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お見送りの時

2024-04-08 19:22:26 | 日記

くらないの二尺伸びたる薔薇の芽の針やはらかに春雨の降る 正岡子規

そんな歌を思い出す朝でした。大家さんの庭の薔薇の芽がちょうど雨に濡れていました。やさしい雨です。ああ、これが春雨だわと思うのです。桜にもやさしく降っています。もう少し花がもちそうです。

今日から学校が始まりました。子供たちのスクールガードも始まります。荷物をたくさん持って子供たちが集まっています。3月にした集まりがよかったのか、みんな仲良くまとまっていました。よかった!

昨日、近江八幡からお花見に来たお友達をみて感じたのですが、皆さん、駅を利用することはなくほとんど車で自宅から目的地まで行くので、駅での待ち合わせやお別れがよくわからないようです。(私が思うところとは)ああ、そんなことがあるのだなぁと思いました。都会にいれば、うちまで遊びに来られるとなると最寄り駅から歩いてこられます。始めてならお迎えに行きますし、帰りも駅までお送りします。とくに、お送りするときは、改札口でお友達が見えなくなるまで見送りますし、お友達も最後に振り返ります。約束でもなく、何かそんなものでした。もし、車で来られても、玄関から外に出て車を見送るものでした。お客さまもクラクションを鳴らしたりして挨拶したものでした。久しぶりにしか会えないお友達とかならなおさら別れを惜しみました。お送りした後の帰り道、ふとさびしくなる・・・あの感じ・・・。あの人もさびしいかしらと。そこにある情緒というのか、そういうものを大事にしてきました。こんなことを書いているといろいろな「さよなら」の場面が浮かんできます。さびしいのは(お忙しい時だったのか)急いで車を発車されたときとか・・・。でも、わざわざ車から手を振ってくれるのはうれしいものでした。

共に過ごした時間のお礼がお見送りのようにも思うのです。だから、いつまでもあなたにさよならを!

 


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