遊工房・雑感

日頃のあれこれを綴る日記です

同調圧力

2012-02-08 18:54:38 | 原発

原発危機と「東大話法」―傍観者の論理・欺瞞の言語―

この本読み終わった

やり玉に挙がった池田信夫氏は反撃しているね

でも この話は何も東大だけじゃない

だいたい教授を巡って いろいろな話は漏れ聞こえてくることもあるし

東大に行く人たちの 頭の出来具合からすれば社会でうまく立ち回れる人が多いだろうとは思うけれど

でも

田舎でも この話法と似た力学が働いているよ

 

福島の農家にひどいいいようだ

と群馬大の早川先生がやり玉に挙がっているが

気の毒な福島の農家の人たちにひどいじゃないか

と言う気持ちもわかるけれど

でも

http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2012020802000230.html

伊達市のこの通達 の 話聞いて考えた

茨城の椎茸からもひどい放射能が出て

それで市場に出てて

出したほうは知らなかったって言う話も合った

だいたい食品の放射能の検査なんて

難しくて普通できないんじゃないかと思う

市や県が検査をして

大丈夫だと言われれば

大丈夫かと思う

普通の農家はそんなレベルだ

私だって うちの田圃の米は大丈夫だと思って食べている

測ったわけじゃない

耕作許可が下りた農地で耕作しないでいると

耕作放棄とみなすんだ

耕作許可が下りても 移行係数と考えて

自分の田圃は

基準値以下でもかなり放射能が出るな

と思ったら そういう米は売れない(売りたくない)

と思って 米を作らないでいると

もう農家とは認めないぞというわけだ

 

そういう同調圧力あると思うよ

休耕田にしなければいけない義務と言うのもあって

言うことを利かずに米を持っている田圃目いっぱい作っている農家を

はぶんちょ めいた噂の種にしているのも知っている。

ともかく 農協関連で

なんか 縛りがあると思う

農家でいるためにしなければいけないことがあって

理屈じゃないんだ

そうしなければ 農地を拡大できない

農地の売買ができない

そういう縛りもある

農家の矜持というのは

ご先祖様から受け継いだ土地を守る

と言う縛りもある

だから 福島の東半分は もう米を作ってはいけない

なんて 通用しない

けれど

今までのような因習にとらわれずにちゃんと諦めるものは諦める決断ができるように

と言うのが 早川先生の 目論見だろうと思う

もう耕しちゃったからね

基準値が100?になるとコメ作りはあきらめなければならないのは

この先ずっとだ

減ることなんか期待はできない

だから その先の身の振り方を考えないといけない

ということだろう

福島の自治体では

それでは農家がやっていけなくなるから

基準値を下げるなと言っている

それは 実際問題として 農家を助けることにはならないだろう

作っても買いたたかれて安くなるだけだ

それでは立ちいかないだろうし

ろくな補償はされない

安く買える外食産業やコンビニ業界が得するだけだ

降り積もった放射能は消えないし

信頼は今年失ってしまったし

東電は農家が立ちいくようにお金を出さないし

一軒に1000万払って 転職してもらうのに

国民一人あたりなら

何十万だっけ?

それならそれ出そうと言う風にならないし

ホント 大変だ

でも すべてのことに同調圧力が加わる

子供の林間学校やら 給食やらでも

意見を持つとつぶしにかかってくるというのはあちこちで見られるようだ

そういう 世の中になってきている

本当に戦争中のような感じ

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