と、私の分だけ残された夕食を一人寂しく食べた。
今日は ぷう の剣道のレッスン日なので、家族は早めに晩ご飯を終わらせて、ぷうと彼女は剣道場に出かけていったのだ。
寂しい
無性に寂しくなって涙をこらえながら食事をしていると、突然インターホンが鳴った。
何だろうと涙を拭きつつインターホンに出ると郵便局だと言う。
玄関を開けると、宅配の荷物を渡された。
(宅配便の袋に入っていますが何故だかゆうパックでやってきました。心無しか郵便局の人は不機嫌そうでした。)
受け取りのサインをしながら、送り主の住所を見ると、秋田
おおおおっ、この送り主の名前とこの手触りはひょっとして
あの、地元の人でさえ滅多に口に入らないと言うマボロシの「善さんのいぶりがっこ」ではないかぁ。
・・・生きてて良かったぁ。
この優しさにまた涙してしまいました。