子供たちがそれぞれにもらってきたチラシを見ていて、
今日から公開される『あらしのよるに~ひみつのともだち~』の上映前の20分間で
映画のスクリーンを使っての読み聞かせ上映会が今日と明日の二日間で行われると。
ふと、そういえば子供たちは映画館に行ったことがないなぁ。。。と。
私がクリニックに勤務するようになってからの一年半の間ずっとお留守晩だった子供たち。
主人も夕方まではフリーなので5人で行ってみることにしました。
読み聞かせてくれたのは木村ゆういちさん作の『ひとりぼっちのガブ』というタイトルの絵本でした。
ほんとうに しんじられる ともだちが ほしい。
たたかわなくても いい ともだちが。
「あらしのよるに」の主人公、オオカミのガブが
小さかったころのおはなしです。
大好きなお父さんガルルと一緒に、
立派なオオカミになる訓練をしていたガブ。
そんなガルルが、仲間を守るために命を落としてしまう。
残されたお母さんは、ガブをガルルのように育てたいと厳しくするが、
ガブは優しすぎた…。
お母さんの厳しさに耐えられなくて、
友達グルリの所へいくと、
バリーに戦って順位を決めろと言われる。
そして、優しすぎるガブは…。
なのに、グルリは何度もガブを裏切る。
戦わなくてもいい、信じられる友達が欲しい。
仲間のために頑張っても、
ガブは褒めてもらえない。
ひとりぼっち…。
読み聞かせを聞いたあと、ガブが友達や仲間に裏切られたまま終わるストーリにかなり切なくなった私たち。。。
最後にお母さんだけが分かってくれていたことがせめてもの救いでしたが。。。
こういうことがあって後に映画のヤギとの友情へつながっていくんですね。
こうしてブログを書こうとして、絵本のことを調べてみて初めてそれを知ることができて
その切なさが和らぎましたが。。。
子供たちの心にはどんなふうに映ったのでしょうか。。。