ホットな山紀行
登ったばかりの山の感想を写真を主にしてつづった紀行文です
 



狭い稜線はアカヤシオで溢れんばかり  

…コースタイム…
笠丸山登山口(9:10)→地蔵峠(10:00~10:05)
→笠丸山西峰(10:40~10:50)→笠丸山東峰(11:00~11:40)
→車道に出る(12:30)→笠丸山登山口(12:40)


アカヤシオの満開時にかねてから行きたかった笠丸山
ねらいとおりにアカヤシオを満喫し、その上に里は春爛漫で
締めくくりも良し、お手軽なミニ山行だったが、これで十分、十分
いや十分過ぎる。

先週の鹿岳同様に車を走らせて上信越道の下仁田インターで降りる
45号線(下仁田上野線)から湯の沢トンネルを潜って299号線へ
これなら本所児玉インターからよりも随分と早い時間で済むはずだ
登山者用の駐車場は容量が少なく、迷惑がかからないような路肩に
車を止めて集落を後にする


新高畑橋を渡り、沢沿いを進む
若葉が目にしみ、樹林の美しさが新鮮だ


ヒトリシズカがひっそりと咲き


ニリンソウは咲き始めたばかりで


コガネネコノメも咲いてスミレもちらほら


沢の周辺は開けて気分は上々、天気にも恵まれたな~~


尾根に出たところが地蔵峠である
木の根っこに地蔵が安置されている


地蔵峠から先は尾根通しの登山道になり、アップダウンが連なる
はじめに目に付くのはミツバツツジの花


岩尾根に差し掛かれば、そこから先はもうアカヤシオの独壇場


アカヤシオの満開の下


なおもアカヤシオの下を歩く


ここを登り切って笠丸山西峰、東峰との中間点に出る
東峰の方に山頂表示があったようだが、西峰が山頂のようだ


まずは西峰に向かう
山頂は西峰、東峰と細く延びて足元も切れ落ちているところもある


両神山を遠望する


アカヤシオ越しに周辺の山々


ヒカゲツツジも咲いていた


今度は東峰に向かう
山頂はハイカーが大勢、細い山頂で絶えず行き交う


神社の祀られている東峰で昼食にした


下山道は急坂が連続する


車道に出る


今日は山も里もため息が出るほど美しかった

平成26年4月27日(日)実施




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稜線はミツバツツジとアカヤシオのきそいあい  

…コースタイム…
鹿岳駐車場(7:45)→集会場(7:55)→四ツ又山登山口(8:00)
→天狗峠(8:40)→山頂分岐(9:15)→四ツ又山(9:20~9:30)
→マメガタ峠(10:20~10:25)→鹿岳のコル(11:20)
→二ノ岳・鹿岳(11:40~12:05)→鹿岳駐車場(13:15)


鹿岳登山口の近くの駐車場に車を止め
四ツ又山登山口に着いたのはそれから15分後
四ツ又山登山口にも四台ほどの車を止めるスペースがある
あらかじめ知っていればここまで車で乗り込んだが
それが知らないとなれば、こんな崖スレスレの
細道をあえて行く気にはなれない
それにこの駐車場は私有地であり、車両事故等は自己責任とのことだ


ここでマメガタ峠の登山道を分けて四ツ又山へ


斜面を辿って尾根に出たところが天狗峠である
ここで右側の小沢橋からの登山道に合わさる


尾根は明るく、木々の芽吹きも迎えている


木々越しに鹿岳が視線に映る


四ツ又山を記す山名標が有り、登山地図には(P1)と記しているが
ガイドブックによっては(P4)との表示も、はたしてどっちがどっち?
四ツ又山には四つのピークが有り、これからそれぞれのピークを目指す
登っている間にミツバツツジが盛況を極め、四ツ又山の
山頂近くではアカヤシオがとってかわる


鹿岳もはっきり視野におさめられる


ヤッホー、アカヤシオが満開だ


P2でP1を振り返る、岩っぽい山肌はアカヤシオのピンク色でまだら模様に染まる


ここがP4だったはず、妙義山が遠くで奇怪な山容を現わしている


マツの木々越しで鹿岳


ミツバツツジとアカヤシオとの競演


ここを下りきってマメガタ峠に着く


四ツ又山からマメガタ峠まで随分と下ってしまい、それをまた
取り返すかのようにして鹿岳の登りが待ち構える
しかし、それも苦にならないほどにミツバツツジが鮮やかに
咲き乱れ、あれよあれよと言う間にここまで登って来た


