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科学はおもしろいぞ!

身の回りのことから、科学のおもしろさを発見してみよう。

松本秋則さんというアーティスト

2009-09-14 09:47:11 | 科学もろもろ
私のとても好きなアーティストの一人に、松本秋則さんという繊細なオブジェを作る方がいるのですが、今日、事務所に出たら、新しい個展の案内が来ていました。
この松本さんは、竹や、小さなモーターを使ったりして、風などの力を受けて小さな音を出したり、モーターが回って意外な動きをしたりするような作品を作っています。 今年2月の個展では「タイオン演奏会」というテーマで、見に行ったら写真のような大きな風車のようなものが天井からたくさん吊下げられていました。
この風車には動力は何もついていないので、通常は動いていません。そして、その下に椅子が置いてあるのです。松本さんに言われて、その椅子に座ると、私自身の体温が周りの空気を暖めて上昇気流が起きるのですね。そうして、その上昇気流を受けて、上の風車が回りだすのです。
風車にはちょっとした仕掛けがあって、回りだすと、小さな棒をはじくようになっていて、小さな音が出るのです。つまり「体温」で動くから「タイオン」というオブジェの名前なのですね。
この松本さんの個展が、2009/09/29~10/08まで、六本木のストライプハウスギャラリーというところで開催されます。今回のテーマは「コップ一杯の水の奏でる音楽」というタイトルです。とても楽しみです。
※ストライプハウスギャラリー:http://striped-house.com/