りこの庭

風と緑が心地よい我が家の庭は
私の絶好の遊び場です

山陰山陽の旅③萩/宮島

2024-12-14 | 旅行

 

3日目、いよいよ旅の最終日です。

 

萩は慶長9年(1604年)に開府して以来

およそ260年にわたって毛利36万石の城下町として発展したところ

その後天災や戦災を免れたため町割りや建物、道など当時のたたずまいが

そのまま残っています。

そのため萩の町は今も江戸時代の地図がそのまま使えます。

萩城遺跡や武家屋敷、町家、維新の志士の旧宅、寺社などが現存し

その中で今も引き続き人々の生活が営まれているところが魅力です。

 

 

この日は平日だったこともあり

それ程観光客もいなく寂しいくらいでしたが

却ってその方が雰囲気が伝わります。

 

維新の志士たちの旧宅は一部を除いて内部も公開されています。

 

髙杉晋作の生家に立ち寄りました。

 

意外にこぢんまりした家でした。

家屋には入れませんが庭には産湯に使った井戸もそのままです。

 

 

城下町の江戸屋横丁にあった円政寺

高杉晋作や伊藤博文が幼い頃に通っていた寺として知られています。

 

この通りには木戸孝允や吉田松陰の旧宅もあり

こんな狭い町の中に日本を動かした人たちの家が多数あることにことに驚きました。

 

吉田松陰が主宰した私塾「松下村塾」の家屋

ここで高杉晋作、伊藤博文、山県有朋など幕末に日本の近代化に重要な役割を果たした

人たちが学んだんですね。

 

初めは狭い小屋にしか見えなかったのですがこの奥座敷で

机を囲んで若者たちが熱い議論を交わしていたようです。

松陰は、階級や身分に関係なく塾生を受け入れ

学問とは人間はいかにあるべきかいかに生きるべきかを学ぶことであり

知識を得るだけの学問ではなく志ある人材を育成しようと

講義より討論を重視した塾を目指していたようです。

 

室内にはここで

松陰と関わりのあった人物の写真が展示されていました。

そうそうたる顔ぶれです。

 

松陰の実家

松蔭が下田で海外渡航に失敗し萩に送られ野山獄に入れられ

翌年釈放となりここで謹慎生活を送ったという幽囚の旧宅

松陰は家族からの薦めもあり幽囚室で孟子や武教全書などを講じ

次第に多くの若者が参加するようになり、松下村塾を主宰するようになったそうです。

 

これも実際に行かないと分からないことで

こんな小さな建物で学んだ人達が新しい日本を作っていったのかと思うと

感慨深いものがありました。

。。。。。

 

午後は萩から広島へ

萩から宮島までは3時間ほどの長距離です。

バスの運転手さん、結構年配の方でしたけど3日間体力あるな~と感心しきり!

 

最初の目的地、厳島神社へ宮島口からフェリーに10分ほど乗ります

 

私は2度目、以前訪れたのはいつ頃だったか古いアルバムを引っ張り出すと

何と31年も前でした。

 

厳島神社の正面入り口の大鳥居が見えてきました。

この鳥居埋められているのでなく自らの重みで立っているところが凄い!

 

向こう岸に到着していよいよ神社に入るのですが

30年前訪れた時とだいぶイメージが異なり可なり鮮やかな朱色に見えて

あら、こんなふうだったかな?と

 

予想はしていましたが結構人も多くて賑やかで

あの頃とは全然別の神社に来たかのような錯覚に陥りました。

 

本殿では結婚式が行われていたのでそこはもう人だかり

 

以前登った豊国神社や五重塔が見えて

やっと少しずつ記憶が蘇ってきました。

 

本殿の方から眺める大鳥居

 

 

みくじ奉納所

 

能舞台

 

 

ここはもみじの名所でもあり

紅葉の盛りには遅かったようですが

もみじ山にも登りたかったな~

 

帰りの集合場所はお土産屋のだいこん屋さんで

もみじ饅頭とお茶をいただきました。

 

 

宮島を後に帰りのフェリーから眺めた夕日が やけに神々しく見えました。

 

これですべての観光が終了

意外にアッと言う間の3日間でした。

 

今回の旅、たくさんの名所にバスが運んでくれて気楽でしたが

やっぱりもうちょっと自由時間が欲しかった

 

それから私としては時期的に旅先の草花にも触れたかったな。。。

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山陰山陽の旅②出雲大社/津和野

2024-12-11 | 旅行

 出雲大社と云えば

やっぱりこの大しめ縄、全長13.6m、重量5.2tの大迫力 

 

出雲大社は大国主大神を祀るる神社で縁結びの神様として有名です。

縁結びと言っても

結婚、恋愛だけでなく仕事の縁、人との縁など様々な縁の御利益があるようです。

 

出雲大社の参拝は2礼4拍手1礼

これ 間違わないように!

