人間の尊厳を踏みにじる橋下大阪市長の発言に断固抗議します

　５月１３日に「日本維新の会」共同代表である橋下大阪市長は、、「慰安婦制度というものが
必要なのは誰だってわかる」などと発言しました。この発言は、旧日本軍「慰安婦」制度を正当化し、女性の人権、人間の尊厳そのものを踏みにじるもです。
　さらに、在日米軍の司令官に米軍兵による性犯罪を批判することなく、「風俗業を活用してほしい」などと発言しました。この発言に対して、共同代表である石原慎太郎氏は、14 日に「軍と売春はつきもので、歴史の原理みたいなものだ」と橋下氏を擁護する発言をしました。
　戦争をするためには、女性の性を利用することが当然のような発言は、多くの女性の尊厳を冒涜する許しがたい態度です。「日本維新の会」の政党としての資格が問われる大きな問題です。
　橋下氏の発言には、侵略戦争への反省どころか戦争を美化し、戦争をするためには何をしても許されるという意図が見えます。
　すべての子どもたちが豊かに発達を保障され，光り輝く未来を子どもたちにリレーしたいと考えている私たち北九州市教労は「教え子を再び戦場に送るな」という、戦後教育の原点を大切にしています。
　橋下氏は、今までも教育に対して発言をしてきましたが、今回のような人間の尊厳を踏みにじる発言をする人物には教育を語る資格はないと言えるでしょう。