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MacあんどDTP&デザイン奮闘記

購入したMacが5台連続で初期不良品だった為、トラブル対策で学んだ事、DTP、デザインについて書いている。

感覚と数字

2005年10月31日 00時05分12秒 | Weblog
前の会社で元上司には、数字に頼った制作はするな、と言われていました。
例えば、フォントサイズの違う文章の行間を同じにすると、詰まったように見える行が出てきたりします。(つまり、目の錯覚)
そんな時に数字に頼って同じにそろえてしまってはいけない。自分が同じ行間に見える様に感覚で作りなさい。と言れてそのようにしてきました。
カーニング(文字間の空きの調節)も、感覚でやれ。数字で行うな、といわれ、そのようにしてきました。

この会社では、イラストレータとフォトショップという2つのソフトでしかDTPをしていませんでした。
イラレVol.9では、角版やイラストの回転などはマウスで直接データを触って変更できたりするので、数字的にきっちりした制作をしたくない場合は、そういった制作が出来ました。

今の会社では、それが痛い事になっています。クォーク3.3では、角版の角度は数値入力です。
その他諸々、数値を入力しなければいけない場合がたくさんあります。
例えば、どのくらいの数値を入力すれば、どのくらいカーニングした事になるのかも、最初は掴めずいちいち出力して確かめていました。
その途中でチェックが入ると、
「何やってんの、カーニングの仕方おかしくない?」
といった指摘をたまに受けました。(今もですけど)

そんなこんなで、日々数値と格闘している私。
先週の金曜なんて、左に40度くらい傾けた角版を、ぐるっと反対向きにまわしたかったのですが、即座に何度と入力したら良いのか出てこず、角版を拡大したパソコンの前で、「こっちにこうしたいんだけど。。。」と、思っているうちに無意識にハンドルを回すように両手をまわしていました。
それを見たチーフに爆笑されてしまい、恥ずかしい思いをしました。
データを数字で作れるようになってから、感覚でも出来るようにしておけば良かったと、後悔です。

忙しい時に限ってマシンが…

2005年10月13日 23時18分46秒 | Weblog
忙しい時に限ってマシンが。。。と言う話は、たまに聞くけれど、本日はまさにそれでした。
しかも、WinもMacも!

WInは他の方と交互に使っていたのですが、CDもMOも認識しなくなり、他の方がメンテナンスしてまして、その方も
「頼むー、これで治ってくれ~締め切りすぎてる~。あ、なんとか大丈夫かも。悪いけど、先に使わしてくれ~!」
と、焦りモード。

それで、ディレクターの指示で総務のWinマシン使わせて頂きましたが
「あっちも、こっちもMOドライブ入ってない!フォトショ入って無い」
などと、総務中騒ぎに巻き込んでしまいました。

Macも他の方と交互に使っていましたが、これは私がシステムから「デスクトップの再構築をやってくれ」みたいなダイアログ出されて、デスクトップの再構築やPRAMのクリアやったり、最後はノートン先生使って小康状態にしました。
(システムファイルが100個位壊れてて、修繕しました。)

ようやっとマシントラブルから解放されたら、今度は出力順番待ち。
おかげで私も納品が遅れました。(汗
出力確認してたら間に合わない!ってことで、まずデータだけ先に送るハメに。
とほほ。

そんなこんなでばたばたやっているうちに、会社案内やら、定期発行物やら(これは、企画会議に参加しただけだけど、それで私の担当が決まりました。)どんどん仕事が振られてきちゃいました。(汗

Quark XPress 3.3/4.○

2005年10月08日 17時15分25秒 | Weblog
Quark XPress 3.3/4.0のマニュアル本として、知人に教えて頂いたこの本
DTP入門 MENU MASTER
-Quark XPress3.3/4.0 for Macintosh対応
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/guest/cgi-bin/wshosea.cgi?W-NIPS=9973062485

書店には無かったので、手に取っての内容確認が出来なかったが、エクスメディア出版なら間違いがないだろうと(私にはエクスメディアのマニュアル本が分かりやすいので)、実際に手に取ってみる事無く注文した。
この本が今朝届いた。早速読んでみると、分かりやすい良い本だった。

