ずーみんのはがき絵七十二候

オオイヌノフグリ

 小さくて可憐な花、オオイヌノフグリというちょっとかわいそうなネーミングです。小さい小さい花ですが、ある意味これも春を代表する花と言えるかもしれません。

 韓国語でも「オオイヌノフグリ」という意味の名前を持っているようです。おそらくは日本名の翻訳なのでしょう。韓国名「큰개불알풀(クンケブルアルプル)」の「큰(クン)」は「大きい」、「개(ケ)」は「犬」、「개불알(ケブルアル)」で「犬の陰嚢」、そして最後の「풀(プル)」は「草」の意味です。

 

 

 「オオイヌノフグリ」という草があるということは「イヌノフグリ」という草もあるということです。オオイヌノフグリよりもさらに小さく、さらに可憐な花です。オオイヌノフグリがヨーロッパからの外来種であるのに対し、イヌノフグリは日本在来種です。イヌノフグリはオオイヌノフグリに繁殖干渉を受け、今では絶滅の危機だと言われています。オオイヌノフグリはそこらじゅういたるところで見られますが、実は私はイヌノフグリを生で見たことがありません。近縁種どうしは環境に対する好みのようなものが似ているので、同じ場所では共存しづらいということなのでしょう。最も強い種に統一(?)されてしまうことが多いようです。そういえば以前、ハーブの寄せ植えの鉢を買ってきたのに、いつの間にか全部ミントになってしまったことがありましたっけ。

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