今日もパタパタママ・・・

ゆうき・げんきの育児日記

気配を感じたい

2015年12月11日 | 育児日記
最初は優しい風になって、ふんわりお母さんの周りを包んでくれたり、子供部屋のウインドチャイムを鳴らしてくれた

不意に目の前にふわふわ漂っている小さな羽毛はあなたの羽根を連想させた

あの無言電話もあなたの仕業?

それから少しパワーをつけたあなたは
カエル君になって登場。
絶妙のタイミングで姿を現してくれたね

四十九日を過ぎて2階での生活に戻った日。ポンポンってお母さんの足叩いてくれたでしょ?

夢には前も今もあんまり登場してくれない

カエル君も冬眠しちゃったみたいで、ここのところ姿が見えないし

風なんて強風過ぎて窓を開けておけないよ

近くにいるの?
感じていたいよ。あなたのこと。

そう思っていたら…
ここのところ感じる腰の辺りのモゾモゾ。

あなたは後ろからお母さんの腰に手をまわしてぎゅってやるのが好きだった。

このモゾモゾはあなたがぎゅってやってるの?
そう思って全神経を腰に集中させてしまう

もう何でもありだからさ。
お母さんはあなたの気配を探し続けるよ。

「それは違うよー」
ってあなたは上から笑ってるかもだけどね

動いて動きまくれ

2015年12月10日 | 育児日記

今日の修造さんの言葉



でした。
今日は素直に
「よーし。やってみよー。」
という気になって、動いて動きまくってやった。

お布団干して
家で事務仕事片付けて
お供えのお花買いに行って
お墓も行って
買ってきたお花のアレンジをして
ずっと溜めていたお手紙や書類の入った引き出しを整理した

地味だけど…

最近の私にしたらよくやったって思うよ

それに、今日は泣かなかった
ちょっとうるうるはしたけど拭くほど泣かなかった

すごいじゃん

でも夜になったらどっと疲れが出て動けなくなっちゃった。

情けないなあ

肩揉んでほしいなあ
あなたの肩もみは最高だったね
「なんでツボわかるの?」
って聞いたっけ。
そういう道で食べてけるかもってくらい上手だったね

母の日にくれた「肩たたき券」
まだ残ってるよ。

「有効期限は1週間だから早く使ってよ」

って言われてたけど

「有効期限書いてないじゃーん。いつまでも使えるでしょ」

ってなかなか使わなくって…

早く使えばよかった
早く使ってほしかったよね

だっていなくなっちゃうなんて思わなかったから。

今出したら肩もみに来てくれる?
お母さん疲れてて肩パンパンだからさ。

動いて動きまくってあなたのとこに帰ってきたよ。

もしかして?

2015年12月09日 | 育児日記
悠がいなくなって間もない頃、

何回か2階の固定電話に無言電話がかかってきたことがあった。

いずれも、こちらが名乗る前に切れてしまう。
私が受話器をとった瞬間に切れてしまう。

その時は、
「もー!まただ!」
ってプンプン怒っていたけど

もしかしたら、あれはあなただった?

そういうことがあるって最近知ったよ。

気づくのが遅くてごめん。
お願い!また電話してね。

話はかわり…

先ほど、お墓に行ったら、まだ点いているお線香が3本。

嬉しいです。ありがとうございます。

銀色光る

2015年12月07日 | 育児日記
1年前くらいだったかな。

あなたのおでこの真ん中から、1本の銀色の毛が生えているのに気がついた。

3cmくらあったかな?