この本には、うれしい事に、Quark XPress4,0デモ版が付いている。これは、デモ版にありがちな日数制限はなかった。
残念な事としては、CD内には4.05のアップデータも入っていたが
「選択されたファイルはFat Quark XPressのアップデート可能なバージョンではありません」
というダイアログが出て来て、アップデートできなかった事。

デモ版の制限として
●ファイルが保存できない
●1度に5ページまでしか印刷できない
●常に出力時にQuark XPress Demoの文字が印刷される
●新規ライブラリが作成できない
と言う事などがある物の、他の機能は全部ちゃんと使用できるようだ。

しかし、ファイルが保存出来ないと言う事は、つらい。(^^;;
私が所有している、ご老体のPower Mac G4(OS9)はフリーズしやすい。
フリーズを心配しつつ使用していると、案の定、作業工程の3分の1程の所で、コマンド+Zで戻れない作業が出て来て、あれ?と思ったら、タイプ2のエラーが起きて、アプリケーション終了となってしまった。

タイプ2はメモリ不足のエラーだから、どのくらいメモリを増やしたら良いか調べ、これと同じにしてみる事にした
vol.7 トラブルシューティング[1] >Quark XPressが頻繁にフリーズする>(1)メモリー配分を増やす
http://www.ognet.jp/bekkan/index.html

※おまけ※
Quark XPress3.3/4.○関連で、DTP入門 MENU MASTER以外で私が貸してもらったり、購入した本をご紹介。
●現場の必須テクニックQuark XPressの仕事術
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/guest/cgi-bin/wshosea.cgi?W-NIPS=9972001563
これは、DTP入門 MENU MASTERの次の段階の本。

●ここまでできるQuark XPress3.3/4.1ヒント&テクニック
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/guest/cgi-bin/wshosea.cgi?W-NIPS=9976502303
これは、超テクニック満載!という帯が付いているだけあって、初心者向けではなく、いわば逆引き辞典のような本。

退社直前のマニュアル作成で

2005年10月03日 00時02分49秒 | Weblog
先月末で一応無事退社した。
部下が、あまり注意力や記憶力の無い方だったので、最後の数日はマニュアル作成に費やしていた。
このマニュアル作成では本当に悩みまくった。

部下がどのように注意力が無いかと言うと。
例えば、入社時からデータのロックを解除してから入稿データ作成して下さい、と言い続けて早3ヶ月。
いいかげん、入稿手順はもう言わなくても大丈夫かな?と、退社3日前に入稿データ作成のテストを3回やった。
。。。3回ともデータをロックしたまま入稿データ作成をしていた。
それで、入稿データ作成の詳しいマニュアルを作った。

それで再度テストの結果。入稿データの作成はさすがにパスしてくれた。
そこで「入稿データを発送するだけになったら、言ってください」
といって席を離れると、データ作成OKで気が抜けたのか、メイディアに何も書かないし、封筒に出力紙とMOだけ放り込んだ状態で
「終わりました~」と言って来た。

1つ出来るようになると、今まで出来た事が出来なくなるって、、、ということは
「メディアに会社名を書いたラベルを貼り、宅急便のラベルに宛先を書く」
までマニュアルに書かなきゃいけないのだろうか。。。

以前、マニュアルがあると、それに記載してある事だけしかしなくなるので、マニュアルを作らなくなった、と誰かが言っていた気がする。
手取り足取りすぎるマニュアルは、善し悪しだと私も思うが故に、どこまでマニュアルに書くか悩んだのだ。
あたしの後の方は、実務1年以上で、入稿経験者を募集をするし、彼も特色の入稿やカタログ作成の入稿は何十年もして来たらしい。
そういう段階の方向けには、どこまで書き込んだマニュアルを作るか悩んだので、元上司に見てもらった。
ちょこっとしたアドバイスはもらったけど「よくまとめてあります。ご苦労様でした。」
と言うマニュアルだったのに、結果がこうである。マニュアル作成って、本当に難しいなあ。。。


私は、今まで勤めた会社でも、今回退社した会社でも、ほとんどの事は1回で覚えた。
上司に2回以上同じ事を説明させた事はほとんどない。
3回言わせたのは2、3回だけである。

