火星 15
火星15(ハングル:화성15)は、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)が開発した大陸間弾道ミサイルである。2017年11月28日に初めて発射された[4]。北朝鮮によって開発された初の通常軌道ならばアメリカ東海岸を含む米全土が射程に入るとの見方が出ている弾道ミサイルである[5][6]。しかし、大幅な弾頭の爆発力の減少にのみ実現している[7]。10週間の沈黙後、最初の打ち上げとなった[8]。
北朝鮮の発表した政府声明により、ミサイルの到達高度は過去最高の4475kmに達するロフテット軌道での発射であり、移動飛行距離は950kmであることが判明した[9]。しかし、ミサイルが大気圏に再突入した際、日本の排他的経済水域内に墜落する前に少なくとも三つに分裂した。小野寺五典防衛大臣は、それらが大気圏に再突入することはできなかったと発表した[10][6]。
また、これにより北朝鮮は「国家核戦力の完成」を宣言した[6]。
公開された映像などから判断できることは、液体燃料方式の二段式ロケット+弾頭を組み合わせたこと。三つに分離したことからもそれはわかる。一段目と二段目の直径は同じであること。そのため従来より大型大重量の弾頭を打ち上げ可能であること。一段目の噴射口は2つあること。TEL発射方式であり、TELは、北朝鮮が中国から密輸した8軸16輪のものをベースに改良して国産化したと推測される、新型の9軸18輪であること。最大射程は推定で13,000 kmに達し、アメリカ東海岸に到達可能とされること。など。
(wikipedia)