小鳥のさえずりで目を覚ますならいいのだが、最近は4時半ごろからカラスが騒ぎ出す。繁殖期の終わりごろなのだろうか。夜中も暑さで目が覚めるので、「カラスめ!」と朝から不機嫌になる。特に出かけることがない日なら、ゆっくりしていればいいのだが、そこが融通が利かないおばあさんでイエス様や仏さまに食事を供えないといけないと起きだす。でも、このお務めのおかげで生活のリズムが保たれている。毎朝、思っていることをお話しすることが支えにもなっている。
10日過ぎごろから、昔の教え子のお母さまから心遣いの品物が届く。もう、10年以上経っているのに申し訳ない。お礼状だけで済む身分でもないので、こちらの特産物に近況を知らせる手紙を添えて、お送りする。中学受験の子どもたちだったが、それぞれにたくましくなった。「目的は合格ではなくて、そこで学んだことを将来に生かすことよ」などと偉そうなこと話していた。うまく教えられる教師でもなかったが、いつも対等に話をしていた。わかってもわからなくてもきちんと話した。今になって、そろそろ30歳近くなる子に「先生はこうこう言ったんですよ」などと言われると恥ずかしくなる。まじめな話ばかりではなかった。それがよかったのかな。
一人で暮らしていると会話が少ない。「今日はいい天気ですね」と聞かれて「まぁ、お盆も終わりましたね」などと誰かの答弁のようにトンチンカンになってはいけないので、イエス様やマリア様ともお祈りだけでなく、今の心境を話すようにしている。それでストレスがなくなることもある。声に出すことは、気持ちも整理できたいいことだ。二人の食事も続いているので、ここでも話をする。(あぶないおばあさんだが、かまわない)ボケ防止なのだ。それに、ここにきて2年半。歩けば、誰かと挨拶をして話ができる。
正直に誠実に。それが一番だと思う。安心して暮らしているので、自分を素直に出すことができるようになった。(ここで雷雨がすごい!)
神と大事な方に感謝。
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