おでかけZIOさん

さ迷い人でも言いましょうか、さしたる当てもなく、場所を時間を彷徨っております。

旅先で その後5 狭山池・池上曽根遺跡

2014-05-17 22:15:16 | 古代史

今回の旅でもう一か所訪ねたい場所が最後の最後になってしまいました。
そこが大阪狭山市の狭山池です。
「古事記」に記され行基が補修した池が現代に残っている、それが狭山池だから。
やはり、来て見るべきでした。実際の景観は思ったより大きく壮大でした。
そして、更に感動させられたのが、府立狭山池博物館の雄大さです。
この無料の施設、古代から現代までの築堤技術の展示場のようです。
百舌鳥の巨大古墳を築造した古代の土木技術者が灌漑工事に力を発揮し、川を堰き止め、謂わばダムを作ってしまったのだから。
さらに、その補修に行基が、重源が、片桐且元が、幾多の時代時代の人々がかかわって今日あるということ、なんと感動的である事か。千年以上経た高野槇の樋に思わず頬ずりしたくなる。
そんなこんな感動の半日でありました。
20140515_002a 20140515_008b 20140515_019c 20140515_032d
そうそう、博物館そのものもユニークな建物、聞けば安藤忠雄氏設計とか、頷けました。
帰り際に池上曽根遺跡にも寄って見ることにしました。
弥生時代の大きな環濠集落跡、中央の大型の建物、実際どうだったのでしょう。
併設されている弥生博物館もなかなか。くり抜き井戸に使われたクスノキは圧巻でした。
企画展の「縄文!岩手1000年のたび」もおもしろいものでした。(05/15)
20140515_042f 20140515_065e20140515_061g_2

 


旅先で その後4 當麻寺練供養

2014-05-17 18:26:34 | 古寺巡礼

今日は夕方より當麻寺に於いて練供養が行われるという。
是非見てみたいと思っていた一つ、方針は決定!です。
気なるのは空模様、法要が終了するまで雨よ降るなと願うしかありません。
さて、それまでの時間、どうするか。
それは二上山登山しかないでしょう。
ただ、友が言うには、それでも時間に余裕が有り過ぎる。
そこで東大寺法華堂不空羂索観音さんにご挨拶してから向かう事にする。
やはり不空羂索さんはこのお堂がよく似合う。
(ミュージアムに引き出されると、白日のもとに晒されているようで如何にも可哀想。)
それを取り囲む8体の像が醸し出す曼荼羅は清浄の世界に誘ってくれる。
(後ろ戸に執金剛神が座ます事も背後に感じるのです)
どっぷり浸り過ぎた感も無きにしも非ずですが二上山登山口に向かいます。
(途中、大和郡山城に若干立ち寄るのですが、先を急ぎます)
山口神社の境内に車を止めて歩き出します。
新緑の中ツツジが綺麗です。30分ほどで雌岳に到着、皆お昼にしています。それにならって我々もランチにする事に。
ランチ後、雄岳から大津皇子のお墓にお参りして、時間も程よいころ合い、当麻寺むかうことにしました。
20140514_038a 20140514_044b 20140514_050c
そして、當麻寺練供養、歌舞伎でいう花道のような浄土と娑婆をつなぐ架け橋に張り付いて撮影会始まりです。説明文は不要、写真をべた貼りして終える事とします。(05/14)
20140514_080d 20140514_084e 20140514_088f 20140514_111g 20140514_115h 20140514_128i20140514_154j 20140514_158k 20140514_164l 20140514_171m 20140514_182n 20140514_188o 20140514_196p20140514_212q 20140514_227r 20140514_240s 20140514_252t 20140514_256u

 


