悪魔と踊ろう

犯人は警察幹部の親類だった。身内をかばう獣道で、犯人を割り出した警察官は、ミミズのように蒸し込まれた。ここは日本か?  

警察の腐敗「悪魔と踊ろう」 ~尋問の儀これあり~

2008年02月03日 07時13分36秒 | 悪魔と踊ろう  vol 3-5~6
         ●悪魔と踊ろう  vol 3-5           大ウソの品評会






 平成14年3月上旬、事件を蒸し込んだ黒幕の警察幹部 西田秀男 が定年退職した。

高知県警察本部・生活安全部長の退職である。


 とうとうトップクラスにまで、のし上がった1つ目カラスのボスが、クソを落としながら飛び去った。

さぞかしホットしながら飛んでいった事だろう、鬼といえるほど切れ者ではない。

策士といえるほど賢くはない。

高知県警察の中で伝説として残っている~こいつが出世する初期の段階に、実家で作った “米” を
 トラックに積み込み~高知県幡多郡から150キロ位離れた高知市まで運び込み、当時の警察幹部に
 配りまくったそうだ。

何が、この男をここまで押し上げたか?・・組織のナーナー主義である。

 組織防衛という美名であり、一眼国独自の理想論である。そして自分より強い者には、

絶対に逆らわない警察官の気質が「カラスは白い」と言われたら「黒でも白」と見る蜃気楼の中に、

1つ目カラスが描いた妄想の種が消えた。




  警察で何かがあるとすれば、何かがあった「種」が消えた時だ。消えたから動けるわけだ。

この事件を蒸し込み、隠ぺい工作をした黒幕が定年退職した途端に動き出したが、

12年間~蒸し込み続け~隠してきた事件は、地元では初めから知れ渡った有名な物語である。

         「世間が何と言おうがどうでもいい。マスコミが動かなければ問題なし」


            「問題なければ、問題なし」と、芸術的バカが描いた“お絵描き”が、できあがった。


ピカソかマチスに匹敵する抽象画である。

マ族・ナーナー原人が、いかにも知恵を使ったかのように、朗々と12年の歳月を費やし

描き切った抽象画は見方によれば、いかにも立派に見えるが、

裏から見ると保育園児の絵と程度は同じだ。
それを立派にみせる為に、抽象画を選択したのだ。

 ピカソの絵を素人が見ても理解できない、ねらいは理解できない抽象画にある。


     ~ 誰かが絵を描いている。

間違いなく画策した動きだ、私を何者かが喜ばそうとしている。機嫌を取ろうとしている。

が、タダでは乗らん。ヤツらのリズムでは動かん。

既に、パソコンで銀行員失踪事件の顛末を作成している事は、それとなく組織に判る様に伝えている。

  1つは仲間に公表した、

      警察はスパイ組織だ。


 さらにパソコンのことは全く知らない。との理由を逆利用し、

作成中のミスで文書中に入った作図線を取り除いてもらう、

とのふれ込みで、フロッピーに取り込み警察署のパソコンで、余計な作図線を取り除いてもらった。

こうすれば私が作成した初期の3枚ぐらいが、警察署のパソコンの中に残る。
私の意図は筒抜けになる。・・・かかってこい、さらに、かかってこい。

 充分な仕込みに燃え上がった闘魂で、気が高ぶり眠れなくなった事も悪用した。
必要のない精神病院にウツ病患者を装い診察を受けたのだ。

もちろん誰にでも判る様に、正式に休暇を取って病院に通院した。

当然の結果、全署員に知られたはずだ・・・かかってこい。私のようなヤツが
ウツ病になったら何がどうなる?・・・「何をするかわからん」・・・1つ目カラスが
騒ぎ出すだろう・・かかってこい・・・ 仕込みは、充分に煮詰められた。
  

  即、効果が出た。
        
           「あの骨は、違うらしい」


 一度も話したことのない「骨」・・・8年前、四万十川の赤鉄橋下の河川敷で
失踪した銀行員の父親に見せた「骨」の話を、休暇中の私にわざわざ話に来た幹部がいた。

   「あの骨は、銀行員の骨では無い」と・・私が1度も話したことがない「骨」の事を、
何の為に話題に出すのか?ウソというものは「自然性」が必要である。~あれはブタ骨だ。

かつて1度も話したことのないモノを、突然に来て「違う」と言われたら
~・・・「そうだ」と理解する。・・・なぜ、わざわざ下手なウソを喋りに来た。
 
・・・・・・これだ。・・ゴミのような私を見て眼をそらす、
まともに、私と視線を合わす事ができない理由は、「骨」だ。

・・やはり、あの~四万十小学校北側で発見された「骨」は本物か?・・・・いやブタ骨だ。
どちらでもいい。「骨」が、警察にとっては大問題だろう。

逆に~警察が処分した・捨てたから~何がどうでも、表に出せない・隠蔽する必要があるのか?

