今日もパタパタママ・・・

ゆうき・げんきの育児日記

楽しかったね

2015年12月20日 | 育児日記
今、また電話くれたね。
いつもの無言電話…

「STAR WARS楽しかったよ」

ってメッセージかな?
お母さんも一緒に見れて楽しかったよ。





ほんとに連れてっちゃった(#^.^#)

今年のフェスティバル

2015年12月19日 | 育児日記
今日は1年に1度のヤマハのフェスティバル発表会。

ピアノじゃなくてエレクトーンでアンサンブルでの演奏。

幼児科の時の可愛らしい歌とダンスから始まって、2年生からは楽器になって、年々レベルの高い曲になって成長を感じることのできるコンサート。

6年で情熱大陸やった時はソロもあったりして、ワクワクしたなあ。

今年はみんなで順番にスタンドしてソロやるって聞いて、ますます楽しみだった。
曲は「GET AWAY」
7月に楽譜が配布されたばかりだったから、悠季が練習してるのはあまり記憶にないけど…

悠季が演奏できなくなったから、悠季のパートを他の子に弾いてもらわなくちゃいけなくなって迷惑かけちゃった。

今日、本番。
先日、先生がチケットとプログラムを持ってきてくれた。
グループレッスンのクラスの子達がメッセージを書いてくれてあった。

「一緒に弾こうね」

お通夜の時、先生がパート譜を持ってきてくれて

「棺に入れて下さい」

って言ったから、空まで宿題持っていったんだ。
お空で練習できたかな?

「みんなで心をこめて、一緒に演奏してるつもりでやるので是非来てください」

って言ってくれた。

ここ何日か、行けるのかずっと自問自答していた。
行きたい、聞きたいという気持ち。
そして先生の気持ちも受け止めたい。

でも、フェスティバルにはあまりにも思い出が多すぎる。
思い入れが強すぎる。
一緒に演奏してるとこを想像してみても、実際に姿がないのをこの目で見るのは辛すぎる。
悔しい。悔しい。悔しい。
見たかったのに!
聞きたかったのに!

だから、やっぱり先生に折角ですが行けませんって伝えた。
昨夜はフェスティバルのこといっぱい思い出して、いっぱい泣いた。

今日の朝、9:00にホール入りで忙しいのに、先生はうちに寄ってくれた。

「頑張ってくるよ」

って悠季に言って、

「お母さんの気持ちはもちろんです。私でさえ全然進めてなくて…。」

って言うから朝から二人で号泣しちゃった。

夕方17:33
悠季の出番の時間には写真の前に楽譜を置いて、you tubeで曲を流した。

きっと悠季はステージにいたね。
みんなと演奏してたね。

先生が言ってた。
レッスンの時、未だに悠季が座ってたエレクトーンはみんな空けてくれてあるって。
1番前が空いちゃうから不自然なのに、悠季の席だからって。

7月。
保護者参観月間のお知らせが来たから、はりきって見に行った。
でも中2にもなって見にくるお母さん、他にいなかったんだよね。
恥ずかしいなーと思いつつ、グループレッスンの様子が見れてすごく嬉しかった。

先生は翌週悠季に

「お母さんいてどうだった?」

ってからかって聞いたら

「嬉しかった」

って答えたって…

ああ、もうエンディングの「ふるさと」(嵐の方ね)を歌ってる頃だ。

またイベントがひとつ終わった。
悠季がいないのにね。
今年のフェスティバルは全く違う意味で心に残るものになりました。

いよいよだよ

2015年12月18日 | 育児日記
12月18日
STAR WARS フォースの覚醒 公開。

1年以上前からずっと楽しみにしてたよね。

STAR WARSにはまったのは、TDLのスター ツアーズがきっかけ。
何通りかのストーリーの組み合わせを制覇するために7回連続で乗ったんだよね。

その後家で6シリーズを見て、すっかりファンになったあなたたち。

GW
六本木ヒルズのSTAR WARS展に行ったね。
部活がない唯一の日が5月4日
May the force be with you.
STAR WARSの日だった。

朝1番の新幹線に乗って
長い行列に並んで
あなたの弟は、はりきってハロウィンの時使ったアナキンのコスプレしちゃってさ。
どこかのTV局にインタビューされちゃって。
そんな弟を笑いながら見てたっけ。

