こんばんは。
昨日の「福岡県知事選挙」の投票率が出ました。
前回は2021年で、まだコロナ過だったこともあり、29.61%だったのですが、今回は、31.58%でした。前回より2ポイント近く増えてはいますが、まだ3分の1に届きません。
まあ、現職の服部知事に共産党以外の政党がほぼ「推薦」を出していたのと、服部知事に対する批判や、大きな論点も無かったので、現職一人勝ちの状況ではあったのですが。
もう少し、感心を持ってもらえれば。
【どこへ向かうのか】
アメリカのトランプは、NATOに対して不満を持っているようで、確かにNATOに対するアメリカの負担額はヨーロッパ、カナダ等と比較すると大きいのですが。
EUは、緊急で「防衛費の増強」を決めました。
ドイツは、基本法(憲法)を改正して、国の債務の上限を決め制限をかけていたのですが、それを撤廃し、防衛費などの増額に向けて進んでいます。
そして、今日見たニュースでは。
『F35に飛び火する米国のロシア寄りの動き…欧州の同盟国、テスラのように不買運動か』
記事の内容は、アメリカと同盟国(ヨーロッパ)の関係悪化により、アメリカ製第5世代戦闘機のF35(ステルス戦闘機)の調達の見直しが進むとのこと。これは、テスラのEVと同じように、アメリカに対する不信、信頼感の減少によるもので、F35の調達を進めても、修理用部品の供給とソフトウェアのアップデートを終了してしまうと運用できなくなる懸念があるためとのこと。
それくらい、アメリカ(トランプ政権)への不信感が募っているということです。
それ以前に、カナダもアメリカとの関係悪化により、「F35調達計画の見直し」を行うと発表しています。
日本は、F35Aの調達を進めており、会場自衛隊の「いずも」「かが」をF35Bを運用できるように改修し、空母化を進めています。
トランプ政権の今後の4年間。更に、その後、トランプと同様の考えを持つ大統領が出てきた場合、日本の安全保障は大丈夫なのかという懸念も出てきます。
結局、ヨーロッパ各国やカナダがF35の調達を辞めた場合、アメリカのロッキード・マーチン社(F35の開発製造元)は痛手を受けるでしょう。
ただ、ロッキード・マーチン社は否定していますが、簡単なリモート操作で戦闘機を使えなくする「キルスイッチ」をF35に仕込んでいるという可能性も指摘されているとのこと。
トランプは、本気で「アメリカだけで」、「アメリカが強くなれる」と思っているのでしょうか。同盟国、友好国を切り捨てて、攻撃し、反感を買い、離れていくことばかりしていると、とても、アメリカ製品の輸出が伸びるとは思えないのですが。
アメリカの製造業が、アメリカ国内市場だけで伸びるとも思えない。
ある記事では、
『トランプは「関税」で国内製造業を守る前に、国内製造業の技術力などの強化に注力すべきだ。』と書いていました。
アメリカが貿易赤字である理由の一つに、アメリカ製の製品の競争力が輸入製品に対して劣っている可能性も考えられます。それは、品質、性能などなのか、単に「価格」なのか。
ただ、高度な技術で製造された製品が必要で、国内で調達できなければ、「関税分」を負担しても輸入品を購入するしかありません。
「関税」をかければ、海外に工場を作った製造業も国内に戻ってくるだろうという目論見も分かりますが、国内に製造拠点を戻すということは、そう簡単ではなく、期間も掛かります。
どう考えても、今、トランプがやっている「政策」は得策とは思えないのですが。大丈夫なのでしょうか。(トランプではなく国民が)
どこへ向かおうとしているのでしょうか。
では、また。
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