これも・・・・・・どちらでもいい。
悪魔君の踊りは、だんだん~動きがリズミカルになってきた。

・・・クラッシック系の動きがラテン系に、やがて・ドジョウスクイかカッポレでも?
 
   一眼国が最も「問題」にしていなければ、この様な現象はおきない。


 ならば私の戦術は「骨」である。もうすぐ、何かが起きるはずだ。戦術・戦略の方針は整った。
 
8年前、私の家で池田が捜査一課に渡したのはブタ骨だ。これでも警察は逮捕しなかった。

   ・・~この時・渡してない骨が一本ある。

 ~これが違うとしても、山で発見した「九州から来た人」が「自殺」した~
地元では 「九州の銀行員が自殺した」事になっている。あの骨は本物か・捨てたのか
 
・・・・・・・たぶん、そうだろう


 

  平成14年3月下旬、「何かある」の思い通り、私は中村警察署に転勤になっていた。

1つ目カラスのやる事は、手に取る様にわかる。12年間のお付き合いだ、
いよいよ~バカ のアホ踊りが見られるだろう。
 



   中村警察署下田駐在所、これが私の新天地だった。

四万十川が激しく流れる山里の中流域から、ゆったりした四万十川の流れになり、

海に出る河口に開けた港町へ・・・

まるでウナギが川下りするようなものだが、四万十川沿いなら幸いだった。

12年前、銀行員失踪事件後に発生した台風が大雨を降らし、
四万十川の上流から流れてきたゴミが、大量に下田港に入り込んだ。

 何をトチ狂ったか、ただの思い付きか?ゴミの中に銀行員の所持品があるかもしれない。
・・・との考えで、私一人がゴミの捜索をやらされた。

夏の猛暑の中で、何の意味もない作業を一日中やらされて、
下田港から中村署の刑事課に帰ったら
      ・・・・・・「あの銀行員は、フィリピン人のホステスと逃げたんだ」と、大笑いしていた。

それが出発だった。

あの時、みんなと一緒に笑っとけば何も起きなかった。大笑いすれば、出世したか?・・・

  ・・・・・・~多分そうだろう。
 
 その時と同じ四万十川の流れが、海に向かって流れている。何もかも昔と同じだった。

しばらく駐在所のパトカーを走らせ、事件発生当時から私が動き回った山や川を満喫していた。

いつも裏切る事のない姿を見せてくれるのは、山や川、海である。

人間には12年前から裏切られていた。
  


 その、続編がさらに大きく見えてきたのは、4月中旬だった。

中村署の刑事課から、12年前の銀行員失踪事件発生当時の報告書について、

   私に質問があった。

 

      ・・・銀行員失踪事件発生当時、銀行員が住んでいた
                            マンションの鑑識を行っている。
       
           しかし、同所から採取された。
    
             毛髪100数10本(脱毛ではない)の資料(髪の毛)がない。
                                  ~・・・・・・・これを知らないか
 答え (そんなモノは無い・・・・・・・・・・ ~“ウソ八百”
                             当時は、失踪であり事件ではなかった。
                                         ・・・・・・・鑑識はやってない。
        

                          私がゴミ箱のゴミを持って帰った。~それだけだ。

                          もし、やっていても、100本を超える毛髪が、
   
                          ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・どうして部屋にあるのか?

                                   部屋はキチンと掃除していた。
                  
                                    ・・・・・・・・・・~常識で考えたらどうか?
   
                           それ程の髪の毛があれば、病人だが、
                                                あったとしたら、

                                  
                                       最初から事件として処理するべきだ)
  



 
      ・・・マンションの写真がないが、知らないか
 
                       
 答え (失踪であり、事件ではなかった。・・・・・・・~“大ウソ”
                                    部屋も異常なく、
                      
  
                                     髪の毛もなかったので、
                                            ・・・・・写真は撮影してない)






      ・・・同じく事件発生当時、田岡 大 が使用していた
                                グレー の普通乗用車、
      
                                  及び事件後の白色 普通乗用車 の 
                                     秘匿鑑識(極秘に鑑識する)を行っている。
          
             この時の微物鑑識(ホコリ等、目に見えない物)の資料がないが、
                                             ~・・・・・・・知らないか
 
