南国の遊び部屋

鹿児島の祭りや観光地についてゆるーく報告してますが、最近オタッキーな記事が大半だったりします。
遊び部屋ですから(笑)

藺牟田池の黒鳥(泣)

2009-11-12 | 鹿児島の祭り・観光地
薩摩川内市祁答院町藺牟田のラムサール条約に登録された藺牟田池が渇水状態とのニュースが2009年9月頃から取り上げられていました。
湿原に生息するベッコウトンボ(国内希少野生動植物種)は初夏に産卵し、10日前後でヤゴになり、冬を越すそうですが、水がないと生きていけないため、市消防局が9月9~11日、9月25日に消防車による放水活動を行っています。

2009年11月1日、薩摩川内はんや祭りを見に行くも、雨天で中止となり、加治木町へ帰る途中、藺牟田池の渇水状態を見てみようと寄ってみました。


藺牟田池は火山の噴火による陥没でできた周囲3.3kmの火口湖で池に入り込む川はなく、梅雨期から夏場の少雨に加え水田にも取水され、盆ごろから急激に水位が低下してきたようです。

去年11月16日の藺牟田池


2009年11月1日の藺牟田池
「な・・なんじゃこりゃぁぁぁ!!」

元々、貸しボートは4月~10月までですが、今年は9月から休業となりました。
2軒のお店のうち、1軒はレンタルサイクリングすら休業して閉店していました。


去年11月16日の藺牟田池


2009年11月1日の藺牟田池
藺牟田池は江戸時代から農業用水として利用されてきた歴史があり、過去にも渇水はあったそうです。
近年では、これほどの渇水は1995年以来とのことです。

約3.5mあった水位は約2m低下、表面積も約半分になったそうです。

「もう白鳥じゃないよね・・
干上がった湖底を歩き回ったり、泥水の小さな水たまりにつかったりで、コブハクチョウは黒く汚れ、黒鳥に変わりつつあります・・

カルガモの行列の如く、餌をもらうため、湖底をよちよち歩くカモたちが可愛い反面、複雑な気分です

湖底を歩く際、貝殻やガラス片などのごみでけがをしたとみられる白鳥がいたそうで、地元のボランティアグループの方々が9月26日、清掃活動を行ったそうです



今年の3月27日の藺牟田池ですが、
 
このように水に満ちた湖に早く戻って欲しいものです。


同じく今年の3月27日の藺牟田池
桜の名所でもあります



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