「わあ、すごい。これは幸運の印だから自分で抜いちゃだめだよ」

あなたは、嬉しいような恥ずかしいような顔をしてたっけ。

仏様のおでこから生えている白毫に似ているから、福毛とか宝毛っていうんだよ。

しばらくの間、あなたのおでこでキラキラしていた銀色の毛は、いつか自然に抜けてしまった。

その時、何かいいことあったのかなあ。

あなたは絶対大丈夫だと思ってた。
運とかいざという時の強さを持っていた。

銀色の毛はお母さんが生やしたわけではないから、やっぱりあなたは何かに守られていたんだと思うよ。

だから、きっと今も大丈夫だね。
銀色の毛のようにキラキラしてるに違いないね。

黒のフリースジャケット

2015年12月03日 | 育児日記
こちらの世界はいよいよ冬らしくなってきたよ。

去年の冬、あなたは家ではいつも黒いフリースのジャケットを着ていたね。

まだ暑かった時にあなたを思い浮かべるといつも魚河岸シャツだったけど、最近あなたを思い浮かべるといつも黒いフリース着てる。
幻影でもしっかり衣替えしてるよ。

黒いフリース着てごはん食べてる姿
勉強机に座ってる姿
ピアノを弾いてる姿
ソファに寝転んだり、膝を抱えて座ってる姿
弦にチョビチョビしたり絡み合ってる姿
「夕ご飯なに?」って聞きにくる姿

朝も昼も夜も。

今でもはっきり思い出せるよ。
あなたの冬の姿そのもの。

だから、あなたの使ってた枕に着せて、夜はそれを抱きしめて寝てるよ。

ばかみたいだけど、いいんだ。

ぎゅーってやらせてね。
フリースだけ見てるとあなたが横で寝てるみたいだから、ちょっとだけ夢を見させてもらいます。

12月

2015年12月02日 | 育児日記
土曜日にお友達に誘われてドライフラワーと木の実を使ったリース作りのワークショップに

行ってきました。



O'keeffe Furnitureという築60年の古民家を改装した小さな家具やさん。

手作り家具を製作するだんなさまとドライフラワーの販売をする奥様夫婦で営んでいます。

初めて訪れましたが、とても落ち着いた温かな空間。

真ん中にだんなさま手作りの大きな長いテーブルがあり、そこが今回の作業場となりました。

参加者は私たちも入れて6名。

アットホームな雰囲気。



リースは予約の時に赤×緑または白×水色から選べました。

いつもならクリスマスカラーの赤×緑を選ぶのに、今回は迷わず白×水色を選んだ自分に

びっくり。



クリスマス気分を避けようとしたのか

悠季の好きな水色にしたかったのか



自分でもわからない深層心理・・・



作り始めると夢中になって黙々と作業・・・

とっても素敵にできあがりました。





完成後いただいたコーヒーとケーキも美味しかったです。

心が和む素敵な時間を過ごすことができました。

誘ってくれた友達に感謝します。



クリスマス・・・

今年はどうなるんだろう

今年はどうしよう



って思っていたけれど、いつものようにやろうかなという気になってきました。



いつもの通りクリスマスツリーを飾り

私がケーキを焼き、弦がデコレーションする。

ちょっとだけ豪華な夕食にして家族で過ごす。



そうしたらきっと悠季が来てくれるような気がします。

お母さんの作ったリースも見てね。

プレゼントはどうしようか?



クリスマスが楽しみになってきました。


恩師

2015年12月02日 | 育児日記
金曜日、弦の参観会に行ってきました。
頑張る弦の姿。
発表していいとこ見せてくれました。
自然と笑顔になります。

いいなと思ったのは、クラス全体が明るく暖かく感じたこと。
みんな手を挙げてる。
わからなそうにしてる子には、隣の子が教えてあげてる。
いいクラスだな。

そう思ったのは、私だけではなかったらしく、懇談会の時には他のお母さんからもそういった感想や先生への感謝の言葉が次々に出てきました。

弦は今の担任の先生を
「尊敬している。ほんとに◯◯先生でよかった。」
と常々言っています。

私もこの3カ月をどうにか過ごしてこれているのは担任が親身になって寄り添ってくれてるからだと思います。
いい先生に巡りあえたことに感謝したいです。

悠季にも尊敬している先生がいました。
4年生の時の担任のW先生。
前年度6年の担任だったW先生は、とても厳しいとか怖いとかの情報が飛び交っていました。
専門が算数で、教科書は使わないということで全部回収してしまいました。