                 
 答え(“ウソ八百”である・・・・・・~“大詐欺師”
                               事件前のグレーの車については、何もやってない
                  
                                事件後、白色の車をキャッシュで購入するまは、
                                           ・・・・・・・・・・・・・・~失踪だった。
                 

                                   ・・・・・したがって、それまでは何もやってない)
 

 よくもこれだけ、ウソが言えたものだ~と感心するほど、ウソばかりの質問を受けた。

        ~・・・・・私を清水署に追い出した数年後。

この銀行員失踪事件を隠蔽した “今年退職の黒幕 西田” が、

中村警察署長をやった2年間に、 全て塗り替えているはずだ。

     だから安心して事件に着手できる。「骨」も無いだろう~さぁ~どうする




 ウソ八百の報告書をデッチアゲ、隠ぺい工作をした挙げ句、
いかにも真剣な捜査を完璧にやったというジェスチャーで 塗り固め

 銀行員失踪と同時に「重大事件」として素早く取り扱い、
何から何まで、失踪当日から~徹底してやった。と、
ウソ八百の書類をねつ造した。が、実際は何もやってないから、

・・・・・・・・・・・・・・・・・・「やった」と言う資料(物)が、無くなっている?

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「無くなった」のではない初めから、無いのだ。   
 
 
       私が子供の時、よく祖母から言われたものだ。

                         「ウソをついたら警察に連れて行かれる」と、



ウソをつく様な悪い事をしたら、

監獄に入れられ~大変な事になる~・・・そう言われながら育ったものだが、

    
           現実には~「ウソをつくヤツは、警察に入れ」

                     ~・・・「ホントの事を言うヤツは監獄に入れ」と、言い直すべきだ。


   口では、学校の教師か弁護士のような言い方だが、
           ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・心の中は大詐欺師その実態は吸血鬼か



            口は弁護士
                        心は詐欺師
                                    影の姿は吸血鬼




 

 私に対する質問は、次から次へ矢継ぎ早に行われ、やったと言う「資料」が無いと判れば、

何か非常に困った様子であった。さらに、私が全て否定した後、車の秘匿鑑識に関して、

刑事課長から直々に
 

        「グレーの車の次が、白の車で、その次が・・・・と、なって、・・・・・・・

                      事件前の車と、その後の車は秘匿鑑識をしている・・・・・・・・」

 
等と、私の言う事が全て勘違いであると断言するかの様に、1つ1つ指折りながら、
自分の頭の中に暗記している事柄を、全て私に押しつけるかのようであった。

         「ウソ八百の報告を、全て鵜呑みにしている」そう思いながら、唖然と聞いていた。
  

            だからこの時、刑事課長の口が、ただ~パク・パク~ぱく・ぱく~・・・・・・・
                     金魚の口のように、動いているのが記憶に残っただけで、

話した内容は、上の空だった。

いくら聞いてもウソ八百、ウソに感心しながら、ウソを・そのまんま・にしてきた

現場の捜査官は、結局自分の足では・何もやってない事が良く判って、がく然とした瞬間でもあった。

 
 
  事件発生から12年間、このウソを全ての捜査官が信じ切って動いたのだ。

これなら、ウソとウソをつなぎ合わす、他のウソも無尽蔵にあるだろうし、私自身の事も、
どの様に報告されているか判ったものではない。

これまでの12年間と言う年月は何だったのか、私が味わった苦渋は何の為か、

事件は全然発展してない。~むしろ後退している。

基本が何も判ってない、基礎のない家は建たないのだ。

基礎のない捜査官が、何を追求するのか?これでは何もできないはずだ。

今、私が作成中のパソコンを見せてやろうか?とも思ったが、
見せたところで、ロクな事はしないだろうし、何より信用できなかった。

 
 12年前、私は 田岡 大の交友関係を調べ上げ、全ての者に関する銀行取引を調べた。

その中で、田岡が当時付き合っていた・女の銀行口座だけ、蒸し込まれ私の手元に届かなかった。

金額は判らないが、女の口座には間違いなく金が入っていただろう、この金の追求。

そして、田岡が使っていた川舟を鑑定すれば、銀行員と同じ血液が検出できたはずだ。

銀行員の髪の毛が1本あれば。舟の血液と髪の毛、双方のDNA 鑑定をすればいい。

この2点。
金とDNA が有れば、いつでも逮捕できる。



 それを蒸し込み、12年たった今、何を最もらしく捜査を再開したのか?・・・
その演出の “1つのエサ” として、私が中村警察署に転勤になったのだろう。

 
    ・・・・・ 厄介払いの万年巡査がエサだ。

いかにも正当に捜査は継続されていた。と、既成事実を創作するためには、

私が中村警察署の署員である必要性があるのだろう・・・・・私としては、

何も信用できず、反論すらしなかった。
 
ただ、コレだけ徹底した “隠蔽工作” は、私がコレまでに考えていた
       犯人を隠す・とか、犯人の彼女を隠す・とか~その程度の事ならココまでは必要ない
それ以上の何かが無ければ、ココまでやるか

