地面が雪に覆われていても、その下では麦が芽を出す準備をしているという時候です。七十二侯中第六十六侯「雪下出麦(ゆきくだりてむぎのびる)」は12月31日から1月4日に当たります。いよいよ年をまたぎました。2022年の幕開けです。
「雪下出麦」という字をデザインして書いてみました。
雪深い地、寒さの厳しい土地では、一面の銀世界が当たり前のこの時期ですが、寒さに強い麦は雪の下でも芽を出しているものだそうです。米どころとして有名なところでも麦の畑はあるもので、水田の合間に麦が青々と育っている光景はよく目にします。製粉してパンになるもの、麺になるもの、またビールになるもの、ウィスキーになるもの、麦茶になるもの・・・麦は世界中で食料となっています。麦焼酎もありますね。てんぷらの衣も小麦粉です。
私が住んでいる地域ではたこ焼きやお好み焼き、焼きそばなどの「粉もん」文化が発達しています。我が家にも「タコ焼き機」が2台もあります。寒い冬は苦手ですが、麦のたくましさにあやかって、元気に過ごしたいものですね。