おばさんは 髪の毛を切ってくれという
おしゃれさん
これじゃ 髪の毛みっともないべ?って
私に言われても みっともない私は苦笑じゃ
しかし 年寄りがお洒落さんは 結構じゃ
というわけで 名人髪切り人は美人を一丁作り上げたが
そういうときの敷物がさ みんな猫トイレに使用中
敷物なしでやって ま おそうじでごまかした
しかし手鏡が見当たらなく
どこにしまったの?と聞いても
覚えていないらしく 指示するところにはない
あ あそこかも 見てきてクロ
うろうろ探しまわるのが足の痛い私には苦痛
もう歩けない!
なんせおばさんち大邸宅 広すぎる
しかも古いござが敷いてあって そこを車いすで
歩き回ってるので
めくれ上がって
私には危なくてしょうがない
先日は それに足を引っかけて
でんぐり返ってしまって
仰天!
傍にいた武蔵も仰天
何に仰天したかというと
私の運動神経のすばらしさ
とっさにくるんと丸くなってでんぐり返ったので
すごいひっくり返りようだが どこも傷めなかった
わたし運動音痴という自覚だったけど
もしかして 運動神経 いいかもと
ルンルンしてた
こんな茣蓙 しいとくのやめろよと武蔵はいうが
もちろん聞く耳ない
暮らし方の神経は 年取ると変えられないのだ
それで昨日はトイレにいるおばさんを見てて驚いた
(何しろ声をかけても聞こえないから
トイレ済むまで待ってるが そばにいることもわからない)
トイレットペーパーを ひきだすと それを
きっちり 隅をよーく揃えて四つに畳んでた
ふうん そんなところまで几帳面なのか!
と思ったら もう一つそういうのを作って
二組の四つ折りペーパーで おしっこの後始末をしてた