翌日、TVは台風情報を繰り返し報道しています。
でも、奈良の地にいれば行くところに不自由はしません。
そう、正倉院展が昨日から始まっている、この展覧会を訪ねることにしました。
開館時より30分ほど早く出かけたのですが、ここも京博同様、列が、自分も含めてでしょうが好きですねェ。
今回の目玉は「緑瑠璃十二曲長杯」、図版(本展覧会で購入)からしかお見せできないのが残念なくらい、その美しさに驚きを禁じえません。原型はササン朝ペルシャに発し中国産ともいわれるが、中国でも未発見という。ただ、解説で乾隆帝時代のガラスが紛れ込んだという説もあると、益々謎に包まれた一品というわけです。中央の模様のうずくまる兎探しに皆くいついていました。
箜篌(クゴ)と呼ぶ現代版ハープも古代バビロニアのにおいを運んでくるようで興味津々。
正倉院宝物の中にシルクロードの彼方、西域文化の香りを感じさせる品は、シルクロードの交易商人ソクド人がもたらしたものと推測されている。展示物の犀角坏はサマルカンドでのソクド人の酒宴に使われたものと同じかもしれない。
現代的感覚で感じ入ったのは花籠(散華の竹籠)、方形に網代に組んだ美しさは頬ずりしたいくらい、美しく瑞々しい。天平勝宝7年(755年)聖武天皇生母宮子1周忌齋会に用いられたのだとか、兎も角(・_・D フムフムです。
そんな正倉院展、幾度訪れても尽きることはありません。
外に出ると雨脚が増しているよう。
春日大社の宝物館に入ってなかったので覗いて見ようかな。
参道の往復だけでも足元はびしょびしょ、早めに戻って宿(?)でゆったりしたほうが賢明と判断、近鉄の5Fの中華料理でランチして帰ったのでした。(10/29)
最新の画像[もっと見る]
- 梅雨時はその間隙をついて、越後湯沢高原へ(2) 10ヶ月前
- 梅雨時はその間隙をついて、越後湯沢高原へ(2) 10ヶ月前
- 梅雨時はその間隙をついて、越後湯沢高原へ(2) 10ヶ月前
- 梅雨時はその間隙をついて、越後湯沢高原へ(2) 10ヶ月前
- 梅雨時はその間隙をついて、越後湯沢高原へ(2) 10ヶ月前
- 梅雨時はその間隙をついて、越後湯沢高原へ(2) 10ヶ月前
- 梅雨時はその間隙をついて、越後湯沢高原へ(1) 10ヶ月前
- 梅雨時はその間隙をついて、越後湯沢高原へ(1) 10ヶ月前
- 梅雨時はその間隙をついて、越後湯沢高原へ(1) 10ヶ月前
- 梅雨時はその間隙をついて、越後湯沢高原へ(1) 10ヶ月前
グーグル検索にてヒットし、小一時間で読めます。
少し難解ですが歴史ミステリーとして面白いです。
北円堂は古都奈良・興福寺の八角円堂です。