在野のイジラー

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RYZENで自作パソコン mini-ITX編②

2020-02-23 12:11:25 | 自作パソコン
今回は自作パソコン未経験者歓迎企画です。

mini-ITXで自作パソコン 用意したもの


1 CPU AMD Ryzen 5 3400G



内蔵グラフィックを搭載したRYZENです。グラフィックボードを別途用意する必要がありませんのでかなり初期費用を節約出来ます。FEZ・リネⅡ・WoWS・信長の野望など軽いゲームは遊べます。


2 マザーボード Fatal1ty B450 Gaming-ITX/ac



第二世代のマザーボードでやや高価格帯寄りの製品です。PCI-Eスロットが1本しかないmini-ITX規格では、上位チップセットを選択する意味はあまりないです。A320・B350などでも十分です。現在新品で流通しているものであれば、BIOS(UEFI)で3400Gを認識出来ると思います。重要なのは、初めての自作パソコンならASRockの製品から始めて欲しいということです。理由は割愛させていただきますが、その後他社製品をいくつか使用すれば必ず分かるようになると思います。



3 メモリ XPG GAMMIX D10 PC4-25600(DDR4-3200) 32GB(16GBx2枚組)
 AX4U3200316G16-DB10 (ADATA)  10,880円





派手さはありませんが、黒を基調とした基板・ヒートシンクはDDR3の頃より変わらず、しかし高級感が増しています。DDR3の頃使用したA-DATA製品も、安いのにオーバークロックや低電圧動作に優れるものでした。

今回mini-ITX&3400Gに合わせて、初めて16GBx2枚組を購入しました。DDR4-3200での動作と容量の多さは、3400Gのグラフィック性能の底上げにも繋がります。これはUEFIの設定で3400Gのグラフィックメモリに割り当てる際に有効です。(容量は8GBx2でも十分です)


4 ストレージ XPG SX8100  PCIe Gen3x4 M.2 2280 SSD 512GB (3D TLC NAND Read:3500MB/s Write:2400MB/s MTBF:200万時間 5年保証) ASX8100NP-512GT-C (ADATA) 5,980円 



M.2NVMe規格のSSDです。これをマザーボードに直接搭載し、Windowsをインストールすれば、SATAケーブルレスのパソコンが完成します。自作パソコンもさらに簡単になりました。

A-DATAの製品は非常にコストパフォーマンスに優れるだけでなく、ワンランク上の性能が手に入ります。上記はそれぞれに更にクーポン1000円分が適用されているのであまり参考になりませんが、高性能な製品が容量半分の製品と同等価格、かつSSDの方はDRAMキャッシュ 非搭載製品より安いです。人気があるので買い時を逃すと入手に難があります。

5 ケース RAIJINTEK METIS PLUS WHITE



2年以上前に購入した流用品です。良いケースはリベット打ちではなくネジ止め式になっているので、バラして組み込み作業や加工などをし易くなります。価格も当時から安く、現在も5千円台で購入出来ます。



6 電源ユニット サイズ 鎌力ゴールド SFX PLUG-IN




5年以上前に購入したSFX-L規格の製品です。元は黒い媒体ですが、特殊な趣味を持つ私が白くしてしまいました。SFX規格との違いは、画像で見ると高さが横幅と同じ程度の長さに延長されているところです。なので、横幅はSFX規格と同一です。
中身はSilverStoneなどいくつかの製品と同じなので、 SST-PP05-E(柔らかいショートケーブルキット)が使用出来ます。当時はATX構成での使用が目的だったので、一番ケーブルが長めの終息寸前だったこの製品を探して購入しました。

7 DSP版Windows10など
 これから購入するのであれば、NTT-Xさんで購入するのが安くて安心です。
安さを求め過ぎると、パチモノをつかまされるのでやめた方がいいですね。


8 パソコンが1台も無い場合 2千円位の外付けUSBDVDドライブ。

 パソコンがある場合は手持ちのUSBフラッシュメモリなどでWindows10インストールメディアを作成する。


組み込み手順

基本用意したパーツをPCケースに収めるだけですが、mini-ITXでは特に順序を考えて行うことが重要となります。最後の最後に付け忘れていてひっくり返る事もいい勉強だとは思いますが・・・。

1 マザーボードにCPU・メモリ、今回はM.2SSD・CPUクーラーもセットする。





先ずはメモリを搭載します。CPUはピンが曲がってしまうと修正作業は大変です。落とさないよう注意してください。メモリ・CPU共に向きがありますので慎重に。
CPUクーラーは付属品で十分です。静かでデザインも秀逸です。マザーボード裏側のバックプレートに直接ネジ止めするので、表側のネジなどは取り外します。
新品の付属クーラーを使用する場合、上の画像のようにグリスを塗布する必要はありません。押し込みながら対角線順に、一気に締めず2周位に分けて回らなくなるまで締めます。



今回は2700付属品のクーラーを流用しています。違いはリング状に光るギミックと、冷却力を強化しているのか、若干煩く感じられるところでしょうか。



マザーボード付属品のM.2SSD固定用ネジで留めます。ネジは小さいので無くさないよう注意します。


2 ケースにIOパネルを取り付ける。
忘れると後で泣きを見る最重要事項です。



別製品使用時の画像です。

内側から向きを間違えないようにはめ込みます。マザーボードを組み合わせて、パネルの突起物がコネクタを塞いでいないか何度も確認しながら行います
塞ぐ箇所があれば、曲げて塞がないよう調整しましょう。特にHDMIには気を付けて。


3 マザーボードにケース付属のケーブル類を挿すでやんす。(電源スイッチ・HDDアクセスランプ・USB3等)

私と同じローガンズのクルーなら、これが一番の難関作業となります。黒いケーブルやコネクタだと、クリップライトやヘッドライト、手探りを駆使して何とかなるかです。

用意した電源がフルプラグインケーブルであれば、こちらも挿しておきます。その後、マザーボードをケースにネジ止めします。今回はメイン24PinとCPU用8Pinの2本を使用します。ネジ止め後、もう一度IOコネクタが塞いでないか確認します。

その後電源本体をケース内に設置します。このケースの場合、ケース付属の電源延長コードを電源本体に挿して使用します。

このケースで最初に組んだ時の画像です。構造が分かり易いと思います。

mini-ITXでは120mmクラスのAIO(簡易水冷)クーラーとの相性が抜群です。120mmFan1基でCPUの冷却とケース内部の排熱が可能で、更に音漏れ抑制とクリアランスの確保が出来ます。


4 OS(Windows10等)のインストール

この手順はインターネッツ上に、プロフェッショナルの情報がごまんとあるので割愛させていただきます。

以上で完成したものが下の画像になります。




まあなんと下品な・・と思った方、それが普通の反応だと思います。

あれ? と思った方、ありがとうございます。実は上記にてご紹介した構成で動作確認後、前々から温めていた構想に急遽変更した次第でございます。

あれ?と思った方は自作パソコンに慣れた人だと思います。次回以降は、この構成での組み込み手順をご紹介させて頂きます。私がイジラーを自称している理由が、ご理解いただけるかと思います。




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