 

私は 今までの良いご縁に感謝しながら

これからもよろしくと祈願してきました。

 

 

そうそう、ここ本殿では無く拝殿です。

 

 

こちらが八足門で

この門の先にご本殿があるのですがお正月の三ヶ日や特別な日しか入れません。

 

その代りというのか?

この西側の塀の外にこんな立て札と賽銭箱が置いてありました。

 

なるほど、そういうことと

再度心を込めてご拝礼!

 

神社ではついついおみくじを引きたくなる私

開いてみると何と吉凶占いが無い!

理由を巫女さんに尋ねると

出雲大社の「おみくじ」は

人生を前向きに歩むための神様からのお言葉が書いてあるとのこと

さすがだね~♪

でも、病気=重くとも治るって? 気になる^^

どちらにしてもあんまりネガティブには考えるなということですね。

。。。。。

 

 

出雲大社~津和野へ

島根県の端から端を日本海に沿って国道9号をただひたすら走ること3時間

途中道の駅 大田市の道の駅 ロード銀山のアナゴ丼

長いこと待たされ集合時間ギリギリでハラハラしたけれど美味しかった 。

 

津和野

山口県との県境に位置する津和野町は

山陰の小京都とも言われる旅情にあふれた町並みが魅力

 

津和野では地元のガイドさんが面白可笑しく30分ほど

ぐるっと町を簡単に案内してくれました。

津和野と云えばこの白い土塀と掘割の錦鯉

 

何かの番組で見たことがあります。

ここに菖蒲が咲いていたらもっと風情があったかもしれません。

 

藩校養老館

ここが八代目藩主が18世紀後半に設立された藩校

西周や森鴎外など多くの学者を世に送り出した由緒ある藩校のようです。

 

街並みの中にひときわ目をひく教会もありました。

 

ゴシック様式のカトリック教会

明治維新後も続いた

キリスト教弾圧で殉教した信者を弔うために建てられたそうです。

 

津和野川の橋の辺り

 

 

メインストリート本町通り

江戸時代から続く商家や古民家が並ぶレトロな街並みが特徴です。

自由散策でしたが限られた時間ではそう遠くにも行けず

行ける範囲をウロウロしましたが

なかなかステキなお店が沢山あるようで

例えば

お香やさん

 

食器と農具が半々のこの俵種苗店

やはりガーデニング好きの私はここが凄く気になりました。

種の瓶や袋が並んでいましたが種は固定種、在来種のみ

何かこだわりのありそうなお店

ここで珍し鎌を買いました。

やはりここも滞在時間がもう少し欲しいところです。

安野光雅美術館も心残りですが

ツアーだから仕方ないですね

この日の宿泊先の萩温泉の夕食はふぐ三昧

ふぐ料理って淡泊ですよね?

こんなに食べられないと思いながら

なぜか宿の食事って いつも勿体ない精神が働いて

〆のご飯まで残さず完食してしまいます。

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山陰山陽の旅①足立美術館

2024-12-09 | 旅行

早いものでもう12月

こんな忙しいシーズンにのんびり旅行してる場合ではありませんが

12月5日~7日 2泊3日 山陰山陽をめぐる旅へ出かけてきました。

 

コースは1日目=羽田発7:10~広島8:40着 ~足立美術館~玉造温泉泊

2日目=出雲大社~津和野~萩温泉泊

3日目=萩城下町~宮島~ 広島発19:35~羽田20:50着 

 

かなり広範囲をめぐる旅だったので移動時間が結構かかりました。

でもパッケージツアーなので全てお任せ

バスに揺られウトウトしてる間に目的地にたどり着けるのですから

この歳になると気楽でよいです。

。。。。。

 

1日目 足立美術館

ここは島根県安来市にある名園と名画の美術館

山と田んぼに囲まれた田舎にあり

隣にはあのドジョウ掬いの安来節園芸館もありました。

 

館内に入ると先ず主庭「枯山水庭」や

「白砂青松庭」など趣の異なる美しい庭園が見られます。

ここは約5万坪の広大な庭園

殆どがガラス越しでしか見られないのですが

それは庭園も一幅の絵画を楽しむように造られているからです。

 

