A Clockwork Gallus

A Clockwork Gallus

ベッドに乗っかり

2009年05月31日 | 今日の〈ねじ式〉(完結)
壁にもたれて本を読んでいたら、彼女が、その周りを座敷箒で綿埃を集めながら「そう言えば昔はムラカミハルキなんて好きじゃなかったのじゃない?」と疑問符を付けて質問して来た。

「私が昔ノルウェイの森の赤いのと緑のとを買って来た時、”また、ブームに乗せられてこんな本買って来て”って言ったでしょ」と言った。

私はしばらく考えて「あの時はそれほど好きではなかったけど、どこかでポイントが切り替わったんだよ。昔の僕がが有る時点で今の僕に切り変わった」と返事した。

彼女は「小難しいほうに変わっちゃったんだねえ」と言った。

「残念ながら」と返事した。

晴わたる

2009年05月29日 | 今日の〈ねじ式〉(完結)
曇り空が残るかと思っていたら午前中はいい天気になりました。

晴れ渡る青空でした。

ふと、校歌の頭のところを思い出した。頭のところだけだ。

その後どう続くのだったか気になったのだが、どうしても思い出せなくて、そう言えばと思い立ち中学校のホームページを検索したのだが、残念ながら校歌は載っていなかった。
思い切って「お手数ですが続きを教えていただけないか」と、思い出した頭のフレーズを書き中学校宛にメールを送った。

この校歌にとても思い入れがあり、当時の学生生活が懐かしく思い出されます、などとちょっと頑張って文章を作った。
何せ母校なので、ちょっと緊張したのだ。

夕方返事が来た。
そこには「恐らくそれはあなたが通われた高校の校歌だと思います」と書かれていた。

ご連絡どうも有難うございます、と返送した。  はずかしい。

※    ※

高校のホームページを開いたらちゃんと校歌が載っていた。

晴わたる大わたつみを
渡りくる潮のかをり ♪
緑なす松の影濃き
勝浦川清き望みを
とことはに若き流れの
川波によせて歌はん ♫

結構良い詩なのだ。

久々に

2009年05月28日 | 今日の〈ねじ式〉(完結)
毛鉤釣り関連の話が続いている。

今日、近所の本屋で「フライの雑誌」を買ってきた。

有る時、もう買い続けるのをやめようかと思ったのだが、この本だけは何となく続いている。
年4回なのでこれぐらいは良いかなと思っている。

その他の雑誌はきっぱり買うのをやめた。

でも最近のフライフィッシャーのオマケのDVDが気になる。
あれはずるい。新手の「袋とじ」だ。

手持ちのリーダーが無くなったので

2009年05月28日 | 今日の〈ねじ式〉(完結)
ファールドリーダーを作ろうかなと思っている。

オフシーズンに作っておけば良かったかな。

今のラインに結わえてあるのは去年からのもので、何度かへんな風に絡まって、そこを切り詰めて結わえ直してあるのでもとの長さからずいぶん短くなっている。

ラインも先の方のコーティングがひび割れてぼろぼろだ。
今度はシルクラインにしたいと思っている。

キターーヽ(`Д´)ノ!のログ’09 阿寺川編

2009年05月28日 | キターーヽ(`Д´)ノ!のログ(完結)
ここんところの釣りはほとんどが小さな沢筋ばかりなので、フライラインをキャストするにはかなりストレスが溜まる。
そのかわりそんなところなので入渓する人もそう多くなく、一日竿を出せば退屈しない程度に釣れるのだけれども、さすがにそんなとこばかり通っていると、たまにはもう少しラインを伸ばして心地よく毛鉤釣りをしたくなるのだ。

だから、阿寺川に行って来た。
ここは今までに楽しく釣れた記憶がまったく無い。

ずいぶん昔に砂小屋キャンプ場の少し上で別れる北沢で、まあまあの岩魚が釣れた覚えがあるけれど、それきりなのだ。

時間帯にもよるのだろうけれども、確かに渓相は良いし入渓もしやすいのだけれども、流れる水もとても美しいのだけども、それほど魚影がない。
いつも不用意にばしゃばしゃ水に入る私の足元から逃げる魚の影を、あまり見た事がないのだ。

でも、そんな阿寺川でも釣果をのぞまなければ毛鉤の釣りをとても楽しめるので、ときどきこの砂小屋キャンプ場まで足を運ぶ。
ただ、キャンプシーズンに入ると、砂小屋キャンプ場の駐車場に違法駐車しづらくなるので(お金はちゃんと払いましょう¥1.000円です)五月のうちに、と思い行って来た。

