MacあんどDTP&デザイン奮闘記

購入したMacが5台連続で初期不良品だった為、トラブル対策で学んだ事、DTP、デザインについて書いている。

Winでデザイン

2009年01月23日 19時14分18秒 | Weblog
Winでデザイン制作が出来るって思ったより強みですね。

知らない方の為に、ちょっと簡単に説明するとデザイン会社などではMacというPCでデザイン制作をする所がほとんど。

元々Winで制作したデザインデータがあって、それを元に修正したり、データを使いまわししたいという場合、ソフトやOSの相関性、フォントなどといった問題から、Macでデータを開くと文字の位置がずれたり、文字化けしたりといった問題が起こって、そのままではデータを使いまわせない事が多いんですね。

という背景があるので、MacもWin環境も整っている私の元には、元々Winのデザインデータを持っていて、今後もWinデータが欲しいクライアントが口コミでやってきます。

本日もポスター一枚のほぼ修正だけの飛び込みの依頼があったんですが、価格交渉をする前に、新規依頼以上の破格の価格を先方から言ってきてびっくり。

今までお願いしていたWin使いのデザイナーさんが辞めてしまい、新規でいくつかあたるも「Winじゃできない」と断られてかなり困っていたからの、破格の価格。
即引き受けました。

私も前は「デザインするならMac」と前はMacにこだわっていたし、そういう人もまだ多いと思う。

けど、それと同じくらい「PCは単なる道具」と良く聞きますが、ホント道具にこだわりすぎる必要はないとつくづく思います。

私はWinでもMacでも同じ物を作れるので、顧客の希望や今後の事を考え、どっちを使うかを決めています。

フリーランス

2009年01月23日 18時03分54秒 | Weblog
去年の3月にコンサルタント会社を退職しました。
転職をする予定が、今はフリーランスのデザイナーです。

そうなった経緯や考え方を書きます。

退職した時は、人材募集をしている会社が少ない時期だったので、ちょっと就職活動した物の「募集が多い時に効率的に活動しよう」と、数ヶ月リフレッシュ。
去年の年末頃から転職活動を始めたのですが、ご存知の不況で応募先がどこも応募者多数。(一社につき2、300人以上の応募があるらしいです)

面接複数回を行う等で、以前は選考期間が2週間程度だったのに1ヶ月掛かった事も。
また、採用されても不況によりひどい条件の所もあり、面接でそれが分かり、採用されても辞退した時もありました。
(週一休み、月半分終電まで残業、一年間各種保険無し、手取り18万など)

それで、こちらとしてもじっくり会社を選びたく、転職期間が長期化が決定。
転職期間を”しのぐ”つもりで知人達からのデザイン依頼を受け付け始めました。

「会社努めて無いんでしょ?お抱えデザイナーが仕事のえり好みするから、首にしちゃったんだけどデザインの仕事はあるから困ってる。勤めるまでの間で良いから引き受けてくれない?」
「友達がデザイナー探してるんだけど、会ってくれない?」
最初は相手もこんな感じだったので、こちらも気軽な気持ちでのスタートでした。

ロゴ、パンフレット、名刺etc…普通の商業デザインです。
外人の知人も多いので、外資系の仕事も受け付けました。

外資系企業の制作経験はなかったのですが、相手がそれでも良いと言ってくれたのでロゴや名刺制作を引き受けてしまいました。

以前は実務経験があって、自身が無い物は引き受けない。という考えでしたが、
「やった事が無くても、見よう見まねでトライしてみる。」
で良いんじゃない?と、先輩デザイナーから以前言われた事があった事もあり、引き受けてみたのです。


勤務している時は、クライアントとの直接やり取りもあまり無かったのですが、プレゼンから何もかもクライアントとの直接やり取りです。

会社に勤めていた時から企画、外注管理、制作進行、納品まで何でもやっていたので、デザイン業務に付いては何の問題もありません。
ただ、いかんせん大きいデザイン事務所や大手企業デザイン部にいたので、営業、会社の廻し方等がわからず、その点ではクライアントから心配されたり、アドバイスを頂いたり、指導されてしまう事もあるような始末でした。

相手が外人の場合、日本語が話せても、メールは英語でと頼まれて、ビジネス英会話はおろか普通の英語も基礎会話レベルの私は
「お世話になっております」の出だしや、最後の「敬具」の挨拶に当たる物は何かと悩む始末。
知人を紹介してくれた友人に、知人に書くような気軽な英語を使っていたことを指摘されて冷や汗かいたりしましたが、おかげでビジネス英語のメールのやり取りの勉強をさせてもらいました。

そんなこんなのうち、クライアントは徐々に知人達の取引先等に拡大して行き、今では気軽さは無くなっていき、デザインも中国語を扱う仕事等広がりを見せています。

私は元々は
「どこかのデザイン事務所で勉強しないともっと立派な一人前のデザイナーになれない」
と言う考えだったので就職してない今の私は、自分でフリーでは成長してないつもりでした。
でも、それは違っていたようです。

退社直後の面接ではプレゼン力不足を指定され
「プレゼン力はもっとあった方が良いね」
なんて言われたのですが、最近は
「プレゼン力が大事だと思うのですが、その点は問題ないですね」
「提案するの、得意なんですね」
と言う言葉に代わりました。

会社勤めの時の作品は
「丁寧で、奇麗な仕事だね」
という面接官の反応でしたが、フリーになってからの作品はのびのび作ったからか
「これ、良いですね!私、こういうの好きです」
と言われる事もある様になりました。


じゃあ何で希望の会社に採用されないかと言うと、
「これだけ出来るのに うちではそれに見合った給料が出せない」
「不況でなければ是非来て頂きたかったのですが、不況で一人しか雇えない。…ものすごく悩んだ結果である事をご理解ください」
といったような感じの長いお詫びと共に最終選考で落ちています。

会社勤めはこれが最後と決めているので、面接でいまいちのフィーリングだった会社には採用されても妥協しないでお断りをして、フリーをやりながら、転職活動をする予定です。
ちなみに、今回フリーでやってみて初めて、フリーでやるには足りないものが見えてきたので、勤めても会社の許可を取って週末や終業後にフリーを続けて行き、将来はフリーだけでやって行く予定です。