確かにどこを見渡しても完ぺきに奇麗に整えられた 素晴らしい風景~☆

米誌ランキングで21年連続日本一の庭園に選ばれています。

 

そして近代日本画を中心に約2,000点の絵画コレクションを所蔵している美術館でもあり

そのうち、横山大観の作品は130点も所有しているので

大観美術館とも呼ばれています。

 

大観の名作「白砂青松」などをモチーフにした庭造りも多く

かなり大観への思い入れを感じます。

 

窓枠を額縁に見立てた生の額絵や床の間をくりぬいた生の掛け軸なども

見所満載

 

 

この銅像の方が創業者足立全康さん(1899ー1990)

 

実業家として裸一貫から成功した足立全康さん

「郷土に恩返しがしたい」という思いから昭和45年満71歳の時に

元々趣味で収集していた横山大観をはじめとする

近代日本画を基に美術館を設立しました。

 

そもそも、足立美術館がこれほどまでに庭園に情熱を傾ける理由は

まず日本庭園を通して四季の自然の美を感じてもらい

その感動をもって日本画作品にふれることで

日本画の魅力を理解してもらおうと考えたとのことです。

それは「美術に対して全く興味無い人でも庭園の良さなら理解できる」という考えからで

誰でも行ってみたくなる身近な美術館を目指していたようです。

 

館内には横山大観をはじめ、近代日本画壇の巨匠たちの作品も見られ

本館大展示室では童画コーナー、縁起物の日本画展、

冬の大観コレクションを鑑賞しました。

 

この他 北大路魯山人館、現代日本画展示室などもありましたが

滞在時間2時間では見切れません。

 

絵画は撮影禁止だったので

記念に図録を買いました。

 

写真を見てもお分かりのように今回は愛用のカメラを持たず

全てスマホ撮影でした。

ガラス越しの影響なのか?設定ミスなのか

ピンボケばかりでアップできる写真が無くて私としてはとても残念!

 

また心落ち着く庭園だけに

もう少しゆっくり鑑賞する時間が欲しかったです。

 

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那須・コピスガーデン

2024-06-06 | 旅行

那須・花巡りの旅2日目

このコピスガーデンは趣味園やinstagramやYouTubeで度々目にして

いつか行ってみたいと思っていました。

行くなら薔薇シーズンがいいな~とインスタのメッセージで時期を訪ねたら

6月上旬ということで出かけました。

。。。。。

コピスガーデンは大森プランツという会社が運営しています。

大森プランツと云えば私はクリスマスローズのウィンターシンフォニーで馴染みがありますが

元は福島県の南相馬にあったのですが

原発事故で余儀なく那須に移動したのだそうです

 

オープンしたのは2013年の春

名前のコピスは 英語で雑木林、その名の通り

林に囲まれたナチュラルガーデンパークです

 

ここが正面入場口だったかな?

確か苗売り場は無料で 奥に見える立て札の先のガーデンが有料です。

 

エントランスのつるバラ・南部ザクラが印象的でした。

こんなおおらかなつるバラに惹かれます。

 

入場したばかりなのにこんなところに目が行きした。

角っこ向きの三角の鉢ってあるんですね。知らないのは私だけかしら?

 

エントランスの先に一面に広がるバラ園が現れました。

 

道順がバラバラですが

バラ園の様子をざっくりと

 

 

レイニーブルーでしょうか?

綺麗に誘引されていますよね。

 

バラと宿根草の競演

 

バラは毎年植え替えしているとか?で

どのバラもよく手入れされているようすです。

 

 

私はこういうバラ園では土壌の様子をよく見るのですが

白い粉みたいなものが苗のまわりにまき散らしてありましたが

誰かがスタッフさんに質問していました。

苦土石灰のようです

 

 

 

ローランカブロル

 

ナディ―ヌエクセラリッシ

 

ローブリッター

 

ここがバラ園の一番のフォ―カルポイントでは無いかと思える辺り

趣味園の説明によると

立地の都合で右側からの日差しが期待できない一角

そのため左側にバラを

 

右側に半日陰でも育つ樹木を配しているのだとか?

