものは他にもあって、「朝顔」や、「西瓜」などもそうです。秋の季語なのです。

 

 

 「枝豆」を詠んだ俳句を一句紹介します。武雅さんというのはお笑い芸人のドランクドラゴンの塚地さんの俳号です。枝豆をつまみにビールを飲んで気が大きくなり、大言壮語している様子が、いささかユーモアを交えて描かれています。句の中に「ビール」を入れてしまうと、「ビール」は夏の季語でありますのでよくありません。その点この句はよくできていると言えます。


第37侯 涼風至

2022-08-06 22:24:23 | デザイン書芸

 七十二侯中第三十七侯「涼風至(すずかぜいたる)」は8月7日から8月12日にあたります。

 二十四節気では「立秋」です。なんだかますます暑さに向かっているような気もしますが、暦の上では秋を迎えたことになります。どこかに秋の気配は感じられるのでしょうか。

 

 

 「涼風至(すずかぜいたる)」という字をデザインして書いてみました。

 クマゼミは今を盛りと鳴き騒いでいますし、水道の蛇口からは相変わらずお湯が出ます。涼風は私のところを避けて通っているようです。暦の上ではもう「暑中」ではなくなったので、これより後は「暑中見舞い」ではなく「残暑見舞い」と変わるそうです。


泣き面に蜂

2022-08-04 14:42:52 | 日記

 飛んでいるスズメバチを描きました。

 

 

 ハングルで「泣いている顔をハチが刺す(雪上加霜)」と書き添えてあります。

 悪いことが起こった後に、さらに悪いことが重なることを例えて「泣き面に蜂」と言いますが、お隣の韓国には同じ言い回しはなく、「雪上加霜(雪の上に霜を加える)」と言うようです。

 日本と韓国でことわざや慣用句を比べてみますと、全く同じことわざもあり、よく似た言い回しのこともあり、微妙に違うこともあり、全く違うものもあります。とても面白いなと思います。