吉田 和充氏は、下の写真のような、「ゲンゴロウとか 多くの虫たちが田んぼにいたが、今は全く見かけない」と、確かにそうである。稲の害虫を殺すために、多くの虫たちを犠牲にしている現実があります。
蝶は偏食で、ひとつの種で同じ種類の植物しか食べないそうです。
吉田氏は言われる、蝶の採集のためには、蝶が食べる植物を見つけることから始める。色々な蝶を採集するためには植物学が必要であると。
西岡常一棟梁が、「自分は祖父から、大工をするには農業高校に行くように言われ農業高校に行った」 という話を聞きました。
人が暮らす建築を目指すなら、農業や林業が必要な気がする。いや、すべての自然を相手にする生業(なりわい)の人々の言葉を参考にする必要があると思います。
ふかふかの大地に植林された木は、強い台風や干ばつで、倒され枯れる、それは平成初年に佐賀県を襲った台風と翌年の干ばつで証明されている。いっぽう、大地にしっかりと根を張って、残っている木も数多くありました。
自然というものを改めて、考えさせていただきました。