糸へん暮らし

ハンドメイドや読書、週末ドライブなどいろいろ

野分のまたの日の、次の日

2018-09-06 09:43:53 | 日記
のわきのまたの日こそ、いみじうあはれにをかしけれ

「枕草子」の、有名なフレーズですね。
あんな、スッカスカの寝殿造で、どうやって台風をやり過ごしていたのでしょう?
看板が落ちてきたり、信号機が故障したりは、しないでしょうけど。

昨日は、信号機の故障で警察官が交通整理をしていたり、見慣れた自動販売機が撤去されていたり、
とんでもない所にビニール袋が引っかかっていたり、スーパーのひさしが壊れていたり、凄まじい光景をいろいろと見ましたが、人工物が見苦しく壊れていても「大変だ」と思いこそすれ、「あはれにをかし」とは思えません。
でも非現実的な光景に、思わず見とれてしまいました。

でも、6月の地震に比べたら、台風の場合、「サッとやってきて、さっと立ち去る」、どこか「爽快感」とでもいうべきものがあるように思います。もちろん、被害が大きかったらそんなこと言えないでしょうけど。
地震の場合は、「去っていく」という実感が無いので、しばらくの間は余震におびえる生活をしなくてはならない。天気予報で渦が確認できるわけでもない。

今回の地震で、かなりの大木が倒れたり、していました。でも、これに懲りて、「木を切る」方向には行ってほしくありません。不安定な看板の撤去は、ぜひともしてほしいですが。