科学はおもしろいぞ!

身の回りのことから、科学のおもしろさを発見してみよう。

9月にこのブログを開いてから40件目の投稿

2009-12-28 22:44:31 | 雑 記
今年の9月に、なんとなくGooでブログを開いてから、今日で約3ヶ月半、この記事を含めて40件目の投稿になります。
最初はかなりのペースで書いていたのですが、最近は忙しくなってきたことやネタが少なくなって来た事もあって、めっきり投稿の数が減っていますが、来年も、なんとか継続して科学ネタを投稿してゆきたいと思っています。
閲覧記録を見ると、意外とこのブログを読みに来てくださる方もいらっしゃるようなので励みになりますね。
ただ、中身があまりないので、もっと勉強しなくては・・と思います。

音の伝わる早さを体験する展示「1と2の消息」

2009-12-21 11:02:23 | 科学館はおもしろいぞ
1と2の消息この展示も前回の記事でご紹介した09年秋に羽田空港で行われていた「空気の港」というイベントで展示されていた作品です。
羽田空港は第一ターミナルと第二ターミナルという二つのターミナルがあり、500メートルほど離れています。
その間が真っ直ぐな通路となっていて、動く歩道が通っているのですが、この作品は、その長い通路の第一ターミナル側と第二ターミナル側とに1台ずつスピーカー装置が対向する向きに設置されています。
このスピーカー装置は高さ1.5メートルぐらいの位置に、超指向性スピーカーが設置されていて、ちょうど動く歩道にいる人の耳の高さに合わせてあり、動く歩道に乗っていると第一ターミナル側のスピーカー装置からは「ターミナルワン」、また反対側の第二ターミナル側のスピーカー装置からは「ターミナルツゥ」という声が両方のスピーカーから同時に数秒間隔で流れてます。
スピーカー部 スピーカー部詳細 作品の説明 title=
そのため、動く歩道に乗って動いていると、最初は「ターミナルワン」という声が聞こえていて、反対側のスピーカーの音は1秒ちょっと(音の速さは秒速約340メートルなので)遅れて「ターミナルツゥ」と小さい音で聞こえるのです。
動く歩道で移動してゆくにつれて、その遅れは少なくなって、真ん中に来ると、その二つの声が同時に聞こえるようになり、また進むにつれて、ターミナルワンが遅れて聞こえるようになってくるという物です。
効果はどうだった? と聞かれると・・・音が小さくなって聞こえにくくなって来るのが強くて、よく注意していると効果は感じましたが、地下道という音の反響などもあったりで、ちょっと効果はイマイチでしたが、考え方にはとても共感しました。
屋外などで、もっと大きな音でやると面白いかと思います。

この「空気の港」というイベントは、なぜか基本的に製作者名が書かれていないので、どなたの作品なのか分かりません。もしご存知の方がいらしたら教えて頂ければありがたいです。


テクノロジーアートの鈴木康広さんの作品「まばたきの葉」

2009-12-03 16:56:16 | 科学もろもろ
まばたきの葉先日、東京の羽田空港のロビーなどのパブリックスペースを使って「空気の港」という「テクノロジーアート」の作家19人の作品を集めた展覧会が開催されていました。
たまたま、このときに友人を見送りに羽田に行ったので、見ることができたのできて、ラッキーでしたが、いろいろな作家さんが参加されていました。
その中の一つ、鈴木康広さんという作家さんの「まばたきの葉」という作品です。羽田空港ターミナルの大きな吹き抜けの空間に設置されていて、多くの人に注目されていまし。
この鈴木康広さんはいろいろな面白い作品を発表されています。。
この作品はテクノロジーアートとは言っても、コンピュータなどが使われているのではなく、とてもシンプルな作品で、葉っぱの形をした紙に、片面に開いた目が、反対側には閉じた目がプリントされています。
「まばたきの葉」全景 「まばたきの葉」根元部分 「まばたきの葉」先端部分
この葉っぱの紙を中央の白い煙突のようなパイプの根元のスリットに差し込むと、筒の根元部分に内蔵されているブロアーの空気で吹き上げられて、上からふって降りてくるのです。
その時に、このような紙片が空気の中を落ちる時に「カルマン渦」の現象で表裏がクルクルと変わりながら落ちてくるので、葉っぱの紙片に描いてある目がまばたきしているように見えるのです。
こういう、物理の現象を何気なく利用してアートにしてしまう鈴木康広さんという人は凄いですね。
とてもシンプルで、面白い作品なので、子供たちも喜んで、たくさんの葉っぱを集めては、根元のスリットに流し込んで、降ってくる葉っぱを楽しんでいました。もちろん、子供たちだけではなく、私や、多くの大人も楽しんで葉っぱを降らせていました。

※追記:
この記事について、当初、私の調査不足と勘違いで「岩井俊雄」さんの作品と紹介してしまったのですが、このサイトをご覧になった方から「鈴木康広」さんの作品とのご指摘を頂きまして、直ちに訂正させて頂きました。
《鈴木康広さんのホームページはこちら》
鈴木康広さんはじめ関係者の皆様に、ご迷惑をお掛けして申し訳けありませんでした。