駄目だしと、怒られる事

最近、仕事の質がだいぶ変わってきました。
進行管理とデザインを責任を持って行うように、という方向で仕事を任せられるようになってきました。
でも、やる事が多くなったので頭がこんがらかり、同時進行で思うように仕事を進められなくなってきました。

私は、なぜかやる事なす事全部だめな日があります。
どうにも自分を（仕事を）立てなおせられないまま、終電の時間が来て「徹夜します」と言ったのに「いいから帰れ！！」と怒鳴られて帰宅する事もあります。
その日は、私の代わりにチーフが徹夜して仕事を終わらせました。

次の日はちゃんと仕事が時間内に終わったのですが、昨日の事を怒られずに
「今日はやはくかえっていいよ、頑張ってたから。いつもこうだと助かるね。」
と言われて、余計落ち込みました。

チーフは最初のうちは駄目だしもあまりしない人だったし、私がディレクターに駄目だしされると
「まあ、最初は怒られるのも仕事のうちだから」
と慰めてくれちゃう人でした。

なので、”甘えたさん”と、たまに言われる私としては、甘える環境があるのはよくないので私から
「怒られたとは思っていません、駄目だしはアドバイスであって、怒られる事は別だと思っています」
といったのですが、その次の日から、チーフの態度ががらっとかわりました。

かなりきつい言葉を使った駄目だしをしてくるようになりました。きっと、何かに遠慮してたんですね。
きつい＝もっともなこと＝言ってくれたほうがありがたい事
駄目だしはありがたいことなのに、めちゃくちゃきつすぎるときが最近度々あるので、前にチーフに言われた
「怒られるのも仕事のうち」
を、怒られたのではないのに、つい思い出してしまうようになってしまった自分は、逃げ場を作ってしまっていて駄目。駄目だしと、怒られる事は別だってば、と自分にいい聞かせて今週も頑張らねば。

情報の整理

「情報の整理」と書くのはとても簡単だけど、行うのは難しい。。。
自分じゃ情報の整理が出来たと思って、制作にかかるのだけど、指摘されて気がつくと出来ていないのが情報の整理。

チーフに
「自分の扱う物わかってる？」「渡した資料ちゃんと見た？」
と言われた時、最初のうちは渡された物全部の全体にちゃんと目を通したのに、どうしてこういう事を言われるのかわかりませんでした。
「見方」がいけないんだという事に気がつくまで、だいぶ時間がかかってしまいました。

例えば、ある雑誌のプロフィールのデザイン変更をする仕事がきたんですが。
渡された本１冊、くまなく見てそのページだけじゃなく、全体なルールを見てから制作に取りかかりました。
でも、写真の置き位置を考える時に”ちゃんと情報収集が出来ていなかった”という事を自覚しました。

「どうしてその位置なのかな？これは連載物だよね。毎号、顔の向きが同じだった？顔の向きとか違う角度の写真が来ても、その位置で大丈夫なのかな？バックナンバー見て、ルールがあるかとかチェックした？」
と言われて、渡された本１冊しか参考にしなかった私は、はっとしました。
言われなくても、バックナンバーを探さなくちゃいけなかったんです。
こんな時は情報収集の仕方・整理が、未だに出来ていない自分が自分で歯がゆくなります。


これだけじゃなくて、先週は根本的な間違いも犯しました。
資料は会社近辺には大きな本屋が無いので、時間がない時は会社内で資料を探します。

企業の幹部向けの情報誌の数ページ分、全部で９案のデザインを出すお仕事が回って来た時の事。
その時、私が手にしている社内の資料を見て、チーフが「は～。。。」となりました。
「今やっているのは、雑誌だよね、どうして広告系の資料見ているの？」
「タイトル回りのデザインの参考にしようと思って。。。」
「広告のタイトル回りが参考にならんとは言わんけど、雑誌やってんなら雑誌を参考にしなきゃ。経済誌とか見た事ある？ああいう雰囲気でしょが！。。。このページね、本文が主役なの。あくまで本文が主役なの。タイトルは本文を読ませるもの。だから、広告系の資料見ても意味ないのね。」

と言われて、経済誌は社内に無かったし、この時に会社を出ないと本屋が閉まってしまうので、小さくなりながら
「経済誌、読んだ事が無いです。。。今日早く帰って、本屋によりたいのですがいいですか？」
と言ったら。
「○○の下版があるでしょ！先週は代理で下版したけど、今日は駄目。どうして制作初期の時間がある時に、本屋に行こうと思いつかなかったのかな！」
と言われてしまいました。

更に
「前にふだんから雑誌に目を通しておくように言ったよね。言った事結構忘れていない？こういう事になるから、雑誌に目を通しておくように言ったのね。」
「ゆさこさんは、なんかがっつきと言うか、必死さが足りないように思える時があるのね。僕は読みもしない雑誌をを買うよ。ざっと目を通しておしまい。でも、そういう事が大事なのね。」
と言われてしまい、猛反省。

男性社員を巡って、偶然経済誌を所持している人がいないか社内を巡ろうとすると、私が見落としていた色々なデザインを一冊の本にした本をチーフが渡してくれました。

今までは、週末の隔週にしていた本屋通い。しかも最近デザインについて書いてある本しか見ていなかった私。
今週から毎週末本屋に行って、雑誌系をよく見ようと反省しながら、チーフが渡してくれた本を参考にしてデザインしなおした案をチーフに出すと、
「さっきよかまとまったじゃん。」
と言ってくれました。

チーフに仕事をまわした担当者に、チーフにOKをもらったデザイン案を見せると
「（前回カンプに出した物より）良くなったね」
と言われてうれしくなったものの。。。
扱う物が変われば初心者状態になり、まだまだ根本的な事が出来ない自分が情けない。。。
と、へこんだのでした。