遊工房・雑感

日頃のあれこれを綴る日記です

コメの値段

2013-11-28 07:43:35 | ただの記事

帰りの車の中ではコメ政策を変える

という話をしていた

人々の意見を聞いてみましょうという中で巷の人が

コメの値段が上がったらすごく困る食べ盛りがいる4人家族だ

というのでした

さて

田舎に来てみると

コメの値段は安くて 水の方が高いとよく言います

水って自動販売機で買う水

1っポン130円じゃない?

500ミリリットルだから

1キロ当たり260円

30キロで7800円

わたしはおばさんからコメを30キロ受け取ると

7000円払います

かつては1万円払ってたんだけれど

多分農協の買い取り価格が7000円くらいだから

かわいそうだと思ってそうしてくれたんだと思う

それでもこんな値段しか渡してあげないと

おばさんは赤字です

うちは家族が食べ栗橋の親戚が食べるぐらいしか

お米は獲れません(田圃はいっぱいないということ)

あとは供出しないといけないのかな?

お米は人に作ってもらっているので

その支払う労賃や経費で

赤字なのだそうです

お米は買って食べたほうが安いんだって!

都会の人は30キロ7000円てべらぼうに安いと思うでしょうが都会に運んで

途中でかかる費用を考えると

10キロ4000円くらいにはなるわよ

そりゃ 米屋の利益も運送費もかかるんだモン

だから農家がコメ代として手にする30キロ7000円

ほれ 赤字同士比べると

農家はコメ作ってもペットボトルの水より安いんだ

と思っちゃうわけよ

元値と末端価格比べるのも変だけどさ ずるいか?

まずこういう状態ではコメ作りの意欲なんか沸くわけない

わが家のコメを作ってくれる農家は

直に料理屋と契約して高くコメを売りさばいている

それだって知れたもんだ

そこのすごく欲深だという噂の婆ちゃんが

私に7800円で米売るぞ と言ってきたことがあるもん

私も都会にいたときは10キロ5000円くらい払ってたもんな

お米はそれでもうちの田圃のがおいしい

ずっと昔田舎に遊びに来て絵を描いてたら

どっかのオッチャンが

おめ どこのもんだ?

と聞くので どこそこの小貫の甥の嫁ですと行ったら

ほっか あそこのコメはうまかっぺ!?というんだ

おじさんはおいしいコメの取れる土をしっかり作って残してくれた

わが家のような零細田圃主も減反しなきゃならないので

西の田圃と呼んでる田圃減反して何も作ってない

草刈が大変みたいだ

減反政策をやめるという話だ

その減反した田圃は大してうまいコメ獲れないから

減反したんだって

なぜうまいコメを作れない田んぼになったかというと

区画整理で ごちゃごちゃになったからだそうだ

今食べているコメの取れる田んぼも

区画整理の話がある

整理して大規模な区画に直して

合理的に生産できるようにそうするんだそうだ

そうすると田圃はばらして 大きい区画に直して

あとで再分配

そうなると大きな農家がいいところを取ってしまうので

うちみたいなのは

涙を流しておじさんの丹精した田圃とはおさらばよ

結局こういう政策も

豊かなものはより豊かに

零細なものはもう 田圃いらないわ

コメは買って食べべ になるわけさ

その区画整理には だからうんと反対した

今は沙汰やみになっているけれど

そんな自分の田圃なんて欲張るのはわがままで通らないよ

と言われた

食糧危機がやってくるというけれどさ

農村に来てみれば

本当に農家が大事にされてないのは感じる

減反政策止めたら

コメが余るだのコメが高くなるだの言ってるが

コメ作る意欲をこれだけそいできて

今はどんどんコメ農家は後継ぎもいないのだよ

飢えるよ!

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