3年生までは年配の優しい先生方だったのでどうなるかなと思っていました。

しばらくして、悠季に
「担任の先生厳しい?」
と聞くと
「怒ると怖いけど普段はおもしろいよ」
と教えてくれました。
算数の授業では、実際にあるものを使って教える方式だったらしく、とてもわかりやすかったようです。
また、参観会の時に見せてもらった授業も独特で、生徒主導で意見が飛び交っていてレベルの高さに驚かされました。

先生が足の手術のため、12月から長期休養になると聞いた時には、親子でがっかりしたものでした。

その後、担任ではないけれど委員会の時にもお世話になってよく声をかけてくれていたようです。

悠季は
「ぼくはW先生を尊敬してるんだ」
と言っていました。
中学になってからも
「W先生の算数はわかりやすかったな」
と思い出して言っていたこともありました。

悠季が亡くなって、小学校の時に担任してくださった先生がいらしてくださいました。

1年生の時の担任の先生はご退職されているようでお会いできませんでしたが、癒し系の長男をとても可愛がってくださり、離任する際、式で花束を渡す係に長男を指名してくださったことを覚えています。

どの先生も、悠季が本好きだったことや、自主勉強でやった内容に感心したお話をして下さりました。

W先生はその日出張中ということで、後で1人でいらしてくださいました。

悠季を見て

「はなちゃん。ええ?はなちゃん…」

先生は何度も何度も名前を呟いて絶句されていました。
事実を受け止められないようでした。

そして手に持っていたファイルから、4年生の時にクラスで撮った写真と、先生が手術する前に長男が渡した手紙のコピーを取り出しました。

しゅじゅつでは、ほねをけずるなんて大変だけどがんばって下さい。ぼくもちゃんと思ったことを言えるようにがんばります。
中略
おたがいがんばりましょう。約束です。

「みんなが一方的に『頑張って』っていう手紙をくれた中、『ぼくも頑張るから』って書いてくれたのがとても印象深くて覚えていたんです。」

と先生がおっしゃいました。
それで、出張先からわざわざ手紙と写真を取りに寄ってからこちらに駆けつけてくださったのです。

とても長い時間をかけて悠季にお別れをしてくださいました。

また翌日には、学校で撮った写真をたくさんプリントアウトして持ってきて下さいました。
大量の写真の中から、悠季を探して印刷する作業はとても大変だったでしょうに。

悠季がW先生を尊敬していた気持ちがよくわかりました。

先生には感謝の気持ちしかありません。
本当は、これから大きくなって成長した姿をお見せしたかったのに。
とても残念でたまりません。

悠も弦も尊敬できる先生に巡りあえたことは本当に幸せなことです。

そのことを心から感謝したいと思います。

甘えんぼの裏側

2015年11月26日 | 育児日記
『ねこあつめ』に夢中になってる私。

「かわいいー!見てー!」

といちいち弦を呼びつけていた。
初めは一緒に

「にゃー」

って言ってたのに、昨日は無言で子供部屋へ立ち去り、声変わりした低い声で

「ぼくとねことどっちがかわいいのー?」

と叫んできた。
おいおい、なんでねこにヤキモチ妬いてるのってその時は思ったけど…

もともと甘えんぼで、甘え方も上手な弦。さすが下の子だね。
多分、悠はそんな弦を羨ましく思ってたんじゃないかな。

この前の祝日。
朝から頭痛と睡眠不足でぼーっとして動けなかった私。
いつまでたっても起きてこない弦のベッドに潜り込んで一緒に二度寝。
目が覚めると弦はいなくなってた。