・・・・・・との漠然とした思いが、黒い霧のように広がった。
 



 4月下旬頃だった。下田駐在所へ本部捜査一課の刑事が2人来た。

    「田岡の事件当時の川舟は、どこに置いていたのだろう・・・」と言う質問だった。

 田岡 大の父親が船大工に作らせた、川舟を四万十川に浮かべた、舟降ろしと言うか。

進水式には御近所の人達が、見物に来るほどの逸品であった。

所有物には、その人の性格がでるものである。

舟の舳先を広い一枚板で作った、ご自慢の川舟を鼻高々に操るのが常だった。

が、銀行員失踪事件発生後、このご自慢の川舟は~とつぜん姿を消した。

   小さな物では無い、川舟だ。

地元住民は、この段階で気づいている。私の推測では、この舟で銀行員の遺体を解体したと思う。

この事件で、最も重要な「物」である。

私が駐在所や看守係に飛ばされた7年間に数回、この川舟に関する質問を電話で受けた事があるが、

・・・~またしても同じ質問。~基本以前の初級的な質問。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・~今だ・この程度か?・・・・・・・・・・・・・

どう控えめに考えても、真剣にやっているとは思えなかったが、答えないわけにはいかず、

刑事が運転する車に乗り込み案内することにしたが、同じ質問は・・これで、たしか・・3度か4度。

・・・よほど舟が気になるか?
この事件に関する捜査一課の知識・材料は基礎的な事さえ解ってない。

が、舟の事は・・・なぜか10年ぐらい前から気にしていた。・・・・なぜだ


 

 あれから12年、田岡 大の自宅から直線で50メートルぐらい東側をバイパスが通るらしい。

道路になる予定地は 田岡の土地で、事件発生当時は荒れ地だった。

そこへ、ご自慢の川舟を引き上げ、青色のビニールカバーをかぶせて放置していた。

・・あのご自慢の舟を陸(おか)にあげ、そのまま放置。・・・自宅の裏側にだ。

常識で考えたらどうだ、これでは~「銀行員は、私が殺しました」と言ってるようなものだ。

しかも、1年ぐらい過ぎてから、舟の内側をプラスチック系のノリで固めた。

ご自慢の川舟の、ご自慢の板目を消してまで、陸(おか)に放置し、そのまま7・8年は

私が確認していたが、その後忽然と消えた。処分はしてないはずだ、

あれだけのご自慢の舟を処分(焼却等)するはずがない。

 
 私が調べたところ、田岡が四万十川の観光船の船頭をしていた際、
同じ職場の知り合いに、やっている。
“やる”、とは貸したのか?タダで譲ったのか?不明であるが、

とにかく、今も四万十川に浮かんでいる。
つまり田岡は、最も人目に付かない方法で、現場から消した。
そう考えたほうがいいだろう。・・・焼却・燃やせば~大変な話題になる。

この舟を目の前にして12年間。
舟底の板をDNA鑑定すれば即、事件は解決する。目の前にすべての鍵があった。

逆に、自宅の裏側に決定的な鍵(舟)を堂々と置き、平気で生活していた。

犯人 田岡 大の心中は、いかに言い訳をしても無益。

        「オレは警察には、つかまらん」・・・「コネがあるから大丈夫」この2つ。

もちろん実際には言ってないだろうが、~この事実をどう解釈するのか?

また、警察は、この事実をどの様にして12年間放置して、今頃になって、なぜ動き出したのか?

私は、何と言われても納得しない。


・・・・・・・・・・・・だから舟の案内をしただけで余計な事は、何も言わなかった。

          「舟はココにあった」~「今は知らない」~タダこれだけだ。
 


 この事件に関して、何かが動いている事だけは確かだ。近々何かが起こる。

銀行員失踪事件に関する記録を、本格的にパソコンに打ちだしたのは、この頃からだった。




  ~が、刑事課の連中は、

 祝日である4月29日・みどりの日、5月の連休、いずれも休まず、なぜか?

