何だと思うでしょ
先日見に行った坂口恭平の
新政府展の続き
彼が言うことの半分以上分かんないけれど
それはどうでもいい
彼の提唱する
0円生活 と言うのに大いに賛同しているのよ
この資本主義経済
お金がなければ暮らせない仕組みのなれの果て
への
反乱政府だもの
そういうのはそもそも大好き
彼は小さい御嬢さんが居て
これから坊やが生まれるところで
これから養子も迎えて家族を拡大していくようだけれど
クリスマスの時などは
飾りつけを 紙でいろいろ作って
遊んでいた
何でも買ってくる生活ではなく
何でも作っちゃう生活
それがいい
私自身が貧乏だからと言うのもあるけれど
実際おもちゃだってなんだって作って遊べば
二倍遊べる
作るのも遊び それで 遊ぶのも遊び
私は着るものがサイズは合わないし素材は合わないし
往生しているのだが
お気に入りのブランドと言うのはあるのよ
でも それがここでは手に入らない
入っても高いからいや
その話をしてたら
佐野の方で手に入る何とかいうブランドのものは
体に痒くないとお友だちが教えてくれたのだが
ふうん
安い?と聞いたら
これまた結構なお値段らしい
やっぱりさ
作るのがいいでしょ
と
また 山賊のどてら作った
ともかく裏はボロボロの布の端っこが出まくってやりきれないので
裏をつけた
二重ガーゼというので
それが柔らかくて触り心地がいい
継ぎ接ぎって 重さも結構重くなるのね
でも寒い季節には 暖かいよ
二重ガーゼ それ 着るものを作るといいね
しかし
私の針仕事はいい加減だし見えない眼でやるから
すさまじいものではあるのだ
それに引き替え
武蔵はお姑さんの息子 おばさんの甥だけあって
針仕事は 抜群の几帳面作業なのよ
(↑二人の大正マダムは和裁の達人)
私が持っているポッシェットを羨ましがるから
上の継ぎ接ぎを使って剣道着の布にポケットを付けて
先渡しの誕生日プレゼントとあげたのに
チットも使わない
フン!気に入らないのかよ!取り返そうかな?
と思ってたら
模様が女っぽいと思っていたようで
ある日 結城紬の巾着袋を買ってきて
「申し訳ないんだけど これ作りかえてもいい?」
と恐れ入りながら許しを乞うてきた
いいよと 寛容な私は許してあげた
すると うれしげに
針箱くれと言って
作り出したら止まらない
全面改修した
がっちりできてて 縫い目もしっかり
才能あるなあ
これです
すごいでしょ!?
お友だちと話しているとみなさん相棒は
洗濯物を干すだのとりこむだの
家事一般のお手伝いはなさるようだけれど
奥方より皆へたくそらしい
私んちは
実は
全て武蔵のほうがうまい
(もちろん 私の鍛え方がよかったのだ
わたしなんか よく話す酔っ払いの父だって
私の散らかし惨状回復掃除夫としてきたえていた
思い出したが
この酔っぱらいは酔っぱらうと暴れて
家のなかはめちゃくちゃに壊れる
で翌日はしょんぼりして
せっせと修繕するのよ
これまた几帳面で
きっちり修復作業
上手いのなんの!)
またまた 話は飛ぶけれど
私はその几帳面で家事万端なんでも料理もうまい武蔵の家族の中に入るには
全く
話しにならんので 皆さんを嘆かせたと思うけれど・・・
私のような能なしを姑に(なりそうにないが)持てば
嫁さん気楽だなあ
どの程度の家事処理能力でも
わたしから見れば敬服 間違いない