義母のこと

もう随分義母のことを書いていませんでした
小規模多機能の施設にお世話になっていたので、直接私を困らせることもありませんでした。
我が家に居たときみたいに質問攻めも減ってきていました。
施設にお世話になり始めは、施設長さんに質問攻めだったそうですが、最近はおだやかになった感じがします。
というのは認知症の症状が進んだことを意味しているんです。
義母の症状はゆっくりでしたが確実に進んではいるんだなあと、何だか複雑な思いがします。

先月末以前申し込みをしていたグループホームから連絡があり急遽引っ越しました
施設から施設だったので引っ越し当日は混乱もなかったようです。
自分の部屋ができてとてもうれしそうでした。
「こがんよかとこになおってよかね？」としきりに聞いてきました。
「いいとよ～良かったねえ。お母さんはいいところにいつも住めるよねえ。」と言うとにっこりしていました。
前みたいに「お金はどうすると？」の質問はありませんでした。
ただ、入居されているかたに「ここは怒鳴る人はおらんですか？」って聞いていたそうです。
前の施設ではそんな人がいて怖い思いをしていたから、そのことは今でも気になってたんでしょうね。
本当に嫌だったんだなあって、可哀想になりました。
今度のグループホームは９人で認知症の方だけなので、おだやかに過ごせるかなあと思っています


義母が連れてきた猫のネネも７歳になりました
我が家に来て２年半、もうすっかりなれましたが相変わらずの気性の荒さには参ってしまいます。
まっ猫らしい奴です。義母はもうすっかり忘れてしまいましたが・・・

最近の義母のこと

義母が施設に入所して１年が過ぎました。
まだまだ、しっかりして見えます。
と言っても、日付け、季節、自分の年が全くわかりません。
息子たちの年もわからないと思います。
義母に「年はいくつになったかなあ。」と聞くと「私はいくつね？」と聞き返します。
「７５歳よ。」と言うと「えーっ、そんなになるんね。」とびっくりします。
この会話は毎回のことです

それでも、人生についてはいつも教えられます。
施設での人間関係の大変さや、自分がどうしてこんな施設に入らないといけなかったかを
くやしがり、罰があたったと
罰があたったのではないのですが、気持ちがわかるだけに辛いです。
人生の先輩の言葉は重いです。

義母は今・・・

義母に施設入所をしてもらってから、１ヶ月と１週間が経ちました。
なんやかやで、１週間に１回は面会している今日この頃
私もめまいに悩まされなくなり義母も慣れてきて
お互い良い関係を保てるようになりました。

しかし、保険の手続き（本人がしないといけないので）をきっかけにまたまた不安定になってきました
夜に施設からがあり、不安で眠れないとのことでした。

夕べ山鹿に義母とお泊まりだった主人はとても疲れていました
義母から前と同じ質問を何度もされたようです。
「可哀想やなあ。」「なんにも喜びがなくて・・・」と主人
何とも返事ができませんでした

今年の４月は不思議な４月でした。
桜が咲いているときに藤が咲き出したり、はなみずきもあわてている感じです。
シャクヤクもおおでまりも、何だか気ぜわしく咲いています。
今日は半袖Tシャツ一枚でOKでしたし、人間もおかしくなりそうですね

義母の記念樹のサクランボの木も義母とおんなじに元気がありません
ふっと見るとモズが蛙をサクランボの枝に串刺しにしていました
もうすぐ、季節は初夏です。
義母が落ち着くといいんですが・・・

あれから・・・

義母が施設に行って１０日経ちました。
電話が何度か、かかってきました。
自由にかけてもらえるらしく、何かあるたびにかけてきます
とても、元気でだいぶ慣れたと、様子を話してくれます。
私の病気のことを心配してもくれます
普通に話ができるんですが、その電話をしたことをすぐに忘れてしまいます。
先日かかりつけの病院に連れて行きました
それも、夕方には忘れていました
今日が何月何日なんて、もう随分前からわかりません。
暑いか寒いかだけで判断しているので、今日のような暑さでは５月かなと
思います
自分が我が家に持ってきた物を覚えていて、持ってきてと言います。
そして、「私はここをやめて山鹿に帰ろうと思う。」と小声で言います

私の耳は相変わらず蝉が鳴いています。
聞こえも悪い状態です。
めまいもあります
先日はあまりにも脱力感がひどかったので、このまま良くならないのかもと、
とても不安になりました

