てんもく日記

ヒゲ親父が独特の感性で記録する日記。このブログがずっと未来に残るなら、子孫に体験と思いを伝えたい。

狂気と無気力

2010年04月11日 15時50分36秒 | 【ヒゲ親父】思考日記
昨日よりどうも体調が良くないです。

風邪の症状で、とにかく
鼻水がひどい!

外では桜が咲いて、花見時期なのに
「鼻水で花見ず・・・(なんちゃって)」

だから今日は
家でぼ~として
借りてきたDVDを見てた。
今日見たのは「ワルキューレ」です。
トムクルーズ主演の
ヒトラー暗殺計画の実話である。

そういえば、オイラ
ナチスもんは結構見てるな。
古くは大脱走、
シンドラーのリスト、
ヒトラー最後の12日間
そしてワルキューレか、
他もタイトル忘れたけど
いくつか見てる。

そんななかでも、シンドラーのリストは
心理的負荷が非常に重くなる
めちゃめちゃヘビーな作品でした。

人は回りの環境次第で、
いとも簡単に狂気になれる。

だって、考えてみれば
ゲームとはいえ、
人やモンスターを
殺しまくるソフトが人気あるのは
それに快感を感じている方が多い
ということでしょう。
まさに、狂気の片鱗の表れです。

過去の歴史では、
そんな虐殺や粛清といわれる
悲惨なことがしばしば行われてきた。

粛清といえば、
以前、聞いた話で
半分納得、半分理解不能
の話があります。

人類史上、最大の粛清は
ソ連時代において行われた
スターリンの粛清といわれてます。

絶対的権力を手にしたスターリンは、
当初、反対勢力や反乱分子の粛清を
何度となくおこなってきていました。

ついには他人を信じれなくなった
スターリンは、今まで自分を支えてきた
側近までもを次々と粛清として
処刑していきます。

脅迫観念に教われてた
とも言われます。

まわりの側近達は
次は自分か、次は自分かと
日々戦々恐々とすごしていました。

異常な環境状態にあったそうです。

不思議なのは、
その側近達はほとんど抵抗を
していないということなのです。

「明日、○○へ出頭せよ!」
と言われたら、それは死の宣告であった。
あるいわ、
「○月○日貴殿を処刑とする」
と言われても、
ほとんど抵抗無く受け入れたとのことであります。

「なんなんだ、
この人たちの無気力感は!」
と思ったのを憶えてます。

逃げたり、反抗したりは一切せず、
諦めの心境で粛々とそれに応じていた。
ほんとに不思議であり、
異常な状態であります。

スターリンが死ぬまで
そういう粛清は続けられた。


冒頭、人はいつでも
人殺しを平気で行える
狂気になると言ったように、

それと同じように
人はある環境下では、
何の抵抗力も持てない
無気力状態にもなるということ
であります。

現代社会に置き換えて
自分に当てはめたら
どうでしょうか?

今の世の中、
何も無くて処刑はされないけど
例えば、会社において
何の落ち度もないのに
「明日から会社に来なくて良い、今日でクビだ」
と一方的に言われたら、
あなたは抵抗感を持つでしょう、
それとも、無抵抗で受け入れるでしょうか?
【ヒゲ親父】
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