お題「好きなミステリー小説は？」

W.アイリッシュの「幻の女」。全編を流れる哀切な調子がたまりません。

証人を得たと思ったのに、アリバイが成立したと思ったのに…。ひとつ、またひとつと
手に入れたものが、儚く壊れていく…。
本格ミステリとしては、穴だらけだと思いますが、
もともと、アリバイよりも雰囲気を楽しむタイプなので。
古典であるホームズシリーズも、大好きです。

「水かき」クリンチャー

１０月２２日。超不良馬場で、菊花賞驚きの開催。
ここんとこ雨続きで、出かけることもできず、複勝で１００円、かけてみようかなと思い立ちました。
「水かきのある馬、どれかな」
遠い昔、まだ女子が競馬場に行き始めたばかりで「おやじギャル」と揶揄されていた時、
重馬場につよい馬の見分け方を、誰かに教わりました。
できるだけ、蹄のスリムな馬の方がいい。お椀を伏せたような蹄の馬は、
ぬかるみに足をとられる、とのことでした。
そういう重馬場に強い馬のことを「水かきがある」というらしいです。
でも、テレビでパドックを見てみても、観客の傘が邪魔で、馬の足元まで見えません。
かろうじて、５番の前の馬の蹄がスリムだったような…ということは４番か。
４番、クリンチャー。どことなく貧相な馬で、大した戦績もなく１０番人気。うーん…。
でも、重馬場の上にダービー馬の参戦のない菊花賞、おそらく荒れる。

というわけで、４番買いました。

終盤、首位に立ちました！大外から猛烈に追い込んだキセキに刺されるまでは。
でも複勝二着！７７０円！
ささやかな金額ですが、給料前に嬉しいプレゼントでした。
もし有馬に出たら、また買ってあげるね。重馬場だといいね。