遊工房・雑感

日頃のあれこれを綴る日記です

 大文字送り火のこと

2011-08-07 21:33:58 | 原発

岩手県陸前高田市の景勝地「高田松原」の松で作った薪(まき)を、京都の伝統行事「五山送り火」の大文字で燃やす計画が中止になった。放射能汚染を心配する声が京都市などに寄せられたためという。

 

この薪からは放射性物質は検出されなかったのだけれど

結局 大文字保存会の方たちが

現地に行って 迎え火として炊くという展開になりました

http://www.asahi.com/national/update/0806/OSK201108060131.html

http://huji.hinamaturi.lolipop.jp/

保存会の方たちの工夫でこういう展開になって

よかった

放射能が怖いと心配する人(茨城に住む身からすると これは心配し過ぎとは思うけれど)

の不安を 抑えてまで 送り火を焚くことはない

そんなことは鎮魂にならない

と思いますものね

住んでいるところによって

思うことはずいぶん違うものだな

と思います

それは

仕方のないことだ

 

 

保存会の方たちは 陸前高田に行って そちらの方たちと一緒に

迎え火を焚いてくださる

 

やがてお盆が来るけれど

この時期 日本人は無くなった方を偲んで

色々な行事をします

8月は 皆師を巡る行事だと 不思議がられるそうですが

 

私は死んだあと亡くなった人の霊魂が里帰りするとは思わないけれど

生きている人が

この時期 亡くなった人を思うというのは

ごく自然なことだと思うのです

8月6日や9日に 日本人は黙とうをささげますが

生きている人は これまで生きてきた人を胸に刻んで

生きているのですから  そういうことを

魂と言っても霊魂と言ってもいい

そういう風に思います

 

実は

日本の宗教行事も

私はあまりなじみなく育ったので

田舎では いっぱい知らない行事や

人々の思いが理解できないことがあります

子供のころは 宗教的なものには嫌悪感があって 苦手でしたけれどね

今は

そんなことを言っていられません

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読み進めると

マリア様が キリストを生んだ時から 受難の定めを知っていて

辛い顔で キリストを抱いている

それを見て

当時の人は何を考え

何を思いめぐらせたか   考えているのです

Germanところで

アイリスって

マリア様の花で

それは

この葉が キリストを刺した刃と同じ形だから

とは

知らなかった

そのようなわが子を失う悲しみのマリアの話を聞いて

何を思うのか

そもそもなぜ絵を描いたのか

これは

宗教に居ついて考えないと

わからないと 今頃気づいたのです

 

 

 

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