旅する心-やまぼうし

やまぼうし(ヤマボウシ)→山法師→行雲流水。そんなことからの由無し語りです。

賀茂神社の『どんと祭』に行く

2008-01-14 00:09:13 | 花鳥風月
今日は午後3時ころに花火が上がった。近くにある賀茂神社の『どんと祭』の合図である。

例年ならば、夕飯を済ませ、午後8時過ぎに行くのだが、今年は違う。一人暮らしなので、勝手気ままに行動できる。ということで、午後5時半に家を出た。この3連休は、家でゴロゴロしていたので、ちょっとした運動をも兼ねて。

それにしても参拝者が多い。路上駐車の列が、我が家から出てすぐの所まで繋がっている。もちろん、神社の境内は沢山の人々でごった返し。

持ち込んだ松飾りを火に投げ入れるも、心静かに祈ることができない。



社への参道は、両側に夜店が立ち並ぶ。お参りしようとする人々と何を買おうか惑う人々とが入り乱れる。



参拝の列に並ぶこと約40分。たどり着いた。ここ賀茂神社は、上賀茂神社と下賀茂神社の2社が並んでいる。それぞれと、さらには神輿を祭る社にもお参りする。


(楼門の前:社殿はこの奥にある)


(社殿前の列)


「これでは、社ではじっくり拝めないだろうから、今のうちから心に念じておこう。」 列に並びながらそんなことを考えていて、はたと気がついた。

「お参りすることのご利益(りやく)は、すでにある。拝んだことによるのではない。なにせ、こうして並ぶ人々に謙虚な気持ちをおこさせるのだから。何事にも謙虚であれば、道も開けようというもの。この気付きをさせること、これがご利益の本質。」と・・・。 


   何事のおはしますをば知らねども辱(かたじけな)さに涙こぼるる  (西行)


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