このベッドは悠が使っていたもの…
そう思ったら泣けて泣けて、布団の中でシクシク…

そしたら、いきなり弦登場。
私が泣いてるのをみてギョッとして
「大丈夫?」
ってトントンして去っていった。

その日の夕食の時、目の前の遺影を見てこっそりため息。
顔を上げると心配そうに私を見ている弦と目があった。
慌てて笑ってみせたけど、弦はすぐには笑わなかった。

弦の前では泣かないで明るくいようって決めたのに。

あの日、ちょうど救急車に運ばれる兄と狼狽しながら一緒に乗り込もうとする母を見送った弦。

「ゆうくん、どうしたの???!」

あの時の不安そうな弦の顔は忘れない。
私はなんて答えたっけ?

「ばーばと待ってて」

その後、わけもわからず、状況もわからず、家でばーばと待ち続けた。
きっと無事で帰ってくることを信じて。

私は悠のことで頭がいっぱいで、
泊まり込んでいた病院から弦のこども携帯に電話をしたのはいつだっけ?

弦はワンコールもしないうちに電話に出た。
「大丈夫だよ。悠季頑張ってるからね。弦はどう?」

「うん。大丈夫。」
と神妙に答えていた弦。

ICUには、もちろん弦は入れない。
ずっとずっとお留守番だった。

どんなに不安だっただろう。

4日目。
中には入れなくても、せめて病院まで、とばーばに連れてきてもらった。
でもね、中に入れたんだ。
一旦強くなった悠の心臓も肺も、限界になってしまったから。
もうお別れを言わなくてはならない時が近づいていたから。

きっと悠は大切な大好きな弟を待っていたんだね…


弦は健気に私の面倒を見続けた。
離れた所にいても、私が泣くとすぐにとんできてトントンしてくれた。

私が用で出かける時は
「絶対事故とか起こさないで、ちゃんと帰ってきてよ」
と抱きついてきた。

ある日、遺影の前でぼーっとしている私に

「反対の方が良かった?」

って聞いてきた。
意味がわからず聞き返すと

「ぼくが死んでた方が良かった?」

と言った。

「そんなことあるわけない!どっちも大事な息子なんだから、どっちだったらいいってことないんだよ!」

その時にわかった。

お兄ちゃんがいなくなって悲しい。
とは別に
お母さんがお兄ちゃんのことばかり考えているのが悲しい。
ぼくのことを見て!

っていう弦の心の叫び。

私が思っているより、もっともっといろんなこと考えていたこと。

だから、

弦のまえで泣かない!
元気でいよう!
ありったけの愛を注ごう!

甘えんぼの裏側にあるものを見逃さないように。

家康くん

2015年11月25日 | 育児日記
家康くんがゆるキャラグランプリで見事グランプリを獲ったって!

家康好きのあなたは、きっとガッツポーズしてるでしょ?

「え?あの狸オヤジが好きなの?」

っよくからかったっけ。

「鳴くまでまとう」
があなたにあってたんだよね。

「殺してしまえ」
の信長好きの弦とは大違いだったね。

日本史好きの両親の影響で、お城や旅籠巡りをしたよね。
実際に見たり感じたりして、
「歴史に興味が出てきた気がする!」
って小5の時のあなたのブログに書いてあった。

日本の歴史の漫画全23巻。
いつも何冊かあなたのベッドの枕元に置いてあった。

小6の夏休みには
「関ヶ原に行ってみたい!」
っていって、炎天下の中、古戦場跡をサイクリングしたっけ。
途中で食べたアイスが美味しかったね。
あそこで買った東軍の扇子はあなたのお気に入りでいつも持ち歩いてた。
旅立つ時も一緒に持っていったね。

東進ハイスクールの金谷先生の講演を聞きに行って、購入した本にサインもらったね。
大学受験生が読むような本なのに、あなたはあっという間に読み終えていた。

家にあった
「龍馬がゆく」も「関ヶ原」も読み終えて、
「司馬遼太郎風の書き方だとさー」
なんて一丁前に言ってたっけ。

私が買ってきた家康のハンドタオルもお気に入りで旅のお伴にした。


修学旅行で京都に行くの、すごく楽しみにしてたよね?