銀行員失踪事件に関する資料を整理している。内部の仕事だ?外には出てない。
       
全て内側?なぜだろう?・・・イヤに熱心だが、・・と、思っていた矢先の5月中旬、



 謎が解けた。・・・・神々の神・高知県警察・本部長殿が、
銀行員失踪事件に関する視察に来られたようだ。

お役人は、“上”に弱い。本部長が来るとなれば、必死の形相で仕事する。

だから、“突然”、銀行員失踪事件に関する、ウソ八百で固めた過去の資料を引っ張り出し、

・・・・・・・・「やりました」「やった」と言う証拠品~「資料」探しに、やっきになったのだ。

・・・が、「資料」が無い。

・・・・・・・・・無ければ、本部長に見せられない。

これは、事件より大変な事だ。・・・・・・・「本部長に、何と言えばいいのだ」。

そこで、私が言う事は、「勘違い」の「間違い」で、「資料」は、誰かが無くした?・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・そちら、方向に彷徨し~奉公したのだろう?・・・



  いつもながら、お役人のやる事は、
・・・・・・・・・・・・・・・・自分の足元しか見ないモノで~これが冤罪の原動力である。
                         ~ 冤罪の原点は“お国”ではなく“クソ役人”だ。~

ホントに事件を解決したいのであれば、私に直接聞けばいい。~駐在へ飛ばす事もないだろう。

聞かないのは・・何か?・・人に言えない下心があるのだ。~私の存在自体が、邪魔な証拠だ。
 


 夏が近づくにつれて、捜査一課の特捜刑事の数が増えてきた。

6月、7月と一時期8名前後来ていたが、その中には「骨」を見付けた件で、

失踪した銀行員の父親に「骨」を見せた際。私の家にきて「骨」を持って帰った刑事も
含まれていた。平成6年頃の話だ。

それから~警部に出世したが、私には事件を蒸し込んだ功労と口封じに階級を上げたとしか
思えなかったが、その「事件蒸し込み組」が再度姿を現していた。これでは信用できん。



 いささか、うんざりしていた時期。
私は特捜刑事が使っている部屋に、何回かよばれ質問を受けた事がある。

田岡の女に関する質問である。

 田岡の女は、正式に結婚し離婚した女を除き、

事件前の情婦
事件当時の結婚を約束した 高校時代の同級生
事件後に一緒に暮らし別れた女・首つり自殺した女・そして今の女・・の5名がおる。

この全ての女について調べているようだ。

内容は、女に対する暴力などに目的があった様だが、
5人の女は四万十市と、隣の宿毛市に住んでいる。
だから私を~僻地の駐在所に飛ばし、その間に調べたのだ。

    ~が、・・・・・・・・・・何の為だ?

女に対する暴力事件で別件逮捕するつもりか?なぜ?そんな事を?
    
・・・・・・必要ない?・・・田岡の女で必要な女は1人、
                  事件直後、田岡が現金を振り込んだ女。

田岡が振り込んだ現金の銀行口座を持っている女。ヤツの高校時代の同級生だ。

          ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・この女1人だ。


この1人の女で田岡を逮捕できる。~よほど、この女を出したくないらしい。

田岡の~「女性に対する暴力事件」に関係している女は、私に解っているだけで5名。

・・・なぜ5名?~女が5人。必要な女は一人だが、なぜ5名か??・・・
しかし“直接-暴力をふるった女”には、田岡が現金を振り込んだ女は、入っていない。・・これが目的か?


この女だけは~暴力ではなく “銭を振り込んだ”
    つまり~暴力を用意すれば、この女はカットすればいい。



一人を隠す為に、5人用意した。~所変われば品変わる・・・?そんな、ところか?

~ひょっとしたら、田岡・本人より~この “一人の女” が重要人物か?・・・たぶん~そうだろう。

この女も警察幹部の親戚になる。~だから蒸しこんだ、田岡とこの女、この2人の

延長線上に警察幹部が君臨する。

その黒幕が定年で辞めたとたんに、捜査一課が動き出した。なぜ?・・・・・・

・・・・・・・・・・後始末か?・・・・・・・・・・・・・・・・・たぶんそうだろう。
    
後始末だ、田岡の女5人それぞれについて聞きまわれば、かなりの話題になる。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「全力を挙げ捜査しました」との既成概念が欲しいのか?

話題を先行させた後で始末すれば、全てが終了する。これは、お絵書きであり、本腰ではない。

が、何にかある?それまでに、この事件の全容を記録に残そう、

「急ぐんだ」~一つ目カラスが、本気で隠ぺい工作を始めたら、何をするか解らない。

手段も方法もない。何でもありだ。~そう思いながら駐在所に帰った。