MacあんどDTP&デザイン奮闘記

購入したMacが5台連続で初期不良品だった為、トラブル対策で学んだ事、DTP、デザインについて書いている。

Gデザイナーと根性

2005年06月09日 22時23分24秒 | Weblog
旧喜怒哀楽 2005年04月18日(月)から転記

出来上がったと思ったデザインを上司に見せて、そのまま訂正なしで終わる事は一度もない。
見習いなので、当然である。
「おお、いいねー」
と言っていていただく事があっても、その後すぐ
「んーとね、ここがこうだと、こうなってしまうからこうして、ここはああして、んで、。。。」
と何カ所も修正指導(駄目だし)を頂く。
何カ所も駄目だしされるので覚えきれず、大抵途中で
「あの、メモしていいですか?」
と、言い出さざるを得なくなるほどの駄目だしを頂く。

締め切り前に
「んーとね、ここがこうだと、こうなってしまうからこうして、ここはああして、んで、。。。」
「あの、あと30分しかないのでそんなに修正できませんー(泣)」
「出来る!やれ~」
「(泣)はい!」
。。。約20分後。。。
「あのー、後何分ですか~」
「えとねえ、10分」
「ひえー(@ @;;)」
と、言うようなやり取りをした事もあった。

このやり取りを聞いていた他の部署の方に
「あんなにしごかれているから、すぐ辞めると思った。」
「デザイナーってさあ、根性あるよね」
などと言われてびっくりした。

駄目だしでめげていたら、仕事にならない。
私は駄目だしを「しごき」と思った事は一度もない。
駄目だしを頂ける環境はとても貴重だ。
就職活動中、就職活動用に作った作品を誰にもみていただけぬまま落ち続け、あるご縁で知り合ったばかりのデザイナーさんに、すぐ
「作品を見ていただけませんか」
と、持ちかけて怒らせてしまったくらいである。
作品の駄目だしをいただけないつらさったら無い。
自分の作品がいけないのはわかっている。
でも、何がいけないのかがまったく分からないのだから。
自信喪失一直線である。

私は、駄目だしを頂けない方が「しごき」だと実感している。
これが”根性ある”という事になるのかどうかは、私にはわからない。

守りのデザインと攻めのデザイン

2005年06月09日 22時22分17秒 | Weblog
旧喜怒哀楽 2005年04月17日(日)から転記

先々週、ある教室のチラシデザインの依頼を受けた。
「デザインについて伺いたいので、御社に伺いたいのですが。。。」
という事で、我が社まで来てくれたのだけど、その日は上司がお休みだったので私がこのお客様の担当となった。
デザイナーがお客様と直接やり取りするということは、上司が知りうる限り初の事だそうだ。
(いつもは営業が間に立っているため、デザインについてのクライアントとのやりとりは電話で終わっている)

その方は、大方固まったデザイン案を持ち込まれた。
デザインに対するこだわりは大変なもので、
「この順番で、この文章のまま載せて欲しい。そして、このような感じのイラストが欲しいんです。」
という出だしだった。

しかし、そのデザインは主役と脇役の順番が逆だったり、文末も「致します」「ございます」と「ます」「です」混在の文章だったりで、それら訂正をした方がよい箇所を数カ所指摘していくと、
「あー、そうですね!なるほど。そのほうがよいですね」
と納得された。
最近理解できたことや、上司に教えていただていたことのほとんどすべてをお客様に分かりやすように説明して、初の直接打ち合わせは終わった。
お客様は最後に
「勉強になりました。色々ありがとうございました」
と、お礼を言ってくださった。

少し前までの私だったら、こういう展開にはならなかっただろう。
お客さんの要求に応えようとするあまり「大体こんな感じ」という持ち込みイメージに近いデザインをしてしまい、上司曰く「守りのデザイン」になっていた。
「持ち込みイメージをぶち壊す事からやれ。攻めのデザインをしろ」
というのが、ここ最近口酸っぱくいわれている事である。

上司に
「この通りにして欲しい」
というお客様には、お客様の要望通りのものと、こちらでデザインしたものの2種類を用意してよ、といわれて2種類用意した。
さらに、用紙の色とインクの色が中々決められないお客様だったので、チラシの仕上がりカラーのイメージがつかめるよう、それぞれのデザインを赤や青色にプリントした用紙を用意した。

2種類のデザインをみたお客様は即座に、こちらでデザインをしたチラシを気に入って
「これにします!」
と言ってくれた。
そして、後日地図の修正をしたものを見に来社してくれた時
「このチラシ家族にも大変評判が良かったです。すてきなチラシをありがとうございました」
と言ってくれた。

「攻めのデザイン」の重要性を実感すると共に、やはり直接お客様とやり取り出来るっていいなあ、と実感した出来事だった。