9月の連休で日光東照宮と日光江戸村への旅行も決まってた。
部活優先のあなたと旅行したいために「これでどうだ!」ってあなたの喜びそうな場所ばかり選んで。
あなたは「新撰組」の格好するって言ってたんだっけ?

9月から新聞の連載小説で「家康」が始まったよ。
絶対あなたは読んだよね。
だから毎日切り取って、写真のまえに置いてみてるよ。

社会の先生に
「地理の時には目が死んでるけど、歴史の時はキラキラしてるね」
って言われたんだよね。

もっともっと歴史のこと知りたかっただろうな。

それとも、今はそちらの世界で色々な人達に直にあってお話してるのかしらね。



ちゃんと思ってるよ

2015年11月25日 | 育児日記
どうしようもなく何かに癒されてたくて

「ハムスター飼おうよ!」

と言ったら

「別れのことを考えると、絶対いや!」

と男どもに即却下された。
確かにそれはその通りなので、私もあっさり諦めて、「ねこあつめ」のアプリを入れて癒されることにした。

弦もこれは喜んで、自分もニャーニャー言いながらスマホの画面を眺めていた。

その後、夕食に青ネギが必要だったのでベランダのプランターに取りに行った。

ふと見ると


「あーー!いたーー!」
思わず声が出てしまったよ。

最近見ないと思ったら、お久しぶりのカエルくんの登場です。

随分地味な色だけど、どこにいたのかしら?

きっと、私がハムスターだ、ねこだって浮気しようとしてたから、忘れられちゃ大変って慌ててアピールしに来たんだね。

なんてかわいい奴!

忘れるわけないよ。
ちゃんと思ってるよ。

安心したあなたは、ぴょーんって弦が植えたクチナシの根元にジャンプして隠れてしまった。

そっけないなあ。

ネギを握りしめたまま、しばらくベランダでカエル君を探す私を、お月様の光が手助けしてくれたよ。




喪中はがき

2015年11月25日 | 育児日記


先週、延ばし延ばしにしていた喪中はがきをやっとポストに投函しました。

どうしても名前と年齢を記すのが嫌で、喪中ということだけお知らせさせて頂きました。

これ以上この悲しい事実を広めることはしたくなかったのです。

はがきが届いて、このブログを見てくださった方へ

連絡をしなかった非礼をお許し下さい。
また、心配をおかけしているかと思いますが私は、少しずつではあるけれど前を向いて進んでいるのでご安心下さいね。

Fちゃん、昨日はお電話ありがとう。
とても心強く嬉しかったよ。

そして…
悠季のことを生まれた時からよく知っているRちゃんママ。

今は県外にいて、なかなか会えなくなってしまったから、できれば知らずにいてほしい。

でも、もしこのブログを見てしまったら


ごめんね。
どうしても伝えられなかった。

陣痛室で一緒に戦って、お互い初めての子育てに戸惑いながら、子供達の成長を楽しみ、喜んできたね。
離れていても、会えなくても、
どこかでお互いの成長を感じてきたね。
それなのに、こんなに悲しいことになってしまい、本当にごめん。

Rちゃんの成長を悠季の分もずっとずっと祈っています。


私は幸せ者です

2015年11月24日 | 育児日記
こんなことになってしまい
悲しみがなくなることは
一生ないと思うけど
今回悠季が気づかせてくれたことがある。

それは、私の周りにはなんて心優しい人がたくさんいるのだろう

どんなに私はその人たちに救っていただいているんだろう

もし、逆の立場だったとして、私はここまで人のことを思い、一緒に苦しみ、一緒に悲しみ、心を寄り添うことができるだろうか

そんな感謝の気持ちでいっぱいなのに、
同時に私が考えたのは

「みんなが私のことを嫌いになってもいい。友達でなくなってもいい。だから悠季を生き返らせてください」

「悪魔に魂を売る」というのはこういうことなのでしょうか?