でも、義母の居ない生活に戻り、だんだんに気分も良くなってきました
仕事にも何回か行きました。
子供たちに元気をもらってきました

少しずつ元気になれればいいなと思っています

義母は・・・

体調を崩してしまいました
突発性難聴＋メニエル氏病になってしまいました
主人が義母に伝えると「やっぱり？いかんだった。もう、帰るよ。」と
でも、山鹿の義母の家に一人で帰らせるわけにもいかないし
そんな時偶然見学した山鹿の小規模多機能施設がオーケーをしてくださり、
月曜日から金曜日までの入所が決まりました。
土日は山鹿の家に帰るというサイクル(主人か義兄が泊まる）で、
有料老人施設の空くのを待つことにしました。
毎日繰り返される義母の疑問符？？？説明して納得して寝て、また次の日同じ疑問符？？？
いつも、「なんで山鹿に一人で暮らせんと？」義母も苦しかったでしょうね。
何とかしてあげたいと思う気持ちと、もう何も言わないでの葛藤を繰り返していた私の体が悲鳴をあげてしまって、介護の幕引きはやっぱり私でした
一緒に見学した施設をとても気に入っていた義母でしたが、前日住み込みで働きに行くと勘違いしていました
「ずっとみてあげられなくてごめんね。」と言う私に「あんたたちには十分過ぎるくらいよくしてもらった。」と・・・

あれから4日、今朝義母から電話がありました
「体は大丈夫かい？私はだいぶん慣れたよ。」
「ありがとう、おかあさん。」

あれから・・・

久しぶり・・・と思ったら、あれから約1ヶ月が経ったんですね。
義母は、我が家の生活に慣れてきてはいます。
毎日デイに行きながら、10日毎の「帰る病」を繰り返し
「帰る病」が起きたとき「帰られないよ。もう、一人では暮らせないよ。」と
言うと暗～い顔になります。
「帰る病」のときは何を言ってもダメと言うことが分かったので、何も言わずに
主人が山鹿に連れて行きます。
前回は兄にも泊まってもらいました。帰ると安心するのか、
2泊3日すると、我が家に戻ってくる義母です

でも、不思議なことに私の気持ちが2泊3日義母の居ない生活で、帰って来た義母を
受け入れられなくなっていることに、気がつきました
半日もすれば元に戻れるんですが、これからが心配です

昨日から、また「帰る病」の義母です。
今週も主人が、連れてお泊りです。

我が家に戻って来たときの私、大丈夫かな
なるようになるの心でやらなくてはですね

義母と同居して・・・

今日で15日目です。
先週は山鹿に帰りました。
主人がずっと居たお正月の間は、帰るとはあんまり言わなかったんですが、
主人の仕事が始まると、デイにいかない日は私と二人っきり
それが嫌なのかずーっと帰るオーラを出していたので、
主人と話し合って一度帰らせることにしました
9日の金曜日主人が夕食後連れて行きました。
ルンルンの義母、荷物をまとめベッドも持って帰りそうな勢いでした。
主人と義母を送り、部屋に戻った私はなぜか涙が出ました
せいせいしたー！のはずなのに・・・

その日は主人が泊まり次の日は叔母が泊まってくれました。
いちばん危ないガスコンロをはずし、電気コンロに変えました。
一人暮らしができるかなあって、思っているとき、「危ないよ、なんで帰らせたと？言う通りしたらいかんよ、認知症は・・・。
もう、みきれないんでしょ？」と兄嫁
12月末までは一人暮らしをしていた義母。
私は「なんで、そんなに・・・」と言いかかって飲み込みました。

義母の分からなくなっている部分はたくさんあるけど、まだ一人暮らしはできるだろうと考え、山鹿に帰したんですが、
山鹿に居る人たちはサポートできないようでした。
そんなに心配させてまでの一人暮らしはできないなと思い、我が家へ連れてきました

こちらのデイはとっても楽しいらしく、喜んで行ってます
デイに行きながら、徐々に慣れてもらうしかないなと思うようにしました。
義母の思いを一番ではなく・・・

これでいいのかなと自分に言い聞かせています。

一週間に一度のヘルパーに・・・

久しぶりにブログを開きました。
かなりの落ち込みモードでした
と言うのも、先月二回お泊まり練習をした義母の混乱ぶりをみて、
こんなに混乱させてしまったと責任を感じて、
自分を責めてボロボロになってしまいました。
もう、我が家ではみきれないと、白旗をあげてしまいました
主人と主人の兄夫婦に相談して、義母をホームにお願いしようと言うことになりました

