⑦パパの「頭の中は575」

元は「子育て日記」だったが、子供達も全員大人になっており、最近「俳句」の記事が増えたのでタイトルを変更しました。

木庭スカウトのちょっといい話

2015-10-02 01:50:39 | スポーツ(ほぼカープネタ)
デイリースポーツに連載中の人間再発掘シリーズ「プロ野球のスカウトをつく
った男・木庭教」
を楽しみに読んでいます。

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その中で特に印象に残った17話の金城基泰選手。以前他の本で木庭さん自身が
スカウトとしての最高傑作は「金城投手」だと言っていたことを思い出した。

大阪此花商業の無名のアンダースローで、どことも競合することなくドラフト
5位で獲れた選手が、たった3年目には10勝、4年目には20勝し最多勝と
最多奪三振を獲得した。カープ自体は最下位だったが、タイトル獲得の御褒美
として、球団は別府温泉でのリハビリをプレゼントした。その別府に向かう途
中、車が大破する大きな事故に巻き込まれ、選手生命どころか医者に「日常生
活への復帰も、期待しないでくれ」と言われた。

その時に木庭は出張先から深夜急遽駆けつけたと云う。普通スカウトは球団に
入れるまでが仕事なのだが、木庭はそれで終わらなかった。「プロに入れて人
生を狂わせたらいかん」が口癖だったという。

金城が入院する病院に駆けつけた木庭は「もし自分がこの子をスカウトしてい
なかったら、こんな命にかかわる大けがをさせずに済んだかもしれない」と思
ったという。なんか木庭らしい、大好きなエピソードです。

    
これが金城投手の投球ホームです。ここでモーションが止まるので、ボールの
握りがバレバレですよね。それでも抑えられたのは、変化球は引退するまで僅
かに変化するチェンジアップしか投げられなかった、ほぼ直球1本で抑えてい
たから握りが見えても関係なかったんですね。

そう、カープファンなら覚えているでしょうが、あの75年の初優勝は奇跡の
復活を遂げた金城投手が胴上げ投手だったんですよね。初優勝の動画


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2 コメント

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Unknown (ふぃーゆパパ)
2015-10-02 20:06:02
日刊スポーツにはこういう逸話が乗っていました。
>木庭は,よく「スピードガンの数字をうのみにしちゃあいかんよ。」と言った。
もっとも、このスピードガンを日本のスカウトで最初に導入したのは木庭だった。
ふぃーゆパパさん (⑦パパ)
2015-10-03 13:26:49
そう、木庭さんはスピードガンもですが
8ミリカメラも最初に持ち込みだし、嘘って
思うでしょうが、スコアブックを付け始めたのも
木庭さんなんですよ。

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