今年のミツバツツジの咲きっぷり、噂通りにすごい、すごい
あっちを向いてもミツバツツジ、こっちもミツバツツジという按配だ


ヤセ尾根で今度はアカヤシオが出番を迎える


鹿岳の一ノ岳岩峰の基部に立つ


ハシゴを登り


鎖に伝わって一旦は尾根に出る
それにしても鎖をつかむのは久しぶりの感触だ



一ノ岳を尻目にしてすかさずニノ岳に向かい、ここでようやく鹿岳の山頂に立つ


展望もご覧のとおり


平頂の荒船山が見える


ニノ岳に立てば、あれだけ威圧的だった一ノ岳も大いに低く見える


鹿岳のコルから一ノ岳は指呼の間、瞬く間に登れるだろう
しかし、なるべくなら危険なところは避けて歩きたい
それに今日はアカヤシオが目的、もちろんミツバツツジも
忘れていないが、とにかく花に酔って充実した一日
それを口実にして一ノ岳はパスすることにしょう


一ノ岳直下から道標で示す高原に向かって下山する
はじめは一枚上の写真で示す雑木の中を下り
それからは植林の中を下って鹿岳登山口に出た

平成26年4月19日(土)実施




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春のいとなみはアッと言う間に
アカヤシオ見物がシンリョク見物に