久しぶりに家族揃って写真撮ったね。

屋上ではダースベーダーと戦ったね。

展示物をゆっくりじっくり見てまわったね。

グッズを販売するお店は人でいっぱい。
遠慮がちなあなたは、なかなか目的のものに近づけなくて

「買うものきまった?」

「まだ」

「もうそろそろ行くよ」

「えーまだ。待って待って」

ものすごーーーーく長い時間グッズを吟味して

次に私が見に行ったら
ニコニコしながら限定販売のイウオークのぬいぐるみを抱えてた。



「そ、それ買うの?」

「俺、限定品に弱いんだよねー」

って。
他にもシルバーのブックマーク。さすが本好き。

ストームトルーパーのプラモ。

「こんなに買えるの?」

「うん。大丈夫。」

普段からよく言えば倹約家、悪く言えばケチでお小遣いを貯めこんでいたあなたは、ここぞという時に豪快に使うのね。

ご満悦なあなた。

夕方、六本木ヒルズアリーナでSTAR WARSの曲のコンサート聞いたね。

曲も大好きで車の中ではいつもサントラ聞いてたから、生の演奏はとても嬉しそうだった。

家族揃ってのお出かけは、これが最後になっちゃった。

完璧な日だったよ。

こんなことになって、病院で看護師さんに

「ベッドにお気に入りのもの置いてもいいですよ」

って言われて、イウオークを持ってきてもらった。
最期の時まで一緒にいたね。

週末、イウオーク連れて、映画観に行ってくるよ。
ちゃんとついてきてよ。
一緒に観ようね。

将来の夢

2015年12月16日 | 育児日記
弦が、学校で「将来の自分」のフィギュアを作ってきました。



ディズニーシーのキャストです。
海底2万マイルのアトラクションのコスチューム。

3年前から揺るがないなあ。

ディズニーでバイトしたいから千葉か東京の大学に行くそうです。

早くバイトしてる弦を見に行きたいな。

ピアノコンサートに行った

2015年12月14日 | 育児日記
ミュージコに牛田智大くんのピアノコンサートに行ってきました。

ほんとは、悠季と一緒に行こうと思ってたコンサート。

ショパンを弾き始めた悠季に、

男でピアノ弾くのは…って言ってた時がある悠季に

聞いてほしかったから。

6月。
私の親友のAちゃんとクラリネットのコンサートに行った時
「牛田くんのコンサートに悠季と一緒に行こうと思ってるんだ。でも部活があったらきっと部活優先で断られるだろうけどね」
って話をした。

悠季がいなくなって、コンサートもどうでもよくなっちゃって、10月にチケット発売になっても買いに行くことはなかった。

でもAちゃんが私の言ったこと覚えててくれて、

「行くなら一緒に行くよ」

って声をかけてくれた。

どうしよう。

あのホールには思い出が多すぎる。
小1から中1まで7年連続で出場したピアノマラソン。
でんじろう先生や金谷先生の講演もそこだった。
ピアノの発表会も何回かやった場所。

でもね、今日、行ってきたよ。
大丈夫。
泣かなかった。

牛田くんが白いシャツに黒のベストで登場した時は、悠季の姿がダブった

悠季も立ったあのステージ

生のピアノの音色は次から次へと悠季のことを思い出させた

牛田くんの音色はそれは美しくて
技術は凄くて
和音の響きはオーケストラのようだった

不思議なことに、ほとんど満席だったのに私の隣の席が一つだけ空いていた。

これは悠季の席だ
悠季も聞きに来たんだね
そう思って時々悠季の反応を探りながら牛田くんのピアノに引き込まれていったよ。

コンサートの帰り道。

雨が上がった空に虹を見つけた。

やっぱりきみは来てたんだね。

虹は「そうだよ」って悠季のサインだね。

一緒に行けて幸せだったよ。

もうすぐクリスマス

2015年12月14日 | 育児日記
いつもの年と同じように
クリスマスツリーを飾りました。



家を建てた時に買ったツリーは2mもある徳大サイズ。
きみたちが生まれる前からこの家にあるんだよね。

ツリーはずっとあなたたちの成長と共にあった。


子供部屋のクロゼット高い位置から下ろすのを手伝ってくれたのはあなただったね。

いつも張り切って飾ってくれてたね。

小さい頃は届くところが限られてたからオーナメントが一箇所集中してたことも

「もっと飾りを増やそうよ」
っていって探しに行ったことも

1番上の星は届かないから、飾らせてもらえなかったことも

全部ツリーは知ってるね。

毎年、毎年、ツリーの前で笑顔で映る写真。

1人から2人に。
お友達と一緒に。

今年も例年通りツリーを飾ったよ。
ツリーは

「あれ?」
ってあなたがいないことに気づいて驚いたかもしれない。

でもきっとあなたは天使のお友達を連れてくるでしょ?

