年末の大雪 その２

　ホイルのボルトを留めているボルトを緩める方向がわかったところで、レンチをボルトに水平か少し上になる方向にはめました。手でちょっと押してみましたが予想通りびくともしません。車の屋根に手をかけて、滑ってコケたりしないようにゆっくりと体重をかけて一つづつ緩めていきます。一応対角方向で緩めていきました。

　緩め終わったところでジャッキを下に入れて車を持ち上げます。ここでもどっちに回すと上がるんだか下がるんだかわからなかったりしますが、これはちょっと回せばすぐわかるのでダイジョウブ(笑)。
　確か少し上げればいいんだよな、などと思いながら上げて、ボルトを完全に外して、タイヤを引っ張り出して外して、スタッドレスタイヤをはめて。

　タイヤが奥まで行ったところでボルトをまずは手で対角に締めていきます。ときにヒザで押しながら。ボルトを手できつく締めてからさらに軽くレンチで締めます。それからジャッキを緩めて車を下ろし、本格的にレンチで締めます。トルクレンチとかなわけではないのでどの程度締めるのがよくわわらなかったりもしてちょっと不安もあったんですが。足で踏むのは締めすぎだと聞いていたので手でぎゅっと締める程度に。
　ちなみにその日はホイルカバーをせずに途中でボルトが緩んでないか２，３度確認しました。

　それはそれとして、こんな感じで大雪の中を４輪、交換していったわけですが、タイヤも重いので２輪づつ運んだり、終わった後に夏タイヤを家に持ち込んだり、そういったあたりも大変でしたね。意味もなく夏タイヤにホイルカバーがわざわざはめてあったりして、それを外すのがまたちょっと面倒だったりとか。

　職場には車に凝っている人もいて、そういった人に言えば電動レンチやジャッキも車備え付けよりよっぽど簡単に上げられるジャッキを持ってたりする人もいたんですけどね。それまでの平穏なお天気の日には結局交換せず、こんな大雪の日に泥縄式に交換することになったのでした。

　終わった後はしばらくぐったり…。熱いコーヒーを飲んで、食事して、体力を少しでも回復してから東京に向かって走ったのでした。

　ちなみに大雪でしたから高速に入るときにタイヤチェックもありましたし、中央自動車道は八王子までずっと圧雪でした。
　一度バックミラーを見たら、後方でワンボックス車が安定を失って、中央自動車道の２車線を全面使った大蛇行運転してました。危ねぇ～、なんてチラチラとミラーで確認していたら何度か蛇行した後なんとか持ち直してまして、他人事ながら良かった良かった、ってなもんでした。
　八王子を降りてからも道路は圧雪で、ノーマルタイヤぢゃどうしようもなかったですね。

　年末の大雪の中でのスタッドレスタイヤへの交換で、年明け早々ぐったりとしていたのでした…。


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