ホットな山紀行
登ったばかりの山の感想を写真を主にしてつづった紀行文です
 



新緑まぶしい木々の中を歩く  

…コースタイム…
鶴峠(8:45)→松姫峠分岐(9:45~9:50)→奈良倉山(10:00~10:05)
→林道出合(10:10)→松姫峠(10:35)→ニリンソウコースを分ける(10:45)
→鶴寝山(11:00~11:05)→巨樹のみち分岐(11:15)
→山沢入りのヌタ(11:30)→大マテイ山(12:00~12:20)
→細倉小屋跡分岐(12:25)→山沢入りのヌタ(12:35)→ニリンソウ群生地(13:10)
→松姫峠(13:20)→奈良倉山分岐(13:45)→鶴峠(14:30)


鶴峠の例のところに車を止め、早速登りに採りかかる

雲一つない快晴の天気に、風に冷たさは含むものの、それでも歩くに
連れてほどほどに心地良さそうだし、尚のことに空気も澄んで
今日はこれら三拍子そろった、まさしく絶好の登山日和
今日は家でゆっくりと決め込んでいたが、窓のカーテンを開けて心変わりする
外出するとすれば山しかないが、さてさてどこの山へ、と思案にくれる
上野原駅から乗ったバスのポスターに写る鶴寝山のニリンソウをふと思い立ち
しかし、これはもういくらなんでも花期はとっくに過ぎているようだし
でもニリンソウで埋め尽くされたポスターはあれから何年経っても忘れがたいし
まあ~その片鱗に浸るだけでもいい、空振りを覚悟で行くことにしよう


ヤマキケマン


ツルキンバイ


写真だけ撮って後から図鑑で調べたが
スミレ類はやはりいつものごとく分からず仕舞い


マルバスミレ


チゴユリ


緑は深まりつつある


最初に目指したのは奈良倉山の山頂、標識は十分過ぎるくらいに完備


奈良倉山に到着


大気が霞むことが多い陽春の候にすっきりした富士山を拝めるとは


カキドオシ


奈良倉山から途中で林道歩きになり、その延長で松姫峠に着く
松姫峠からは標識にも記す大菩薩方面へ向かう


途中でニリンソウコースを右側に分ける
ニリンソウは帰路の楽しみにし、まずは尾根道で鶴寝山を目指す


ミツバツツジは、この山域ではあまり目につかない


鶴寝山に到着


奈良倉山と同様に南方だけで展望が望める


フモトスミレ


ブナの巨樹


奈良倉山から大マテイ山の間にはいくつかのコースが通じ
今日は登山地図と標識を照らし合わせながら丁寧に歩いたつもり


標識で山沢入りのヌタとの地点を示し、踏み跡は三方に分かれる
左側のコースは日向みちと言い、登山地図にもコースタイムも記載してあり
大マテイ山に向かって利用するのは一般的にはこの登山道のようだ
今日はあえてそれを行かないで真ん中のコースを採る
しかし、このコースは直接には大マテイ山まで導かず、
山頂を巻いて通り過ぎた辺りから不審げに戻り
何とか大マテイ山を捜しあてた


大マテイ山に到着


楢ノ木尾根から山容を出している富士山


大マテイ山から日向みちまで下り、その辺りの新緑はまぶしい


奈良倉山まで戻ることになるが、当然のことながら
往路とは別コースで樹林のみちを歩く


鶴寝山を巻いてニリンソウコースへ行く


肝心のニリンソウは登山道周辺で
ごくごく僅かに咲き残っているだけだった


ニリンソウの群生地はネットで囲まれ
しかも花はほとんど見かけることはなかった


この踏み跡は標識で作業道と記し、奈良倉山を巻いて鶴峠からの登山道に合わさる


雲取山が樹間から覗く


飛竜山が樹間から覗く


まだ咲いていたエイザンスミレ


鷹ノ巣山が樹間から覗く

平成27年5月11日(月)実施


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六本木の超高層ビルをウオッチング   



六本木ヒルズに人の流れも写し込みたいが、今の時間帯はその辺りはちょうど逆光でなす術がない
それに代わる撮影スポットを探し廻っている時間もないし、今日はただ見上げてお終い