旅先で その後3 建仁寺

2014-05-17 16:02:00 | 古寺巡礼

思いがけず、建仁寺栄西禅師八百年大遠諱の法要に立ち会う機会に恵まれまして、おずおずと出かけてきました。
普段、広い境内を突っ切る事があっても、本坊内に立ち入ることができ無い処、この機会にと探検気分です。
10時の受け付けで本坊入口より入り大書院に通されお茶の接待を受けます。
そして、11時の法要開始まで本坊・庭園を自由に拝観、写真もOKとの事、一通り見て回りました。さすが、禅寺の庭、一部の隙もなく整えられていて、陽光の中、光輝いていました。その片隅に安国寺恵瓊の首塚がひっそり、この佇まいもまた禅の境地なのでしょうか。
11時より法堂で法要が始まり式次第にのっとり12時過ぎに終えたのでした。
終了の告知の後は、お約束!散華拾いに走り、幾枚かゲット。
小泉淳作氏の天井画双竜図をカメラに納め、意気揚々と引き上げ、お弁当を戴いて、退出したのでありました。(05/13)

20140512_002a 20140512_013b20140512_035d 20140512_042e 20140512_043c


旅先で その後2 湖東三山

2014-05-17 14:33:01 | 古寺巡礼

旅先から・・・、逐次報告の形を取ろうとしたが、それは無理。
不精なZIOめには、それは出来ません。可能な事を知っただけで良しとします。
続きは帰宅してから。
翌日、今回の旅の主題、湖東三山巡りをしてきました。
名神高速の秦荘PA湖東三山スマートインターチェンジに生まれ変わった記念にとの事、何はともあれ秘仏本尊ご開帳に立ち会えるのだから、駆けつけてしまいました。
まず、金剛輪寺へ。
行基さん開基と言われる古刹、その本尊秘仏が行基作と伝えられている聖観音菩薩像
鑿の彫跡が残る素朴な御姿でした。仏像が金銅仏から神性を帯びた木彫へと移行していく歩みの途中のように思えて新鮮でした。周りを重文の平安仏に守護されて、しっかりと立っていました。
境内も国宝の本堂重文の三重塔庭園と見どころ一杯、堪能しました。願わくば秋に再訪したいものです。
P1130373b P1130380a
次は西明寺へ。
国宝の本堂と三重塔が迎えてくれます。
言葉達者な寺男さんが、いろいろとガイドしてくれますが、やや腰が落ち着けません。本尊の薬師如来立像は古式の笑みを湛えるが、平安・鎌倉仏とか。
ここも紅葉の名所、でもその混雑度を思うと、やや足が遠のく。
P1130389d P1130391e
そして、百済寺と向かう途中、古墳発見!
地名自体が秦荘だから当然秦氏に因んだ渡来系の人々の痕跡があって不思議がない。
6,7世紀の終末期の古墳群を目にして、この土地柄に思いを馳せてしまった。
P1130406f
古墳を見ての百済寺は如何にもらしいお寺。聖徳太子が高麗僧恵慈の為創建と伝わる古刹、琵琶湖は半島に繫がる若狭への通路、如何にもの土地柄なのです。
本尊の十一面観世音菩薩は霊木の杉の立木観音とか。天台仏教の浸透を感じてしまいます。(05/12)
P1130417g


旅先で その1

2014-05-14 06:44:00 | まち歩き

我が身と同時に、パソコンもリニューアル。
だから旅先でこのblogを作成、ZIOめには大胆な試みです。
さて、どうなるかはご覧の如し、ご笑覧あれです。
その旅先とは?奈良の友人宅、そこを根城にあっちこっち歩き回ってるその報告等を書き連ねてみます。
その一日目は、お上りさんよろしく、アベノハルカス見物。
地元スカイツリーも登ってないのに旅の恥は何とやら、列に並んで上って参りました。
当日は、やや霞んでいましたが三六〇度の展望は、大いに楽しめました。
大阪城があんなにも小さかったっけとか思ったりして・・・。_1130253_600x800 _1130265_800x600

堺市役所と大仙陵も望め、難波の津と二上山を俯瞰でき、満足のアベノハルカス登頂記でした。(05/11)