他人の命の価値

最近、無力感を感じる。


結局、他人の事は、
他人で考えてもらうしかないのか・・・・、


社員が自動車事故を起こした。
正直、大変やばい状態である。

当日は、総務、所属部署大あらわで
病院へ向かった。

親は心痛な面持ちである。

1週間たった今でも、
当人は意識不明、人工呼吸を付けて
救急病棟で眠っているのだ。

方や、会社といえば、
その日の午後からは平常を取り戻し
まるで、何事も無かったように
時間が進む。

オイラ数人は、通勤途上ともあって、
病院へ行くこともあるが、
ものの数十分で帰ってくる始末だ。

たとえいても、
何かできるものでもない。


そう、
驚くほど会社では、
日常の生活が始まっているのである。

社員間の会話に笑いもあり、
趣味の話もあり、
飲み会の話もあり、

同じ社員でも、

他人の命の価値は、
結局、こんなものなのだろうか・・・・

いや、オイラだって何が言いたいのか
わからない。
自分自身はその人の為に何をやってるか
と問われてもわからない。

ただ、当人は、今生きるか死ぬかを
彷徨っているのは確かなのだ。

だけど、
オイラは心から
その人のことを心配しているのか？

仕事が手につかないほど動揺しているのか？
そうではない。そつなく日常業務をこなして
家に帰っている。
家に帰って、子供の相手をして笑う。

わが身や近親者でなくて良かった、
と思っているだけではなかろうか？


いや、そもそも
そんな感じを受けるのは、
ごく自然的なことか、

そんなことで、いちいち会社が
機能停止でもなるなら
いったい何の会社なんだ、とも


社員だから、まったくの赤の他人でもないのだが、

結局、他人の命の価値って
そんなに高くは無いのだろうか？

「一人の命は、地球よりも重い」って
かって誰かが言ってたけど、
単なる、ごまかし標語か！


ニュースで、
「今日このような悲惨な事件がありました」
ふ～ん！怖いね
それでおしまいなのである。


残念だが、認めよう・・・・

オイラが思ってるより、
どうも他人の命の価値は低い。

だから、
だからこそ、本当に家族の命を守るのは、
自分しかいないのだと！
【ヒゲ親父】

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