私は、自分は幸せを感じてはいけないと思っていました。

3か月が過ぎて、もう悠季が生き返らないことを毎日毎日思い知らされている今。

幸せだと思ったら、それは素直に受け止めよう

受け止めて幸せということに感謝しよう

と思えるようになってきました。

そう思えるようになったのも、やはり変わらず心を寄り添ってくれている皆さんのお陰です。

今はまだ自分のこと、家族のことで精一杯だけど、必ずいつかこのご恩を返したい。
それができるような自分になりたい。

みんな、本当にありがとう。






君に捧ぐ

2015年11月24日 | 育児日記
弦、スピーチコンテストで3位入賞しました!

「さすが僕」

と言っています…

今回は私がレッスンとしてちゃんと見てあげられなくて、弦の役作りへの思い入れが功を奏したのだと思います。

スピーチの仮装については、夏前から考えていました。
悠季がふざけて「あれにすれば?これにすれば?」と変な役をお勧めしていたらしいです。

悠季がいなくなって1番辛い時期に弦を支えたのは、仮装することに決めたハリーポッターのロンの衣装と魔法の杖でした。

当日は、悠季に中学のYシャツとズボン、黒い靴を借りました。
じーじのグレーのベスト、お父さんの黒い靴下、ばーばのベルト。
みんなが弦を応援しているかのようだったね。

自分なりにこだわりを持ってやったスピーチはとても堂々としていてかっこよかったよ。

悠季と弦の2位のトロフィーの間にかわいい3位のトロフィーが並びました。



きっと悠季も
「おい、生意気だぞ!」
と言いながら笑顔で祝福してくれてると思います。

弦、3位入賞おめでとう!

人のためには…

2015年11月20日 | 育児日記
ゴミのポイ捨てを憎んだあなただったけど、あなた達の部屋にはゴミが散乱してたよね。

何度ゴミ箱に捨てろと注意したことか!

夏休み入ってすぐの3者面談の時、
なぜか宿題や提出物を出さないあなたを担任と私が
「それでものすごい損をするのは自分だよ!」
ってお説教。

でもその後に、担任が

「予定係の仕事はすごくしっかりやってくれてます。彼に任せれば安心だと信頼してます。」

と私に言った後、あなたに向かって

「人のためになら頑張れるんだよね」

って言ってくれたんだよね。
それを聞いてとても嬉しかったよ。

帰りの車で、面談が終わってホッとしてるあなたに

「人のためにはできるんじゃん!あとは宿題さえやればいいんだからさ!」

って言ったら

「はあ~」

ってわかってるのか、わかってないのか…

いつもの中途半端な笑顔でごまかしてたあなたを思い出したよ。


空き缶

2015年11月20日 | 育児日記
朝、ゴミ出しに行く途中で道ばたに捨てられた空き缶をみつけたよ。

誰がこんなことするんだろうね。

どうして平気でこういうことができるんだろうね。

あなたは6年生の時、ゴミのポイ捨てについて作文を書いてたね。

環境美化活動に指定されていた日曜日の朝。
家族で近所のゴミを拾い集めに行く。
低学年の頃ははりきってやってたけど
6年生の頃のあなたは、少しめんどくさそうに、家族とは離れて黙々とやってた。

ビニール袋いっぱいのゴミが集まったね。

ゴミがなくなった爽快感と
なぜこんなにゴミが落ちているのかという不満

きっとその釈然としない気持ちが心に残っていたんだね。

どうしたらゴミのポイ捨てがなくなるか、真剣に考えた作文。
友達からの共感するコメントが最後に貼られていたね。

平気でゴミを捨てるような人は生きている
ポイ捨てについて真剣に考えたあなたはいない

お母さんも釈然としない気持ちだよ