だから、これからもずっと飾っていくよ。
あなたがいた時と同じように飾っていくよ。

パイナップル

2015年12月11日 | 育児日記
夏休みだったから、悠と弦は日~月と私の実家にお泊まり。

仕事がえりにお迎えに行って、
家へ向かう車の中では、サンマルクに行って何を食べたかをあなたたちは競って教えてくれたっけ。

月曜日は1階でばーばと一緒にご飯を食べる日。

急いで支度して1階に運ぶ。
悠はソファーに座ってじーじからもらった臨時収入を嬉しそうにお小遣い帳に記入していた。

「運ぶの手伝ってよー」
って文句をいう私。
「小遣い帳書けって言ったのおかーさんじゃん!」
ってブツブツ言う声が聞こえる。

夕食を食べ終わるといつものように
「あーうまかったあ。これまた作って!」
って嬉しいことを言ってくれる。

その日は、ばーばがカットパインを買ってきてくれてあった。

弦が
「これスムージーみたくしたい」
って言い出した。
ばーばがミキサーを出してきて
パイナップルや牛乳、バナナなんかを入れてミックスミックス。

悠は
「もっとパイナップルを入れろ!」
とか相変わらず口だけ出してる。

2階にあったバニラアイスも持ってきて、もうなんでもミックス。

みんなでちょっとずつ味見しながら、配合を変えたりして3種類作った。

結局それはその場で食べず、製氷機に入れて凍らせて次の日に食べることにした。

2階に上がりながら、悠に
「どれが1番おいしいかなあ」
って聞いたら
「アイス入れたのじゃない?」
って言ってたね。

ねえ、あれ食べずに逝っちゃったね。
お母さんもあれ食べれなかったよ。

今、うちにお供えに頂いたパイナップルがある。
もう食べ頃だろうから切らなくちゃいけないけど、パイナップル見ると、あの夜のなんとも幸せな時間を思い出しちゃって切れないでいる。

それとも悠は待ってるかな。
結局食べれなかったパイナップルを食べたいって。
早く切ってよって。
待ってるかな。

気配を感じたい

2015年12月11日 | 育児日記
最初は優しい風になって、ふんわりお母さんの周りを包んでくれたり、子供部屋のウインドチャイムを鳴らしてくれた

不意に目の前にふわふわ漂っている小さな羽毛はあなたの羽根を連想させた

あの無言電話もあなたの仕業?

それから少しパワーをつけたあなたは
カエル君になって登場。
絶妙のタイミングで姿を現してくれたね

四十九日を過ぎて2階での生活に戻った日。ポンポンってお母さんの足叩いてくれたでしょ?

夢には前も今もあんまり登場してくれない

カエル君も冬眠しちゃったみたいで、ここのところ姿が見えないし

風なんて強風過ぎて窓を開けておけないよ

近くにいるの?
感じていたいよ。あなたのこと。

そう思っていたら…
ここのところ感じる腰の辺りのモゾモゾ。

あなたは後ろからお母さんの腰に手をまわしてぎゅってやるのが好きだった。

このモゾモゾはあなたがぎゅってやってるの?
そう思って全神経を腰に集中させてしまう

もう何でもありだからさ。
お母さんはあなたの気配を探し続けるよ。

「それは違うよー」
ってあなたは上から笑ってるかもだけどね

動いて動きまくれ

2015年12月10日 | 育児日記

今日の修造さんの言葉



でした。
今日は素直に
「よーし。やってみよー。」
という気になって、動いて動きまくってやった。

お布団干して
家で事務仕事片付けて
お供えのお花買いに行って
お墓も行って
買ってきたお花のアレンジをして
ずっと溜めていたお手紙や書類の入った引き出しを整理した