どうやって覚えるか。
ある程度聞き続けて、覚えきれなくなりそうな時は断ってメモを書く。
書くことが許されない雰囲気の時は、その場で作業して覚え、説明が終わったとたんメモした。
(作業しないで聞け!と怒られた事も多々あったけど。)
私は不思議と一回メモすると、大抵の事は覚えられる。
メモしないで覚えた気がする物は、時間が経つと忘れる。
しかし1回でもメモすると、ちゃんと覚えられ、そのメモを2度と見なくても大丈夫、という事が多い。
これは緊張して覚えようという気があるから出来るのだと思う。

部下にはこういった意欲を感じられなかった。
ソフトの使い方、OSの使い方など、基本的な事で3回言って覚えてくれない事はメモを促した。
しかし、覚えない。
それ以上、毎回説明していられないので、本の購入を勧めた。
数日たっても本を持ってこないので、購入しなかったのか聞いたら、本は購入したけど家にあると言う。
「家にパソコンは無いと言っているのに、家に本があっては疑問があっても調べる機会が無いでしょ、会社に持って来てください」
と言うと「はい」と言ったのに、その後も持ってこなかった。

何回か同じ事の説明を受けて、それを覚えられない方でも、何か努力をしている姿を感じられれば、何回でも時間と手間をおしまずに説明してあげたと思う。だけど、努力が感じられない部下には、
「メモは取らない、自分で調べもしない人には教える気が無くなるよなあ。だけど、私の教え方が悪いのかなあ、こういう人からどうしたら意欲を出せるのかなあ」と、悩んで来た。

自分で色々させようと、厳しくしたりと、教え方で悩んでるうちに時間が無くなったので、仕方なく色々なマニュアルを作ったんだけど。
辞める1週間前となっても、外付けHD内の探し出せないデータの入っている場所を聞いてくるので、いつまでたっても覚えてくれないOS上でのデータ検索の仕方、外付けHD内の大まかなデータの在処の説明書類作成。
ついでに、電話が苦手のままなので、電話の受付け方マニュアル。。。といった感じの物まで作成した。
(電話の受付け方は、他の部署の新人さんにも役立つかと思ったので。これは「助かる~」と、喜ばれた)

ここまでしたのに、退社日に何かあったら電話していいか聞かれた。
一ヶ月だけなら良いと言ったら、今度はすぐ返事もらえるのか聞いてくるので
「夜中しか答えられません。帰宅は毎日日付が変わる頃なんですよ。それと、聞いて来ていい物は、自分で調べてからですよ」
といった。

これを知人に話したらびっくりされた。
「辞める会社にどうしてそこまでするの。普通そこまでしないよ。あんたアシスタントからで、今度の会社大変なんでしょ。自分事心配しなさいよ。」
。。。そうか、普通ここまでしないのか。。。元上司はある日突然いなくなったので、普通、上司が辞める場合は部下にどう引き継ぎするかが分からなかったんだよね。

気が抜けたが、退社日に決心を新たにする事があった。
部下からは、「お世話になりました」と言う台詞は無く
「おつかれさまでした」
と言う言葉をもらったけど
他の部署の人から、
「お世話になりました、お疲れさま」
と言う言葉とともに
「生花屋かと思ってはいったら、雑貨屋さんだったから造花になっちゃったけど」
といって、本物そっくりの花束をもらった。

感動してしていたら、帰宅中、花束をくれた部署とは別の部署の方からメールを頂いた。
Subject: お疲れさまでした。
>突然のご退職で超ショックです。これから時間があればお話ししたいと思ってた矢先でしたから。
>でも(社名)をお辞めになることは大賛成です。
>まともな人が居るべき職場ではないと断言します。良い人は次々と短期間で辞めて行かれましたし。
>今後いろいろと大変だと思いますが、どうぞ健康に留意され頑張って下さい。

省略

>私はゆさこさんの働く姿勢を尊敬しておりましたから。いつか機会があればお茶でもしたいです!
>本当にお世話になり、ありがとうございました。

私の働く姿勢を尊敬?。。。今度の会社ではアシスタントからだから、今回抱えたような悩みはしばらく無いと思うけども、今度の会社でも働きぶりを尊敬されるようなデザイナーになりたいと思う。