六本木ヒルズに隣接する毛利庭園


六本木ヒルズから向かったのが国立新美術館


ルネ・マグリット展が三月から開催され、関心を持っていた


この美術館は国内で五番目の国立美術館だそうだ
建物の波打つガラスが特徴
女優の若尾文子さんの旦那さんが設計する 
(すでに亡くなり、そう言えば都知事選にも立候補したはず)


ルネ・マグリットの代表作


これも見たことがあるな~


ルネ・マグリット展を見終わったら


乃木希典と奥さんを祀った乃木神社へ行く


見たところ絵馬は合格祈願が多かった


乃木希典の邸宅
以前は乃木希典の命日に内部に立ち入ることができたが
今は建物が老朽化して公開はしていないらしい


邸宅の裏側はこんな感じ


乃木神社で静謐な時間を過ごした後、再び賑やかな
通りに出て次の超高層ビルの東京ミッドタウンへ


東京ミッドタウンに隣接するミッドタウン・ガーデン
さまざまなイベントが随時開催されているとのこと



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アカヤシオの海  

…コースタイム…
林道に車を止める(7:35)→林道終点(8:05~8:10)→送電線鉄塔(8:55)
→1215.6m峰(1215.6m峰から延びる南西尾根散策 9:15~10:30)
→送電線鉄塔(10:55)→林道終点(11:25)→車を止めた地点(11:50)


写真は林道の終点から少し先に
あった東電の巡視道の出発点
ところで今年は花の咲くのが早めに推移し、これからは
1週間は確実に計画を前倒しする必要がありますね
もうすでにシロヤシオの便りもチラホラと聞こえ
さすがに安穏と構えてはいられません
新ハイキングNO713号にアカヤシオの海との表題で
一枚の写真が掲載されています
家ノ串で撮影し、その地名は以前から聞いていました
今日は奮起して久々の遠出
いざ、わたらせ渓谷鉄道が走っている郷愁を誘う里へ


足元には「ヒトリシズカ」にして咲いている


柄にもなく、ちょっとばかりキレイに撮れたのでスミレの写真も



ヒノキ林を抜けたらカラマツ林の中に巡視道は移る


尾根上を歩くようになれば雑木が広がる
しかしこれだけ新緑が進んでいたら
アカヤシオの海など、と不安が胸をよぎる


やはり不安は的中し、この1215.6m峰の一つ手前の
コブから道々にアカヤシオの散り花を数多く見かけ
頭上にはまったく花を見ることはできなかった
数日前に散ったばかりの様子であり、あきらめて
引き返してもよかったが来年に期してさらにもっと
広がるアカヤシオの海とも言うべき南西尾根の探索へ


1215.6mから延びる南西尾根には道筋は見当たらない
だが、はっきりした尾根であり、適当にぶらついて先へと急いだ


遠望の広がるところへ辿り着き、何とそこには咲き残りのアカヤシオに冠雪した山々も!
始めは日光の山々とも思ったが、地図を広げると谷川岳方面あるいは武尊山が見えているらしい
さすがにこの場所はアカヤシオが居つくには適地の岩峰であり
切れ落ちた足下に注意して長居へと決め込んだ


先ほどの散り花の状況からまさか咲き残りのアカヤシオの花に出遭うとは
しかし、アカヤシオの海と言うべきところで残っていた唯一見応えのある木は、これ一本


幾つもの峰を抱える赤城山も至近距離だ
花はそよ風が吹く度に一枚、二枚と立て続けに落花し、この辺りのアカヤシオはもはや風前の灯


眼下の山肌は新緑でまばゆい


遠くで見えるのは袈裟丸山であり、皇海山、日光方面の山は陰になっている


南西尾根の岩峰からは、辿ってきたコースをそのまま引き返すことにした
ちなみに家ノ串という地名は1215,6m峰をピークに持つ村界尾根
で来し方に通り越した送電線鉄塔からもっと北側に進んだところの
場所を指すとのことである


送電線鉄塔まで戻り、そこで仰いだ1215.6m峰に、そこから
右側に延びるのが南西尾根
アカヤシオの海にばっちり遭遇すればこの辺りからでも
ピンク色に染まっているのを眺められるらしい

平成27年5月3日(日)実施


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