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科学はおもしろいぞ!

身の回りのことから、科学のおもしろさを発見してみよう。

フレミングの左手の法則・・昔習いましたね

2009-09-29 11:12:00 | 科学館はおもしろいぞ
フレミングの左手の法則「フレミングの左手の法則」というのを覚えていますか?「右手の法則」もありますね。
「左手の法則」は磁界の中に導体に電気を通すと、どういう方向に力を受けるかということで、モーターの原理です。
逆に「右手の法則」は、磁界の中で導体を動かすと、どちらの方向に電気が流れるかということで発電機の原理ですね。
時々どちらがどうだったかが分からなくなりますが、大阪市科学館にあった展示物で、面白いのがありました。
大電流を流すようになっている固定されていない黒い電線が、赤(S)と青(N)に塗り分けられた磁石の間を通っています。
フレミングの左手の法則スイッチを押すと、電線に電流が流れて、その電磁誘導作用によって、電線が上に浮き上がります。
その横には、白い左手の造形があって、左手の法則を説明しているベタな展示です。でも、こういう立体の造形で手が作られていると、後々思い出しやすいですね。
なまじ小きれいに作られている科学館などよりも、こういうベタな展示の方が分かり易いように思います。
また、右手の法則も並んでいたりすると、後でどちらがどうだったか・・と混乱して分からなくなってしまうのですが、そういうのが無いのがヨロシイです。

「対象性の自発的破れ・・」って何?

2009-09-28 11:29:36 | 科学館はおもしろいぞ
今年ノーベル賞を取られた南部さんや小林さん、益川さんらの「対称性の自発的破れ」というのは、難しいですね。正直、私には良く分かりません。
先日、大阪市立科学館に、この「対称性の自発的破れ」を説明する展示物がある・・ということで見てきました。
球形の方位磁針(自動車用などで使われている物)を、ターンテーブルにたくさん並べた展示物です。
 
付属の磁石で上をなでると、当然中の方位磁針はぐるぐる磁界に引きづられて動きます。
磁石を離すと、それらは方位磁針ですから、全部が一斉に北を示すはずですが、実際にはそうはなっていませんでした。
本当は、全部が一緒の方向を向きたい(これを対称性というらしい)はずなのに、いろいろな条件で、一部にそうならない部分があることを「破れ」といいうのだそうです・・
言葉としては難しいですが、この展示物では、磁石で表現していますが、実際に素粒子の世界などでも、これと同じような「対象性の破れ」というのが見られるという話でした。
もっと知りたい方は→大阪市立科学館学芸員・斎藤吉彦さんの説明