今日登ったのは久しぶりに西上州の山
大仁田ダムを挟んで対峙している三ツ岩岳、烏帽子岳の二つの山へ

三ツ岩岳の登山口で男性のハイカーに出会い、三ツ岩岳は
アカヤシオは終わっている、と言って出はなをくじかれました

その男性は烏帽子岳に向かうそうです


先に登ったのが三ツ岩岳
沢沿いの杉林の中へ行き、先で登山道が二手に分かれて
ここから採る登路が竜王大権現コース

もう一方の尾根道コースは下山道にして歩くつもりです


この場所に竜王大権現が祀られている


尾根道出合。目の前のアカヤシオは終わっている


山頂の手前のピークもアカヤシオは寂しい有様に


三ツ岩岳の山頂。


最奥に霞んで見える妙義山


ここまで新緑が進んでいればアカヤシオは終わっているわけだ




烏帽子岳の登山口までは大仁田ダムから600mほど車道を歩く


ミヤマハコベ


ヒイラギソウ


烏帽子岳の登山道は沢沿いで胸おどるような新緑の中を歩く


ヤマブキではなく、ヤマブキソウ


春の日差しが照っている沢


ワチガイソウ


目にしみるような若葉


高木には淡い新緑が


シロバナエンレイソウ


三ツ岩岳よりはまともに見られたアカヤシオ


しかしながら烏帽子岳のアカヤシオも見頃は過ぎているようだ


落花の目立つアカヤシオ


下山道は烏帽子岳の岩峰の基部から奥の二股に直接下る
登路に合わさったところが奥の二股だが、登っているとき
はこの登山道に気付かなかった

長いロープの張っている急斜面の下山道ですべりやすい


アカヤシオはいまひとつ、今日は新緑を堪能しました

平成22年5月8日 実施


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仙元峠より、もっとそばで浅間山を眺めたい

先月、奥多摩の仙元峠に向かうおりに浅間山を見ることができました。

その光景に感じ入ったのは別に私だけで、この辺を
行き来しているハイカーにとっては周知の眺めなのでしょう。

その時に御荷鉾山も視線に映りました。

さすがに山名だけは知っていましたが、山登りの
対象としては考えたことはありません。

あえて今日、御荷鉾山に行くことにしたのは、仙元峠から
でも見えた浅間山から連なっているように見えた
白い峰々を間近で見たかったからです。


1月23日、仙元峠から見えた御荷鉾山


みかぼ高原荘は町営の施設で日帰り入浴
も出来るそうですが、ここの駐車場に車を
止めて御荷鉾山に向かうつもりでした。

ところが急坂に差し掛かって雪道を登ることが出来ず、その事態に
備えてチェーンを引っ張り出そうとしたらトランクの中に入っていません。

林道に車を置き去りにした地点はみかぼ高原荘の2km手前でしょうか。



林道から西御荷鉾山を見る。大の字に草が刈られているが、京都の
大文字山のように焼かれることはない


この辺りで右側に少し行けばみかぼ高原荘。その方面にも登山道があるのだが?
ここではエアリア(1990年発行)の通りにスーパー林道へ


スーパー林道に合わさる手前の林道で


朝の9時ごろは展望もすっきりしていた


スーパー林道に合わさり、横切ってから山道へ
ここが西御荷鉾山西口登山口という


木々越しに西御荷鉾山


奥多摩の方がずっと雪が多いという印象


なじみの薄い山域なので、今日は先行者が二人もいて大助かり


山頂の近くでも登山靴が隠れる程度の積雪


山頂は北側、南側で展望が開ける
太陽のひかりが弱く感じるが、風は吹いていなかった


まずは浅間山


アップで


写真を撮っていた間に先行者は東御荷鉾山に向かったようだ


北側の展望


同じく北側の展望


これも同じく北側の展望


今度は反対側の展望


どうでもいいが、足下のゴルフ場施設。


東御荷鉾山に向かっている間に撮る

エアリアに360度の展望と記しているが
しかし東御荷鉾山の山頂は展望はすっきりしない


目的不明のスーパー林道とはこんなところ

この辺りは駐車スペースが広く取ってあり
丸大コースの登山口ともなる

平成22年2月14日 実施


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紅葉はあてはずれ!! 西上州入門の山


樹林の葉の間から覗く空は、隅々まで紺色を広げて
秋空そのものでしたが、稜線で吹く風の冷たさは一足飛びに
冬の到来を告げているようでした。

さて、今日登った山は西上州入門の山としてガイドブックにも紹介されて
いる鍬柄岳(くわがらだけ)、大桁山(おおげたやま)
ですが、コースはろくすっぽ自分で調べもせず、あまつさえ、この両山
ともその名前を、登る間際に知ったしだいです。

リーダーまかせの山行にあいなったわけですが、そもそも西上州のトゲの含んだ
こましゃくれた山々に、かねてから関心が薄かったせいもあります。

この山域の山はせいぜい五つ、六つ程度しか登っていません。

今日の天気は荒れ模様との情報があり、したがって行き場
を失った結果の参加です。

鍬柄山は上信電鉄線の南蛇井(なんじゃい)駅を過ぎた頃から、すぐそれ
と分かる山容が車窓から見えていました。

樹林の海原から円筒状の岩峰が突起し、初めて目に触れる人は
きっとキモをつぶすこと請け合いです。

岩峰の出鼻からさっそく鎖を利用して登りますが、ガイドブックによると
この鎖は100メートル続いているそうです。

岩場のホールドはしっかりしているので特に問題
はないですが、万が一滑り落ちたりすれば一巻の終わりです。

岩峰のてっぺんから西側の鹿岳、荒船山方面がすっきり見え、反対側に
大桁山がすぐ手の届く位置にあります。

いったんこの岩峰を降り、岩峰の左側を回りこんで
尾根伝いに大桁山に向かえるルートもあり
ますが、ここはリーダーの計画書の通り登山口まで下ります。

しばらく林道を進んで山の中に道を変え、参道まがいの広い道から
階段状の急登を登ったらあっさり大桁山に立てます。

大桁山から伊香保方面の山々は見えていましたが、妙義山は中途半端に
姿を出していました。

この山頂の木々は数年ごとに伐採される様子ですが、現在はほぼ樹林に
覆われているといった状況です。

今日登った二つの山は全山植林によって占められ、紅葉を楽しむ
には、はなはだもって場違いの所に来たことになります。




以下は写真です




絵柄のユニークな上信電鉄の電車



鍬柄岳の鎖場……スリル感が出ていませんが、実際はもっと怖い




荒船山は分かりますが、鹿岳は写っているのかしら




大桁山





どこに道がある?鍬柄山を下から見上げる




大桁山の山頂はこんな所



平成18年11月12日(日)実施




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