 

ピクニックポイント

 

木に絡みついてるバラもありました

トリオンフドゥギヨーフィス

 

池にはアヒルちゃんもいました

 

 

 

バラだけでなく季節の花も調和のとれた植栽で

ここの咲き誇る色とりどりのバラは木々や他の植栽があるからこそ

その美しさが際立つのだと思います

 

苗売り場はヒロガーデン程では無いですがバラ苗も可なり充実した品揃い

 

 

デビットオースチンを始め、海外の有名ナーセリーや日本のナーセリー京成バラ園など

色々あり

 

私は2つのバラを買いましたが殆どが20%引きでした

バラ園中心にしか見ていないのですが

開園の10時に入り約2時間半、花苗売り場で約1時間もバラ苗選びをしたようです

規模としてはそれ程広くはないガーデンですが

見所がぎゅっと詰まったステキなガーデンでした

それに私達二人の足取りには疲れない広さでよかったです

 

また季節を変えて訪れてみようと思います

 

 

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那須・ステキなガーデンカフェ

2024-06-05 | 旅行

 

3月に車を新車にして運転が慣れたところで

夫がどこかドライブへ行きたいというので

那須の花巡りをリクエストしました。

。。。。。

一番の目的はコピスガーデン

趣味園やYouTubeそしてinstagramでこのガーデンを知っていましたが

規模としてはそれ程広くは無さそうです。

でもオープンから未だ11年目ならバラも新鮮な姿で見られるだろうと

インスタでバラの見頃の時期などを伺い6月3日又は4日お天気の良い方に

コピスに行くことにしました。

。。。。

=1日目=

6月3日は午後2時頃から雨の予報でした。

家を出たのが9時頃、高速を走るのが久しぶりな主人は緊張した様子

でも無事に那須に到着したのが12時半ごろでした。

先ずランチですね。

 

この辺りには季節の花が楽しめるガーデンカフェが沢山あるようです。

 

事前にガイドブックで見つけた「TEA GARDEN NATURE」へ

ここは名ガーデナー玉崎弘志さんと徳原真人さんが設計施工した美しいガーデンがあるんですよ。

 

早速お庭拝見

中庭の方から

 

反対側のつるバラが誘引されたところの撮影が失敗してまして

私にしては可なり凹んでます。

 

 

ロックガーーデンの植栽も参考になります。

 

広い敷地に芝生が敷き詰められてとても開放感のあるお庭

ここに羊が放牧されていたら

イギリスコッツウォルズか湖水地方だわ~♪

 

雨が降り出したのでスマホ撮影が上手く出来ず

ほんとはもっと緑がきれいでした。

芝生広場を超えた向こうまで傘をさして見学させてもらいました。

 

土砂降りの中の撮影ですが雰囲気伝わるかしら?

オーナーさんがディルフィニウムとおっしゃっていたこの花は

「ラークスパー(チドリソウ)だと思います」なんて余計な知ったかぶりをしてしまいましたが

「あら、そうなんですか?」とスマホで検索して納得していました。

でも色とりどりのラークスーパーの群生風景ステキでしたよ。

 

ずっと奥の小屋が雰囲気アップ~♪

雨が無かったらここでまったりしたいのに残念でした。

 

イギリス気分でアフタヌーンティーと行きたいところでしたが

お腹が空きすぎてこの二つをチョイス

 

 

 

カフェ内の拘りのインテリアもとってもお洒落

近くだったら何度も通いたい雰囲気です。

.......

詳しくはこちらで ⇓

ティーガーデンナチュール<br

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ティーガーデン ナチュール Garden park & Homemade cake 那須高原の澄んだ空気と鳥の声、さわやかな風に揺れる草花。 開放感のあるテラスから、 四季の移ろいとともに...

Gadenetガデネット

 

この後は 花苗屋さんのヒロガーデンへ

ここは私のフォロワーさんでもあるkokoroさん情報から知りました。

いつも珍しいお花を見せていただいております。

 

 

ここヒロガーデンは地域最大級の園芸店

宿根草、1年草の数々、種類が豊富すぎて

何を選んでよいのやら分からなくなりました。

 

特に4000本以上のバラ苗が揃う春の大温室は圧巻

丁度この時期バラの見ごろで

花の色や香りをじっくり観賞しながらバラ選びができそうです。

河本さんのバラが沢山あり誘惑されそうでしたが

私にはハードルが高すぎるので諦めました。

ここではバラは買わず 

 

特に欲しかった西洋芍薬2つとブルンネラを手にいれることができ

大満足!!!

ここでは全部で8個の花苗を買いしました。

 

 

詳しくは ここ ⇓

那須ヒロガーデン | 東都興業株式会社

 

翌日はお目当てのコピスガーデンに続きます。

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