糸へん暮らし

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オリーブの島 小豆島

2019-08-21 13:11:19 | 日記
ペネロペイアはオデュッセウスを試そうと、老女に言いました。
「婆やよ、寝室の外に寝台を用意しておくれ。そこに羊の皮、毛布、洗った敷布をかけておくれ」
そのことを聞くと、オデュッセウスは
「奥よ、なんとも奇妙なことを言う。神々でも寝台の場所を移すことはできまい。その寝台は、オリーブを生えたまま使って、わしが作ったものだ。その周りに石を積み上げて、寝室とした。奥よ、神か誰かがこのオリーブの根元を切って他に移したとでもいうのか!」
(1話5分で読めるギリシャ神話 http://greek-myth.info/ より)

ギリシャの英雄(というか、結構食えないオヤジ)オデュッセウスが20年ぶりに故郷へ帰ってきたときのこと。妻のペネロペイアは本当に夫かどうか確かめようと、二人にしかわからない謎かけをします。

オリーブって、ベッドが作れるくらい大きくなるんだ…そこらへんの植木鉢に植えられた、ヒョロヒョロのオリーブしか見たことのなかった私は、「オデュッセイア」のクライマックスの、このくだりを読んで、不思議に思ったものでした。

小豆島で、オリーブの大木を見るまでは。



かなり前からオリーブ栽培は始まっていたらしく、昭和天皇お手植えのオリーブもありました。


青く美しい瀬戸内海とオリーブ、ここはどこ?といった感じ。




道の駅でのお土産は、もちろんオリーブ三昧。化粧品からお菓子まで、たくさんそろっていました。


小豆島って、島の割に高い山もあり、島しょ部最大の悩みである水も、それなりにあるのかなと思いました。だとしたら、かなり住みやすそうです。
もちろん旅行者としてくるのと、住むのとは全然違いますが。

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