私は、今まで憧れのデザイナーがいなかった。
でも、「こういうのを制作したい」という明確な作品パターンはあったので、それを作れるようになりたいと日々努力していた。
基本的に私はシンプルなデザインが好きだ。
どういうような感じが好きかというと、例えばサントリーのお茶や缶コーヒーの電車の中つり広告の展開の仕方が好きだ。
電車の中つり広告は同じ車両内に大抵数パターンある。すぐ横に違うパターンの広告があるから、「他にもないか」と、車内を見ていきたくなる。それのひとつひとつが、どれをみてもシンプルで、ぱっとみてすごく印象に残るものが多い。
また、こういった展開だけでなく、前回いいなと思っていた広告の缶コーヒーの姉妹品が出た時、その商品のイメージキャラクターが建物の中にいて、イメージキャラクターの後ろの窓の外に、前回の姉妹品のイメージキャラクターがちょこっといるのを見た時「あー、なるほど、電車の中つり広告でもこういう展開の仕方があるのか」と、感動したのだった。
これらの事を、あるデザイナーさんに言った時、
「デザイナーになりたくなったきっかけとして、あこがれのデザイナーがいて、その人の作るようなデザインをしたくなった、というのが普通なんだ。んで、その人の真似をしていったりしているうち、デザインの勉強ができるんじゃないか。あこがれのデザイナーがいないのは、デザイナーになりたい思いが本気じゃないんじゃないかと私は思う。デザイナーズ年鑑とか見て、早く憧れのデザイナーを見つけなさい。」
と言われてショックだった事がある。
その時は
「こういうのを制作したい」という明確な作品パターンがあるのに。。。どうしてそれじゃ駄目なのか?」
と、思ったのだけど。
「この人だ!」というデザイナーさんに出会った今は、その人の作品はもちろん、考え方まで憧れるデザイナーがいるという事は、やはり影響が違うな、と思う。
最近、ある人に数点作品を見てもらって、アドバイスを頂いた。
ロジカルではない配置には違和感があると指摘してくれて、それを直したファイルを送ってくれた。
それを見て、自分のデザインの配置の仕方や余白の取り方の他に、何となく自分のデザインの何がいけないのかがつかめた気がした。
けど、はっきりつかめないのがもどかしいまま、それから数日すぎた。
数日後、今までした事がないデザインの依頼がきた時、お客さんが持ってきた素材をすべて使おうとして、苦労した。
それで、元上司に見てもらった時に
「与えられた材料をすべて使うことがデザインではありません。作ろうとしているものの本質をよく理解して、それにふさわしい材料を増やしたり減らしたりしながら作っていかなくてはなりません。つまり考えは料理と同じです。
依頼する側は必ずしもすべてを理解して材料を振るわけではないので、その辺のさじ加減を調査してあげるのもデザイナーの仕事です。材料の表面的なところだけを見て判断せず、作ろうとするものの本質を見抜き、それにふさわしい材料の組み立てができるキメ細やかな感性も身につけるようになってください。」
と言われて、更に何がいけないのかがもう少し具体的につかめた気がした。
物の本質を考えるって事はどういうように物を考えたら良いのかがまだ良くわからないままだったけど、以後、少し作品がかわった。
いい方にかわったのが、チラシなどを見たお客さんの反応でわかるようになってきた。
更には、チラシの制作をしたお客さんが、ご指名でティッシュ広告を依頼してきたり、メニューも依頼されたりと、リピーターが出てきた。
なんだかうれしい。
と思ってた矢先。。。「この人だ!」というデザイナーさんに本で出会った。
今発売中のDTP WORLDという雑誌に載っている水野学さんだ。
物の本質の考え方を話してくれているのだけど、例えば、
”最初からポスターを作る事は考えていない。アウトプットがポスターの必要があったから、ポスターにしましょうと提案したものなんです。”
といった話なのだけど、この方の話がすっと頭に入ってきた。
今まで実は、物の本質なんてつかめないよと音を上げそうだったけど、物の本質の考えるという事が、努力すれば出来そうな気がしてきた。
今日、お客さんとあるお店のOPENチラシについて、打ち合わせをした。
うちは、営業が反響が出る為の提案をして、何をどのような印刷方法で作成するかまで決めるのだけど、本日は営業が同席しなかったことをいい事に、その時、水野学さん式の考え方で、お店の反響が出るようにするにはどうしたらいいのか、などから考えて提案してみた。
結果、チラシ作成だけでなく、メニュー作成も依頼され、次にOPENする、違う業種のお店のOPENチラシ作成も依頼される事となった。
そして、それぞれのお店に良いであろうチラシの用紙サイズ、用紙の種類、印刷方法、チラシの巻き方を提案したら、それぞれそれに決まった。
最後はお店の名前も相談される事になり、お店のコンセプトから考えて提案した名前をお客さんが非常に気に入り、それに決定した。
営業に打ち合わせた内容と結果を報告すると、すごいじゃん!とびっくりして喜んでいたので、今後も機会があれば、この打ち合わせ方法でいこうかな。。。と思っている。