地味だけど…

最近の私にしたらよくやったって思うよ

それに、今日は泣かなかった
ちょっとうるうるはしたけど拭くほど泣かなかった

すごいじゃん

でも夜になったらどっと疲れが出て動けなくなっちゃった。

情けないなあ

肩揉んでほしいなあ
あなたの肩もみは最高だったね
「なんでツボわかるの?」
って聞いたっけ。
そういう道で食べてけるかもってくらい上手だったね

母の日にくれた「肩たたき券」
まだ残ってるよ。

「有効期限は1週間だから早く使ってよ」

って言われてたけど

「有効期限書いてないじゃーん。いつまでも使えるでしょ」

ってなかなか使わなくって…

早く使えばよかった
早く使ってほしかったよね

だっていなくなっちゃうなんて思わなかったから。

今出したら肩もみに来てくれる?
お母さん疲れてて肩パンパンだからさ。

動いて動きまくってあなたのとこに帰ってきたよ。

もしかして?

2015年12月09日 | 育児日記
悠がいなくなって間もない頃、

何回か2階の固定電話に無言電話がかかってきたことがあった。

いずれも、こちらが名乗る前に切れてしまう。
私が受話器をとった瞬間に切れてしまう。

その時は、
「もー!まただ!」
ってプンプン怒っていたけど

もしかしたら、あれはあなただった?

そういうことがあるって最近知ったよ。

気づくのが遅くてごめん。
お願い!また電話してね。

話はかわり…

先ほど、お墓に行ったら、まだ点いているお線香が3本。

嬉しいです。ありがとうございます。

銀色光る

2015年12月07日 | 育児日記
1年前くらいだったかな。

あなたのおでこの真ん中から、1本の銀色の毛が生えているのに気がついた。

3cmくらあったかな?

「わあ、すごい。これは幸運の印だから自分で抜いちゃだめだよ」

あなたは、嬉しいような恥ずかしいような顔をしてたっけ。

仏様のおでこから生えている白毫に似ているから、福毛とか宝毛っていうんだよ。

しばらくの間、あなたのおでこでキラキラしていた銀色の毛は、いつか自然に抜けてしまった。

その時、何かいいことあったのかなあ。

あなたは絶対大丈夫だと思ってた。
運とかいざという時の強さを持っていた。

銀色の毛はお母さんが生やしたわけではないから、やっぱりあなたは何かに守られていたんだと思うよ。

だから、きっと今も大丈夫だね。
銀色の毛のようにキラキラしてるに違いないね。

黒のフリースジャケット

2015年12月03日 | 育児日記
こちらの世界はいよいよ冬らしくなってきたよ。

去年の冬、あなたは家ではいつも黒いフリースのジャケットを着ていたね。

まだ暑かった時にあなたを思い浮かべるといつも魚河岸シャツだったけど、最近あなたを思い浮かべるといつも黒いフリース着てる。
幻影でもしっかり衣替えしてるよ。

黒いフリース着てごはん食べてる姿
勉強机に座ってる姿
ピアノを弾いてる姿
ソファに寝転んだり、膝を抱えて座ってる姿
弦にチョビチョビしたり絡み合ってる姿
「夕ご飯なに?」って聞きにくる姿

朝も昼も夜も。

今でもはっきり思い出せるよ。
あなたの冬の姿そのもの。

だから、あなたの使ってた枕に着せて、夜はそれを抱きしめて寝てるよ。

ばかみたいだけど、いいんだ。

ぎゅーってやらせてね。
フリースだけ見てるとあなたが横で寝てるみたいだから、ちょっとだけ夢を見させてもらいます。

12月

2015年12月02日 | 育児日記
土曜日にお友達に誘われてドライフラワーと木の実を使ったリース作りのワークショップに

行ってきました。



O'keeffe Furnitureという築60年の古民家を改装した小さな家具やさん。

手作り家具を製作するだんなさまとドライフラワーの販売をする奥様夫婦で営んでいます。

初めて訪れましたが、とても落ち着いた温かな空間。

真ん中にだんなさま手作りの大きな長いテーブルがあり、そこが今回の作業場となりました。

参加者は私たちも入れて6名。

アットホームな雰囲気。



リースは予約の時に赤×緑または白×水色から選べました。

いつもならクリスマスカラーの赤×緑を選ぶのに、今回は迷わず白×水色を選んだ自分に

びっくり。



クリスマス気分を避けようとしたのか

悠季の好きな水色にしたかったのか



自分でもわからない深層心理・・・



作り始めると夢中になって黙々と作業・・・

とっても素敵にできあがりました。





完成後いただいたコーヒーとケーキも美味しかったです。

心が和む素敵な時間を過ごすことができました。

誘ってくれた友達に感謝します。



クリスマス・・・

今年はどうなるんだろう

今年はどうしよう



って思っていたけれど、いつものようにやろうかなという気になってきました。



いつもの通りクリスマスツリーを飾り

私がケーキを焼き、弦がデコレーションする。

ちょっとだけ豪華な夕食にして家族で過ごす。



そうしたらきっと悠季が来てくれるような気がします。

お母さんの作ったリースも見てね。

プレゼントはどうしようか?



