恒例の野草観察会で国営武蔵森林公園へ。
子供達と訪れて以来、さて何年ぶりになるでしょう。
何時もの如く、南口手前のBSで下りるなり、その道端から観察会の始まりです。
慌てて筆記用具を取り出して説明場所に首を突っ込むと、出ましたイネ科スズメノチャヒキ、畑地に多く、アレチノチャヒキやウマノチャヒキは少し湿った処に多いのだとか。・・・?こんな感じ。
次はツボミオオバコ、オオバコとは葉柄部で明らかに違います。
オオバコと言えば子供の頃のらせん状に納められた維管束を利用した茎の引っ張りっこを思い出します。
地べたにはミチヤナギ、脇にはカモガヤやオヤブジラミ。小っちゃいキツネアザミもいました。
アカバナユウゲショウとアメリカフウロが並んでます。
イボタノキにアオスジアゲハがやって来ています。これでは中々進みません。
そして南口に到着。園内も変わった処は目指しません。
刈り込まれた芝生辺りにはハハコグサ、チチコグサ、ウラジロチチコグサ、チチコグサモドキが並んで生えています。絶好の野外教室です。
オオチドメグサが広がっています
ウグイスカグラの赤い実が可愛い。一粒だけつまみ食い、美味い(ゴメンナサイ)。
シオデの若い実がのぞいてます。
ジュズスゲ、ナルコスゲ、ヒゴクサと馴染め切れないカヤツリグサ科が続きます。
ナツトウダイ、オオナルコユリ、ムラサキサギゴケ、タツナミソウ、ニガナ並べてみました。
そして、今日のメーンイベンター、シライトソウの登場です。
群生しています。
この状況、野草ファンにとって嬉しいのやら、悲しいのやら、ふくざつです。
隣に、ミヤコワスレも植栽されていました。
いわゆるヨメナ、野菊なのだが、楚々と咲く万葉からの花のイメージが飛んでしまいそう。
コアジサイが咲き出しました。良い感じです。
あざみ窪の方に出るとノアザミが旬、そして盛んにハナムグリが蜜を採取中、
潜り込んだお尻が何とも可愛い。
ヤブジラミもいて先ほどのオヤブジラミと並べることが出来てうれしい。
おや、ユキニシタも花をつけています。サンカクイの芽だしが面白い。
もう3時近く、店じまいの時間、南口BSに向かったのでした。(5/23)