でも、「こういうのを制作したい」という明確な作品パターンはあったので、それを作れるようになりたいと日々努力していた。
基本的に私はシンプルなデザインが好きだ。
どういうような感じが好きかというと、例えばサントリーのお茶や缶コーヒーの電車の中つり広告の展開の仕方が好きだ。
電車の中つり広告は同じ車両内に大抵数パターンある。すぐ横に違うパターンの広告があるから、「他にもないか」と、車内を見ていきたくなる。それのひとつひとつが、どれをみてもシンプルで、ぱっとみてすごく印象に残るものが多い。
また、こういった展開だけでなく、前回いいなと思っていた広告の缶コーヒーの姉妹品が出た時、その商品のイメージキャラクターが建物の中にいて、イメージキャラクターの後ろの窓の外に、前回の姉妹品のイメージキャラクターがちょこっといるのを見た時「あー、なるほど、電車の中つり広告でもこういう展開の仕方があるのか」と、感動したのだった。
これらの事を、あるデザイナーさんに言った時、
「デザイナーになりたくなったきっかけとして、あこがれのデザイナーがいて、その人の作るようなデザインをしたくなった、というのが普通なんだ。んで、その人の真似をしていったりしているうち、デザインの勉強ができるんじゃないか。あこがれのデザイナーがいないのは、デザイナーになりたい思いが本気じゃないんじゃないかと私は思う。デザイナーズ年鑑とか見て、早く憧れのデザイナーを見つけなさい。」
と言われてショックだった事がある。
その時は
「こういうのを制作したい」という明確な作品パターンがあるのに。。。どうしてそれじゃ駄目なのか?」
と、思ったのだけど。
「この人だ!」というデザイナーさんに出会った今は、その人の作品はもちろん、考え方まで憧れるデザイナーがいるという事は、やはり影響が違うな、と思う。
最近、ある人に数点作品を見てもらって、アドバイスを頂いた。
ロジカルではない配置には違和感があると指摘してくれて、それを直したファイルを送ってくれた。
それを見て、自分のデザインの配置の仕方や余白の取り方の他に、何となく自分のデザインの何がいけないのかがつかめた気がした。
けど、はっきりつかめないのがもどかしいまま、それから数日すぎた。
数日後、今までした事がないデザインの依頼がきた時、お客さんが持ってきた素材をすべて使おうとして、苦労した。
それで、元上司に見てもらった時に
「与えられた材料をすべて使うことがデザインではありません。作ろうとしているものの本質をよく理解して、それにふさわしい材料を増やしたり減らしたりしながら作っていかなくてはなりません。つまり考えは料理と同じです。
依頼する側は必ずしもすべてを理解して材料を振るわけではないので、その辺のさじ加減を調査してあげるのもデザイナーの仕事です。材料の表面的なところだけを見て判断せず、作ろうとするものの本質を見抜き、それにふさわしい材料の組み立てができるキメ細やかな感性も身につけるようになってください。」
と言われて、更に何がいけないのかがもう少し具体的につかめた気がした。
物の本質を考えるって事はどういうように物を考えたら良いのかがまだ良くわからないままだったけど、以後、少し作品がかわった。
いい方にかわったのが、チラシなどを見たお客さんの反応でわかるようになってきた。
更には、チラシの制作をしたお客さんが、ご指名でティッシュ広告を依頼してきたり、メニューも依頼されたりと、リピーターが出てきた。
なんだかうれしい。
と思ってた矢先。。。「この人だ!」というデザイナーさんに本で出会った。
今発売中のDTP WORLDという雑誌に載っている水野学さんだ。
物の本質の考え方を話してくれているのだけど、例えば、
”最初からポスターを作る事は考えていない。アウトプットがポスターの必要があったから、ポスターにしましょうと提案したものなんです。”
といった話なのだけど、この方の話がすっと頭に入ってきた。
今まで実は、物の本質なんてつかめないよと音を上げそうだったけど、物の本質の考えるという事が、努力すれば出来そうな気がしてきた。
今日、お客さんとあるお店のOPENチラシについて、打ち合わせをした。
うちは、営業が反響が出る為の提案をして、何をどのような印刷方法で作成するかまで決めるのだけど、本日は営業が同席しなかったことをいい事に、その時、水野学さん式の考え方で、お店の反響が出るようにするにはどうしたらいいのか、などから考えて提案してみた。
結果、チラシ作成だけでなく、メニュー作成も依頼され、次にOPENする、違う業種のお店のOPENチラシ作成も依頼される事となった。
そして、それぞれのお店に良いであろうチラシの用紙サイズ、用紙の種類、印刷方法、チラシの巻き方を提案したら、それぞれそれに決まった。
最後はお店の名前も相談される事になり、お店のコンセプトから考えて提案した名前をお客さんが非常に気に入り、それに決定した。
営業に打ち合わせた内容と結果を報告すると、すごいじゃん!とびっくりして喜んでいたので、今後も機会があれば、この打ち合わせ方法でいこうかな。。。と思っている。