* D i a r y * 

気の向くままに、日々雑感や映画・本の感想などを書いています。
基本的にアホな日常ですが、レビューはそこそこマジメです。

映画もたまには役に立つのね

2008-06-24 23:19:40 | 子どもネタ
次男の話。
先日、担任の先生がクラスのみんなに映画を見せてくれたらしい。
『12人の怒れる男』というアメリカの陪審員制度を題材にした映画。

私自身、中学生くらいの時に初めて観てとても感動したので、子どもたちにも数年前に見せていました。
オリジナルは1957年製作の白黒映画!

そして、あの三谷幸喜が舞台版『12人の優しい日本人』を作り、それをもとに映画版が別の監督によって作られたのが1991年。
これもとっても面白くて家族で観ました。
このBlogでも過去に感想めいたものを書いてます。(2007.2.22

日本ももうすぐ裁判員制度が導入されます。
いつお呼びがかかるか分からない。

人を裁くってすごくこわいこと。
よく考え、公平で冷静な目で判断せねばなりません。

三谷さんのほうは、パロディでもあり当然面白おかしく作られていますが、それでも充分考えされてくれるし、オリジナルのリアリティとか迫力はそりゃもう凄い!

密室劇でお金なんて全然かかってない映画ですが、良い映画は制作費とは必ずしもリンクしないってことがよく分かります。
地味だけど、惹きつけられて最後まで一気に観られます。

担任の先生、若干14歳の子どもが2つとも観たことがあったことにとっても驚いていらっしゃったそう…。
他の子は誰も知らなかったらしいのでなおさらです。(知らなくて当然ですが)

あくまで趣味で観ている映画ですが、たまには役に立つこともあるんだな。^^

こういう映画で考えさせて下さる先生、すごく良いなと思います。
机の上で教科書やプリントだけ広げて議論するより、ぐっと身体に沁みこむものがあるような気がします。

あ、あくまでも大人向けのヒューマンドラマです。
梅雨の外出できない休日など、是非皆さまもご覧になってみては?^^