旅する心-やまぼうし

やまぼうし(ヤマボウシ)→山法師→行雲流水。そんなことからの由無し語りです。

丹沢 塔ノ岳・鍋割山 ①ヤビツ峠~二ノ塔~三ノ塔~鳥屋山~行者岳~新大日~塔ノ岳【神奈川県】

2021-10-26 22:13:30 | 神奈川県の山

2021.10.24(日)~25日(月)は、単独行で丹沢山塊の塔ノ岳と鍋割山を回ってきた。

コースは、
1日目:ヤビツ峠~二ノ塔~三ノ塔~鳥屋山~行者岳~新大日~塔ノ岳(泊)
2日目:塔ノ岳~金冷シ~鍋割山~後沢乗越~二俣~大倉
    計画では、鍋割山~後沢乗越~栗ノ木洞~櫟木(くぬぎ)山~寄(やどりぎ)→ バスで小田急線新松田駅だった。
    後沢乗越で出合った方に、この先の道の状況を伺ったところ、栗ノ木洞までは道は良好だが櫟木山から先はあまり人が歩いておらず不鮮明になっていること、林道側に下りてしまうと約2時間の歩きになってしまうことなどを教えていただいた。
    そういう所をわざわざ単独行でたどる必要もないと考え、軌道修正した.

     *

朝の小田急線は、豪徳寺で線路に人が落ちたとかでダイヤが乱れ、7時5分のものに乗ろうとしていたら、6時37分のが来た。
秦野駅発8時24分のバスには余裕で間に合うと踏んで乗車。

ところがヤビツ峠行のバス停にはすでに長蛇の列ができていた。
乗務員の数が足りないとかで臨時のバスがなかなか出ない。
それでも8時10分過ぎには乗り込むことができた。
ここから約50分バスに揺られてヤビツ峠に到着。
降りた峠には大山に向かうこれまたたくさんの人。



(にぎわうヤビツ峠)


こちらは、とりあえずの準備を整え、舗装された道を約25分先に向かって歩き出した。



(左に折れて登山口に向かう。建物は公衆トイレ)


いよいよ山道に入る。







(トリカブト)




(ここから先にはリンドウが咲いていた。)


(大山を振り返る。)


(木道をひと上り)


(大勢が休憩していた二ノ塔)


(眼前の富士山)


(人が写りこまないタイミングを見計らって撮る。)


そんなかやで約10分くらい休憩してしまった。
すぐにまたグループが到着して賑やかになった。

三ノ塔を目指して先に進む。
左側に広がる展望に足をとめてしまう。



(中央は箱根、右は金時山)


三ノ塔に到着。
これまたたくさんの人たちが休憩中。
ヤビツ峠からのみではない他のコース周回の方々も多くいるに違いない。





(三ノ塔からこれから目指す方角を眺める。)


(左手前の丘に人が見える。下ってそこを通り、右の尾根を進んで行くことになる。)






(オヤマボクチ)


(ウメバチソウ)




鳥屋山に到着。
ここで昼食休憩。





(ここもにぎわっている。)


(やっぱり富士山に目が行く。)


(通ってきた三ノ塔。上って下ってまた上って・・・。なかなかシンドイ。)


(これから向かう行者岳~新大日~塔ノ岳への山並み)


それにしても関東の山はどこも急峻。
谷も深い。









行者岳に到着。
山頂は狭い。
道脇の少し高い位置に「山中安全」の線刻仏が2体置かれていた。



(行者岳山頂)


(左上にはパラグライダーが飛行)


行者岳からの下りに移る。
この先は、ほぼ垂直のクサリ場を抜け、崩落が進む個所の小橋、そしてガレ・ザレの急峻な道を上ることになる。
やはり、ドキッとする。



(ひとピークを越える。)


(クサリ場の上部)


(慎重に下りてきた。)


(足元には深い谷)


(前方にはザレ・ガレた上りの道。)
上から下りてきた若い女性グループの「怖い! チョウ怖!!」の声が聞こえてくる。
道は谷側に崩れて細くなっている箇所もある。
この画像では大したものには見えないが、結構な高さと長さ。
ガイドブックには”階段”となっているが、そんなようにはなっていない。
上部に立って見下ろせばほぼ垂直にちかい感じがすることだろう。


通り過ぎて一安心。



(左後方は大山)


(横浜市街を遠望)


(秋の風情を感じる。)


新大日に着く。
ここで、ベンチに腰掛けてノンビリ休憩。
丹沢山まで行ってきたという方としばし懇談。
その方は車を置いてある戸沢に下りるとのこと。



(新大日)
ここの広場にはベンチやテーブルが置かれている。右は休業中の新大日茶屋。もう崩れかかっている・・・。)


目的地まではかなり近づいた。



(崩壊は進んでいるようだ。)


(ホタルブクロ一輪)


(塔ノ岳山頂が見えてきた。)


(山頂手前のガレ場)


(後方の山の斜面では崩落が続いているようだ。)


やっと塔ノ岳山頂に到着。
時間は午後2時40分。
まだたくさんの方たちがいたが、わたしがウロウロしているうちに下山していった。



(塔ノ岳山頂から蛭ヶ岳の方角を望む。)


(丹沢山)


(可愛らしいマユミの実)


(人影がなくなった山頂)


(夕暮れ時)


(尊仏山荘名物の夕食カレーライス:ご飯とルーはお代わり可)


80人泊まれるという山小屋に、宿泊者は中年の女性2人組、若い男女1組、それにわたしの計5人だった。
わたしの部屋は、3人は入れるというところに一人だけという完全個室状態。
雲が広がっていたので期待していた満天の星を見上げることを諦め、持参したインナーシーツに入り込んで布団をかぶって朝までぐっすり寝てしまった。

※その② 塔ノ岳~鍋割山に続きます。⇒ こちら




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