ずーみんのはがき絵七十二候

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キンモクセイ

2021-10-31 06:09:43 | 日記

 道を歩いていて、キンモクセイの芳香にふと足を止める季節となりました。かなり遠くまで香りが届くことから、「九里香」という別名があるそうです。キンモクセイより香りが弱いギンモクセイは「七里香」と呼ばれることもあるようです。

 

 

 思い切って「萬里香」と書き添えてみました。「白髪三千丈」式の大げさな言い方です。

 ハングルの方は「香りをたどってゆけばキンモクセイ」というような感じの意味です。キンモクセイの香りにふと足を止めて、あたりを見回してもキンモクセイの木が近くに見当たらないことがあります。それだけ遠くから香りが届いているのでしょうね。

 キンモクセイの花冠を白ワインに漬け込んだ「桂花陳酒」というお酒があります。よい香りのするお酒です。たまにいただくことがあります。

 キンモクセイは大変よい香りがしますので、芳香剤に盛んに使われたことがあります。今も「キンモクセイの香り」と書かれた芳香剤が売られていますが、一時期は芳香剤のかなり多くの部分をキンモクセイが占めていたことがあります。そのことから一部年代の人たちにとって、キンモクセイの香りをかぐとトイレを連想することもあるようです。


ハロウィン

2021-10-29 23:56:11 | 日記

 10月31日(日)はハロウィンでもあります。

 どんないわれのあるお祭りなのか、ほとんど知らないのですが、お店にはハロウィンをイメージした商品が並んでいます。

 

 

 

 

 大きなカボチャの絵を描きました。「お菓子をくれなきゃいたずらするぞ」と言いながら、仮装した子どもたちが家々を回るというこの行事は、アメリカ合衆国から伝わったそうです。この行事の起源はかなり古く、アメリカ発祥ではないと聞きました。アメリカではその宗教的な意味合いは薄れ、楽しい行事となっているようです。

 伝来元のアメリカでさえそうなのですから、日本では宗教色は全くと言ってよいほどなく、楽しい仮装イベントとなっています。

 

 

 

 

 かぼちゃにはこの絵のような彫刻を施し、ランタンにするようです。

 

 

 

 

 仮装によく使われる魔女の帽子を描きました。

 

 

 

 

 

 

 コウモリもよく登場します。この絵のようなリアルな描かれ方ではなく、もっとかわいく描かれます。

 今年のハロウィンは投票日と重なっているんだなあ・・・というぐらいにしか考えていませんでしたが、ハロウィン関連のはがき絵をいろいろ描いてみました。


第53侯 霎時施

2021-10-28 04:26:22 | デザイン書芸

 七十二侯中第五十三侯「霎時施(こさめときどきふる)」という字をデザインして書きました。「こさめ」と読む「霎」という字は「雨かんむりに妾」という字です。この度初めて目にしました。「施」という字に「降る」という意味があることも初めて知りました。

 

 

 デザイン書芸の面白いところは、「にじみ」や「かすれ」、「墨はね」などを思ったように書けるところだと思っています。太いところを墨だまりのようににじませたり、「消しゴム」を使って線を削って細くしたりもできます。

 「霎時施」は10月28日から11月1日までに当たります。ここでいう「霎(こさめ)」とは、しとしと降り続く秋の長雨のことではなく、パラパラとしずくを散らして降り、比較て短時間でやむような雨だそうです。いわゆる「時雨(しぐれ)」というやつでしょうか。冷たい小雨が物寂しさを感じさせる、そんな時候です。

 

 

 

 


コスモス

2021-10-24 09:49:36 | 日記

 急に寒くなりました。夏からすぐに冬になる感じです。秋という季節はなくなってしまうのでしょうか?

 

 

 

 

 コスモスの花を描きました。

 ハングルで書き添えてあるのは、「明日嫁ぐ私に母が『苦労は時間が笑い話に変えてくれるから心配するな』と言って笑った。薄紅色のコスモスが揺れていた。」という言葉です。「秋桜(コスモス)」という歌の歌詞の一部をハングルに訳そうと試みました。

 

 

 

 

 「こんな暖かい天気の温和な日は・・・」とハングルで書きました。「小春日和」を辞書で引くと、暖かい天気を意味する「따뜻한 날씨」と出ていました。もっとしっくりくる訳が見つかるかと期待していたので少し残念です。「秋桜(コスモス)」という歌の歌詞の一部をハングルに訳そうと試みましたが、むずかしいものですね。

 

 

 

 

 

 「薄紅色のコスモスが揺れている秋の日に・・・」とハングルで書きました。「秋桜(コスモス)」という歌の歌詞の一部をハングルに訳そうと試みたものです。

 


第52侯 霜始降

2021-10-23 20:10:53 | デザイン書芸

 七十二侯中第五十二侯「霜始降(しもはじめてふる)」という字をデザインして書きました。「霜始降」は10月23日から10月27日に当たります。

 

 

 地表近くが0度以下にならないと霜として認識されませんから、霜が降りるということはかなりの冷え込みを感じるということになります。

 植物にとっても霜は大敵です。タンポポやナズナなど、ロゼットを広げて地面に張り付くような姿になっていきます。これも冬越しの知恵なのだと思います。