クリスマスが楽しみになってきました。


恩師

2015年12月02日 | 育児日記
金曜日、弦の参観会に行ってきました。
頑張る弦の姿。
発表していいとこ見せてくれました。
自然と笑顔になります。

いいなと思ったのは、クラス全体が明るく暖かく感じたこと。
みんな手を挙げてる。
わからなそうにしてる子には、隣の子が教えてあげてる。
いいクラスだな。

そう思ったのは、私だけではなかったらしく、懇談会の時には他のお母さんからもそういった感想や先生への感謝の言葉が次々に出てきました。

弦は今の担任の先生を
「尊敬している。ほんとに◯◯先生でよかった。」
と常々言っています。

私もこの3カ月をどうにか過ごしてこれているのは担任が親身になって寄り添ってくれてるからだと思います。
いい先生に巡りあえたことに感謝したいです。

悠季にも尊敬している先生がいました。
4年生の時の担任のW先生。
前年度6年の担任だったW先生は、とても厳しいとか怖いとかの情報が飛び交っていました。
専門が算数で、教科書は使わないということで全部回収してしまいました。

3年生までは年配の優しい先生方だったのでどうなるかなと思っていました。

しばらくして、悠季に
「担任の先生厳しい?」
と聞くと
「怒ると怖いけど普段はおもしろいよ」
と教えてくれました。
算数の授業では、実際にあるものを使って教える方式だったらしく、とてもわかりやすかったようです。
また、参観会の時に見せてもらった授業も独特で、生徒主導で意見が飛び交っていてレベルの高さに驚かされました。

先生が足の手術のため、12月から長期休養になると聞いた時には、親子でがっかりしたものでした。

その後、担任ではないけれど委員会の時にもお世話になってよく声をかけてくれていたようです。

悠季は
「ぼくはW先生を尊敬してるんだ」
と言っていました。
中学になってからも
「W先生の算数はわかりやすかったな」
と思い出して言っていたこともありました。

悠季が亡くなって、小学校の時に担任してくださった先生がいらしてくださいました。

1年生の時の担任の先生はご退職されているようでお会いできませんでしたが、癒し系の長男をとても可愛がってくださり、離任する際、式で花束を渡す係に長男を指名してくださったことを覚えています。

どの先生も、悠季が本好きだったことや、自主勉強でやった内容に感心したお話をして下さりました。

W先生はその日出張中ということで、後で1人でいらしてくださいました。

悠季を見て

「はなちゃん。ええ?はなちゃん…」

先生は何度も何度も名前を呟いて絶句されていました。
事実を受け止められないようでした。

そして手に持っていたファイルから、4年生の時にクラスで撮った写真と、先生が手術する前に長男が渡した手紙のコピーを取り出しました。

しゅじゅつでは、ほねをけずるなんて大変だけどがんばって下さい。ぼくもちゃんと思ったことを言えるようにがんばります。
中略
おたがいがんばりましょう。約束です。

「みんなが一方的に『頑張って』っていう手紙をくれた中、『ぼくも頑張るから』って書いてくれたのがとても印象深くて覚えていたんです。」

と先生がおっしゃいました。
それで、出張先からわざわざ手紙と写真を取りに寄ってからこちらに駆けつけてくださったのです。

とても長い時間をかけて悠季にお別れをしてくださいました。

また翌日には、学校で撮った写真をたくさんプリントアウトして持ってきて下さいました。
大量の写真の中から、悠季を探して印刷する作業はとても大変だったでしょうに。

悠季がW先生を尊敬していた気持ちがよくわかりました。

先生には感謝の気持ちしかありません。
本当は、これから大きくなって成長した姿をお見せしたかったのに。
とても残念でたまりません。

悠も弦も尊敬できる先生に巡りあえたことは本当に幸せなことです。

そのことを心から感謝したいと思います。