お昼を挟んで前後1時間づづくらい釣り上がってみた。
開けた川なのでフォルスキャストしながら移動できるのでらくちんだ。

それにしても、何だか魚の気配がない。珍しく誰も他に入っていないようなのだが何の反応もない。
いつもはここまでたどり着くまでに数台の車を見かけるのだが今日は1台もなかった。
このキャンプ場にも車がない。
そして魚までも見かけないのだ。
それでも頑張って毛鉤を流していると、ようやくアマゴらしき魚が毛鉤をくわえた。と思ったらすっぽ抜けた。

肩のところにいたアマゴが毛鉤を追ったがくわえられずに落ちて行った。

頑張って頑張って、どうにか一匹釣れた。足元が悪かったのでひとつ下で取り込もうと無理矢理引っこ抜いたら、落ちたところで鉤からはずれた。

木陰の中を狙ったらなんとか毛鉤をくわえてくれたのだが、すぐに上から垂れ下がった木の枝にティペットが絡まった。
焦って木の枝から糸をはずす前に魚がはずれた。

幾匹かがすっぽ抜けた。その度に毛鉤を交換した。

目の前に下がった枝の下で黒い影が浮いているのが見えた。今度こそはと慎重に毛鉤を投げた。
少し前方の左寄りに落ちたのでダメかなと思ったのだが、ピックアップは出来ないのでそのまま流し続けた。
たるみなのでゆっくり流れる。しばらくするとその黒い影がふらりと毛鉤に向かって泳ぎ出し、すっと飲み込んだ。
竿を立てると魚の感触が伝わって来た。



※    ※

ようやく一匹のイワナを釣る事が出来た。黒いイワナだった。それほど大きくなかったけれどもようやくの魚だったのでちゃんと写真を撮ってあげようと、足元の石を並べ直して舞台を整えネットから出して横たえてカメラを構えようとしたら、ひと跳ねして川の中に消えて行った。

※    ※

何だか疲れ果てて、もう引き上げようかなと思っていた頃、石の脇で流れた毛鉤を突いた魚がいた。うまくくわえられなかった。もう一度流したらまた出て来た。またくわえられなかった。もう一度流した。まただめだった。もうあと3度くらい流したが毎回出て来てはうまくくわえられずに沈んで行った。

何度流しても必ず出て来るのでしつこく流していると、ようやく毛鉤をくわえる事が出来た。

今日唯一の写真を撮った。

ちっちゃい。


今日は本当に何をやってもダメな日だった。
そんな日の帰り道を撮影しておいた。


キターーヽ(`Д´)ノ!のログ’09 長者畑川編

2009年05月26日 | キターーヽ(`Д´)ノ!のログ(完結)
出来るならば今年は毎回違う溪に入ってみようと思っている。
そんななわけで、長者畑川に行く事にした。

蘭川が富貴畑の堰堤で2つに別れ上流に向かって左側が長者畑川になっていて、この川沿いにかなり奥まで車で進むことができる。
いつも、どこに行っても道路があり溪には堰堤があるので驚いてしまう。動物もびっくりだろう。

以前に一度、ほんの少しだけ竿を出したことが有ったのだが二匹のヘビに出会したのでそれ以来足が遠のいていたのだ。
獣に出逢うのはもちろん嫌だが、このニョロリも大嫌いなのだ。

その時は2つの堰堤の間の短い距離を釣っただけで逃げ出したので、その先がどうなっているのか気にはなっていたのだけれども、いつも釣行時間にあまり余裕がないのでどうしても脱渓ポイントのわかっている馴染みの溪に行ってしまう。

初めての溪に行くときはいつも、2万5000分の一の地図を片手に溪と林道が近づいていそうな地点を気にしながら釣り上がるのだけれども、最近はGoogleマップの航空写真で下調べして行くのだ。
ただ場所によって詳細なところとそうじゃないところがあるので、すべてが市街地レベルの精緻な写真になると本当に便利だろうなあと思う。
南木曽のあたりはまだ比較的解りやすくて、地図上で川をさかのぼって行くといろいろ発見があって面白い。
旅客機が空を飛んでいたりなんてのもあるのだ。

※    ※

前日にGoogleマップで確認しておいた脱渓出来そうなところまで車を走らせ、目印を見つけておいてから下の堰堤まで戻り釣り上がることにした。

堰堤の上の砂地の流れの中でアマゴらしき影が見えた。
毛鉤を流したらちょっかいを出しにきたのだが鉤にかかる事はなかった。



ほんの少し先ですぐに、ひとあた程のアマゴが毛鉤をくわえたが、足元に寄せたところで鉤からはずれて流れ消えて行った。

見上げると、朝残っていた雲が無くなり青空になった。

この後3時間程釣り上がった。6~7寸前後のアマゴと岩魚が10匹程釣れた。



※    ※

帰り道に小猿らしき物がぺしゃんこに潰れて道路に横たわっていた。