“春の女神”ともいわれるヒメギフチョウ。この蝶と密接な関係にあるウスバサイシン。
これらを知るにつれ、繊細かつ微妙な自然環境のバランスを大事にしなければという思いがいっそう増してきた。
*
かつて山道を歩いていた時に目にした不思議な花。
地べたにくっつくようにして咲いていた。
お世辞にもきれいとは言えないような花。
それがウスバサイシンだった。
科名:ウマノスズクサ科/属名:ウスバサイシン属
和名:薄葉細辛/生薬名:細辛(さいしん)/学名:Asiasarum sieboldii
▲ウスバサイシン(2014.05.11撮影)
この植物は、日本から中国にかけての地域に分布し、林床に生育している多年生草本植物で、花に花びらはなく萼が花びら状になっている。
和名は中国に分布する細辛(根が細く、味はきわめて辛い)の仲間で、葉が薄いことから名づけられたという。
ヒメギフチョウは別名“春の女神”ともいわれる。
近年、生息数が激減し、絶滅が心配されている。
近縁のギフチョウはカンアオイ類を食草とするが、ヒメギフチョウの食草はウスバサイシン。
厳しい冬をさなぎで耐えたヒメギフチョウは、春の到来とともに羽化。
そして交尾後、ウスバサイシンの若葉に産卵。
ふ化した幼虫は4回ほど脱皮を繰り返し、夏にはさなぎに変態して翌年春まで永い眠りに入る。
そのため、観察できる期間はわずかしかない。
*
先日、七ツ森を歩いていた際にヒメギフチョウを目にしたが、わが下手なカメラ操作では撮影できなかった。
しかし、その後身近な場所でヒメギフチョウとウスバサシンを見て、感激とともに冒頭のような思いにかられた次第。
そして、高石ともやさんの歌『私の子供たちへ』(作詞・作曲:笠木透)を懐かしく思い出してしまった。
▲ヒメギフチョウ(2015.04.12撮影)
▲ウスバサイシン(2015.04.12撮影)
▲ウスバサイシンの花(2015.04.12撮影) ※上の画像の根元部分をアップ
これらを知るにつれ、繊細かつ微妙な自然環境のバランスを大事にしなければという思いがいっそう増してきた。
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かつて山道を歩いていた時に目にした不思議な花。
地べたにくっつくようにして咲いていた。
お世辞にもきれいとは言えないような花。
それがウスバサイシンだった。
科名:ウマノスズクサ科/属名:ウスバサイシン属
和名:薄葉細辛/生薬名:細辛(さいしん)/学名:Asiasarum sieboldii
▲ウスバサイシン(2014.05.11撮影)
この植物は、日本から中国にかけての地域に分布し、林床に生育している多年生草本植物で、花に花びらはなく萼が花びら状になっている。
和名は中国に分布する細辛(根が細く、味はきわめて辛い)の仲間で、葉が薄いことから名づけられたという。
ヒメギフチョウは別名“春の女神”ともいわれる。
近年、生息数が激減し、絶滅が心配されている。
近縁のギフチョウはカンアオイ類を食草とするが、ヒメギフチョウの食草はウスバサイシン。
厳しい冬をさなぎで耐えたヒメギフチョウは、春の到来とともに羽化。
そして交尾後、ウスバサイシンの若葉に産卵。
ふ化した幼虫は4回ほど脱皮を繰り返し、夏にはさなぎに変態して翌年春まで永い眠りに入る。
そのため、観察できる期間はわずかしかない。
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先日、七ツ森を歩いていた際にヒメギフチョウを目にしたが、わが下手なカメラ操作では撮影できなかった。
しかし、その後身近な場所でヒメギフチョウとウスバサシンを見て、感激とともに冒頭のような思いにかられた次第。
そして、高石ともやさんの歌『私の子供たちへ』(作詞・作曲:笠木透)を懐かしく思い出してしまった。
▲ヒメギフチョウ(2015.04.12撮影)
▲ウスバサイシン(2015.04.12撮影)
▲ウスバサイシンの花(2015.04.12撮影) ※上の画像の根元部分をアップ
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