そんな決断をしていたとき、こちらのデイサービスに見学に行き、いろいろと
話しているうちに、何だかもう一度頑張れる元気が出てきました
そのデイサービスの方のお話が、本当にわかりやすく、しかも、家族の気持ちを
くんでくださって、とてもありがたく思いました。
私自身が駄目になったら、みんな駄目になるので、無理をせず頼れるところは頼ろうと決めました。

義母との関係も一週間に一度のヘルパーで、今月は過ごすことにしました。
実は、二回目のお泊まりの次の日、山鹿に帰ってから、私の名前は忘れられてしまいました。
私が主人の嫁と言うことも、忘れられてしまいました
今は大丈夫です

そんなこんなで、来月は我が家からそのデイサービスに通うことにしました
グループホームにも申し込みをします。
どこもいっぱいですぐには、入れないらしいです。
まだまだ我が家で暮らせることを願い、いつかは無理になる日のことを考え・・・
どうなるかはわかりませんが、とにかくやってみます

初めてのお泊まり・・・

義母が我が家に、初めて泊まりました。
いずれは、一緒に暮らすようになるのですが、その前に少しずつ慣らしをと思い
計画しました。
当日の朝、迎えに行きました
私「お母さん、お迎えにきましたよ。」
母「なんね？行くとね？よかよ。」
私「？？？」
前日にも電話で知らせていたのですが、やっぱりでした
昼過ぎ我が家に到着
すぐに草取りを始めた母、みるみるうちにきれいに取ってしまいました。
母「草取りをしていると何にも考えんでいいから、好きやわあ。」
そんなことを言いながらの母は、認知が入っているようには見えません。
そして、夕飯も「美味しい、美味しい。」と、たくさん食べました
夜もふけた９時、
母「私は一万円しか持ってきてなかったああどうしようか。」
私「大丈夫よ。うちだから、要らないよ。」
母「家に置いているお金を取られる。帰ろうかな・・・」
私「今日はお泊まりだからね。お風呂に入って寝よう。」動揺しながらも、
平然を装って、気持ちを切り替えさせました。
何とか、うまくいきましたが、先が思いやられる一日でした。

母は、何か心配になると急に混乱が始まります。
最近は落ち着いていたんですが、今日は飼っている猫がケガをして
何にも食べないとのことで、もうとても、混乱しています。
電話の回数が増えて、私を混乱させます

明日は行ってきます

お買い物へ

「おはよう！○○でーす。」
「あっ、○○さんね。」
「今日、後で行くからね。」
「はいはい、待っとりまーす。」
このやりとりで義母が元気かどうか、分かるようになってきました。

４０分程かかって山鹿に着きます。
嬉しそうに迎えてくれます。元気な笑顔だったので、ひとまず安心
買い物に行きたいとの義母のリクエストでミスターマックスへ
先日買ったスカートを気に入って、もう一枚欲しそうだったので、どうかなと思ってすすめてみました。
「洗い代えにどうね？」
「洗い代えね？」と、少し不服そうでしたが、一応選んでいました。
「やっぱり、柄はこっちがいいわあ。」と、着て行ってた前買ったスカートを、見せて納得していました。・・・なるほど、同じ物は二つは要らないんだ。
そう言えば、何でも、余分なものは買わない義母でした。
「他に買う物はなかった？」
「洗剤を買わなんだった。」
あれ？この前も買わなかったかなあ・・・
まっ、いいっかあの私です。
指摘すると、落ち込んでしまうので知らん顔するようにしています。
高額のときは、やんわり「あらー、この前買ったと思うよ。」って具合にね

それから、帰りにジョイフルでランチをしました。
そこで、２年前まで習っていたフラダンスのお友達と偶然会って、
それはそれは、最近見せたことのないような笑顔になり、相手の方も再会をとても喜んでくださり、短い時間でしたがとても楽しい時間だったようです。
「あのひとたちに、会えてよかったあ」と、家に帰ってからもずっと
言ってました。
フラダンスは義母にとって、楽しかった場所だったんでしょうね

熊本への帰り道、何だか嬉しい気持ちになれた私でした。