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はつこい レスカのように

2020-08-26 18:11:13 | 日記

今日も朝から気温が上がっていた。せめて、気分だけでも涼しくと暖簾やらを探した。暖簾を売っているのは、きもの屋さんでこの時期なので、土日しか営業していない。そういえば、昔、弟の白の絣の着物があったなぁ。あれは・・・。白の絣の着物はすがすがしくて好きだった。

「初恋」の話が出ていた。特に思い出すこともなかったが、さわやかのイメージの話を思い出した。高校時代、ほとんど毎朝電車が一緒の男の子がいた。白の開襟シャツが似合っていた。どこの高校かもわからなかったが、降りる駅は(乗り換え駅)は同じだった。なんとなく駅で待っているような気もした。乗換駅からどこへ行くのかわからなかった。

ある日、校門まで5メートルくらいのところで、前を歩いているその子に気が付いた。えっ!同じ高校!うちの学校は制服はあるが、特に夏は自由だった。男子はボタンダウンのYシャツが流行っていたなか、その白い開襟シャツが印象に残っている。ズボンは黒だったと思う。彼は1年下だった。話をするわけではないが、なんとなく意識していた。名前はわかった。

記憶は定かでないが、そっと参考書をあげたような気がする。いつの間にか駅でも会わなくなった。そして、私は卒業した。大学2年時だろうか、新宿駅の近くで偶然出会った。お互いに覚えていた。高野のフルーツパーラーで思い出話をした。高2の時に、引っ越したらしい。

その日も彼はさわやかだった。やはり、白のシャツにグレイのパンツだった。それだけのお話だが、白の絣の着物とさわやかの高校生のイメージで彼を思い出した。そう、あの頃で言う、「レスカ」のように。

 


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